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air_mezzanine
キウイナイフ
家にあるもので。なんとなく置いてはいるが、使ったことがないものがある。
それは、たくさんある。
中には、使い方すらわかっていないようなものもある。
そのひとつが、これだった。

キウイを包丁などで切ったりせずに、便利に剥いたりすくって食べたりできるという。
その姿を見て、どう食べるのかを想像し、シミュレーションは、していた。
そして、キウイが家にやって来るのを、実は、待っていたのである。
そして冬のある日、その日はやってきた。

おー。切れたぞ。

おー。掬えたぞ。
なんとなく。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
キウイ、熟しすぎたんじゃない?
確かに、掬うのは、やりづらかったように思う。
我が家にやってきたキウイは、少し放置していて。熟しすぎていたと思う。
まずは、そこからかな。
やり直そう。キウイナイフの使い方。
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、キウイ美味しかった?
ナイフ、上手く使えた?
倍返しは?
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。


