ショートショート_相棒
思い出すのは、最初に私がnoteの世界にやってきたときのことだ。
そのときのことを思い出したのは、小牧幸助さんのこの企画記事からである。
今日の冒頭は、この企画記事に寄せて書こう。ほんのちょっとだが。
あのとき、岸田奈美さんの、「キナリ杯」という企画をやっていて。それに応募しようと思っていた。
岸田奈美さんを知ったのは、今でいうXで。投稿が面白いから、毎日追いかけて読んでいた。
その岸田奈美さんが、noteの世界で企画をするという。そのためにはnoteのアカウントをとり、そして投稿することが条件。ということで、私はnoteの世界に来たのである。
そして、投稿はその一度きりのはずだった。全く、noteで投稿を繰り返すことなど、考えてもいなかった。
そもそも私は、どんなSNSにも、アカウントは作り、人をフォローするが、投稿は一切しない、読み専だったのだ。
それが…。
何にしても、小牧幸助さんは、noteの世界が4周年らしい。心から、「4周年おめでとうございます」と、言いたい。
そして。私の記事のようなものを読んでくれる人に、心から、お礼を言いたい。
ありがとうございます。
そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。
さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、木曜日に出る。
そして、今回のお題は、「思い出す」から始まる小説・詩歌・エッセイなどを自由に書いてみませんか?ということで。
そして、たらはかにさんからのお題は…。
表のお題が【連続達人事件】で。裏のお題が【連続執事試験】|д゚)チラッということだ。
また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。
今週の青ブラ文学部のお題も、哲学的である。
「詩と真実」というお題で作品を書いてみませんか?
「詩と真実」という言葉は、ゲーテの作品タイトルから採りました。
「詩と真実」という言葉を、タイトルあるいは作品中で使用してください。
ということで。
あきらさんは、自らを「妄想哲学者」と称していらっしゃるが。妄想ではなくて、真の哲学者だと私は思う。しかも、英語も数学も堪能。そして、水泳好き。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
あきらさん、万能だな。
まさに。
3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。毎週、ほんとうに励みになる。
また、今回は、のりさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。
今週も、「シロクマ文芸部・思い出す」で検索して飛んで行き、「シロクマ感想文」を少し、コメントにて残した。
さくら、どこにいるのだろうか。元気にしていれば良いと思うのだが。
桜の季節に来て、そしていなくなった、さくら。
嫌でも思い出しのだろう。その、桜の季節に。
子供達も家から独立し。そうなると、否が応でもまた、桜の季節に思い出ししてしまうのだろう。
桜の季節は、出会いと別れの季節と言うが。私には、別れの季節の印象が濃い。自分でもなぜなのかはよくわからないが、桜の季節は、何だか寂しい切ない気持ちになる。
春なのに。ため息が出たりする。
昔のアイドルの歌謡曲の歌詞みたいだ。
春。一筋縄では行かない、美しい季節が、また、やってきた。
ほろりと図らずもこぼれ落ちる涙は、いつも、花粉症のせいにしている。
今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんのお題(青ブラ文学部)、4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文まで、5重の荒技。そしてさらに、今回は小牧幸助さんの企画、「noteことはじめ」も入れ込む。あまりにもやりすぎじゃないかな。
今週は6重の荒技だ。
うむ。
これで何週間だろうか。
まあ、続けられるだけ、続けるさ。
心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、呟つぶやいた。
まるで、悪ガキそのものだな。
まあな。
なんのはなしですか。

さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「相棒」約410字を、どうぞ。

思い出すのは、ポチが家に来たときのことだ。
彼は、涼が飼っているニホンザルである。だが、ただの猿ではない。
何を隠そう、涼は表向きは人気漫画家なのであるが。彼は完璧にアシスタントタスクをこなす。
あの日、描きかけの下書き原稿をそのまんまにして、涼は家を飛び出して現場に駆けつけた。
ミッションが終わり帰宅すると。綺麗に原稿が仕上がっているではないか。しかもそれは達人の域だった。
そういう出来事が何日も続いた末、涼は遂に彼を確保することに成功した。
追い詰められ、網にかかったのは、猿だったのだ。
驚いた涼に、彼はテレパシーで語りかけた。執事として居候することを申し出たのである。
涼は言った。
「既に執事としての試験に何度とパスした。だから、今日からここにいてくれ」
ポチがなぜそれ程の知能を有するのかは知る由もなかったが、それ以来2人は最高の相棒になった。
ゲーテの「詩と現実」のような回顧録が、涼にも書ける日が、いつかきっと来るだろう。

さっちゃん(注1)に、今日の荒技が終わったとソファーを振り返って話しかけると、さっちゃんは笑って言った。
そんな時間があるなら、もっとマッサー(注2)に使ってもらっていいのよ。今日は日曜日だし、また倍返ししてもらおうかな。
……。
マッサーをすると家内は上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。
(注2)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

