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荒技ショートショート_ 撃破

ゆっくりと立ち上がった。そして、久し振りの勝利を祝い、拍手をした。

裏では、WBCで日本がベネズエラに負けたという速報は届いていたが。目の前の、マイナースポーツの試合で、何とか我がチームが勝利したことへの安堵感が私の心の中で、勝った。

そしてつくづく、思い知った。

勝負は、時の運であるということを。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。


さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「ゆっくりと」から始まる文章を自由に書いてみませんか?ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。初めての人も大歓迎!いうことで。

そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【木工用バント】で。裏のお題が【課金ホームラン】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今回は、「闇があるから光がある」というお題で作品を投稿してみませんか?いうことで。

今回は、このお題を文中に入れよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、虹風さんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・ゆっくりと」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。





私の友人に、退職してから幼稚園バスの運転手になった人がいます。

今度の火曜日が卒園式で。それまでに風邪は引けないと、過去最近マスクをしています。

年長さんは、先週の金曜日が最終のバス通園だったといいます。

涙がこみ上げてきたと、友人が教えてくれました。

季節は巡る。世代は替わる。バトンは、渡されてゆくのですね。


子供たちのむかしむかしを思い出し。この季節は、私も、少しアンニュイな気持ちになります。


そんな世界を読ませてもらいました。ありがとうございました。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんのふたつの表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部のお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。とうとう3年半に突入した。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

荒技、乱発しすぎてるんじゃないか?って、えぇ、まぁ…


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 撃破」約410字を、どうぞ。


涼はゆっくりと立ち上がった。

そして、財前に軽く手を挙げた。




今回の悪の組織の企ては、大規模だった。多彩な怪人が投入された。


木型は酸素を目いっぱい吸い込み大量の二酸化炭素を噴出する。工業ロボット型は的確に先を読み狙撃して足止めする。用途不明型は、自分が壊れるまで爆音を出し続ける。

これらは、野球でいうと自分を犠牲にして次に託す戦法だ。

更に、体格の大きい怪力の怪人はパワーで涼を捻じ伏せることを課されている。そしてボスキャラ怪人は、頑丈な金属製で、涼の物理攻撃を寄せ付けない。


こうして涼に小出しのダメージを重ね打ちしておいて、大型の怪人で一撃必殺を繰り出してきた。



だが、全ては失敗に帰した。



合わせ技を繰り広げようが、強化しようが、涼の格闘技と財前のアーマノイド技術のシナジーの前には、歯が立たず、蹴散らされた。




財前がポツリと呟いた。


「闇があるから光がある。光は闇に決して屈さない」





名残惜しそうな夕陽が、山の端に、静かに沈んだ。


《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、私が水曜日に書いている「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章やタイトルに入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんと今月の山根あきらさんのお題については、今日もここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【木工用バント】→木型、工業型、用途不明型。それぞれの前座怪人が犠牲になりながら小さなダメージを重ねていきます。所謂、犠打、バントでチームプレイの精神です。


②裏のお題が【課金ホームラン】 |д゚)チラッ→涼をパワーでねじ伏せることを課されたり。金属の頑丈さで攻撃を跳ね返すことを企図したり。一撃必殺=ホームランを狙ったボスキャラ怪人達が、今回は投入されました。


何ですと?わからない?理解できない?しっくり来ない?

当然です。全部“荒技”ですから。笑



ちなみに今回のカバー画像は、「WBC」で検索して選びました。





それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。

そんなこんなを家内に語ろうとして後ろを振り向くと、空のソファーが、静かに笑っていた。

先日から家内は、あるプロジェクトで、都心のホテルに泊まり込んでいる。

シーンとした部屋の空気に、なんだか、心が追いつかない。



昼間のやりとりからすると、家内は、元気なようである。

家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。





だから。





これで、いいのだ。

荒技…また来週、チャレンジだな


(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。


お題がムズすぎて頭が回らないって、話

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