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kamei_kana1223
カップ
帰宅すると机上に怪しげなカップが置いてあった。
中を覗くと……例のマイクロテープが置かれてあった。
テープは自動で回りはじめる……。
お疲れ様。コジくん。
今回のミッションは、女王陛下のアイブロウペンシルを、削ってほしい。
分かっているとは思うが、最重要ミッションである。途中で挫折したり、無かったことにして証拠隠滅を図るような、エージェントにあるまじき行為だけは、決してしないように。
例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。
プシュ〜!
マイクロテープは、煙とともに跡形もなく消滅した。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
今どき「テープ」とか、「回る」は、無いぞ。笑
ふふふ、ふふ。
私には秘密道具があるのだ。圭果さんに頂いた。

実はこれ、めちゃくちゃ優れもので。私のハンド削りなど、もう不要なのだ。





ミッション、コンプリートッ!
さっちゃんが帰宅してきて、喜んで言った。
「コジくん、いや、優れものの削り器、ありがとう!」
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、ミッションが、簡単に終わったんだから、エネルギー余ってるよね。倍返しね。
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。


