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荒技ショートショート_夜鍋

鍋の具は、もう、決めてある。

それは、冷凍庫に入っている、もはやいつ買った何かもわからないような野菜や肉である。

これを一掃する。

そして、既に鍋の元は、購入している。



本当はこの三連休に、鍋作りにチャレンジすれば良かったのだが。でも、良いのだ。

楽しみは、先延ばしにするのが、また、おつなものだ。

冬、鍋、酒、昔話。

きっと、楽しい夜になるだろう。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「鍋の具は」から始まる小説・詩歌・エッセイなどを自由に書いてみませんか?いうことで。


そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【文学茶釜】で。裏のお題が【幻覚パジャマ】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今週のお題は、「美は世界を救う」ということで。そして裏のお題がある。「公正世界仮説」だ。

今回は、このふたつのお題を共に文中に入れることにしよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、ABC共創ラボ|語りとAIの未来設計所さんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・鍋の具は」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、「シロクマ感想文」を、ほんの少し、残させて頂こうと思います。



時に、亡き母を思い出します。

母にはとにかく、親不孝しかしませんでした。でも、後の祭りです。

鍋は、母の味がします。我が家は、ごった煮。余り物を入れまくります。

今は、家内がおりますが。

鍋、やっぱりごった煮です。肉は、鶏です。笑

最近、鍋をしていないので、してみたいと思っているところです。

鍋をしたら。

母の、ごった煮の鍋、思い出すかなぁ。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部の表と裏のお題。5ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で6重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は6重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。もう、2年をとうとう超えて3年目4ヶ月に突入している。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

荒技、まだ続けてるのかよって、あ、はい、まだ……


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 夜鍋」約410字を、どうぞ。


鍋の具は、冷凍庫に残っているものを使うことにしていた。

あの時、涼は3年生。文芸部と茶道部を兼部していた。



その仲間と、下宿で鍋をつつこうと思い立った。

集まったのは、文芸部から光屋と金村。茶道部からは村田と関野の、計5人。




お酒も入り。鍋をつついているうちに、芸術系部員らしく、美は世界を救うか否かの議論になった。

光屋と村田は救う派。金村と関野は現実派。決着がつかぬうちに涼が戦隊シリーズパジャマを着て現れた。


皆が呆気にとられたところで、涼がお題を変えた。



公正世界仮説(注)。



4人はそれぞれ考え込んだ。世の中、平等ではない。寧ろ理不尽だ。

様々に意見を口にしたが、関野が言った。

「世の中の仕組みは、そんな理不尽を少しでも是正するものなら理想なのだろうな」


涼は、冷めた鍋の底から鶏肉を掬って付け加えた。

「せめて、我々に命をくれたものを残さず雑炊にして食べよう」



ディベートとも談義ともつかぬ会話をしつつ。



もう、満月が西に40度傾いていた。


(注)心理学用語で、善い行いをすれば報われ、悪い行いをすれば罰せられるハズだと無意識に信じてしまう心理傾向のこと。


《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、水曜日の「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章に入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まない方が良い、“匂わせる”のだという流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし、方や、私のこの「荒技」にお題の言葉を探し続ける人もいらっしゃいまして。

田原にかさんのお題については、今日も、ここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説ついての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【文学茶釜】→涼は、文芸部(文学)で漫画を書いていますが、その腕前はかなりのもので。一方、茶道部(茶釜)も兼部しており。日本文化をこよなく愛する青年でありました。


②裏のお題【幻覚パジャマ】|д゚)チラッ→ 戦隊シリーズパジャマは、幼児専用のものです。大学生が着れるものが既製品であるわけが無い。恐らく集まったメンバーは、幻覚を見ている気分で呆気にとられたでしょう。


今回の荒技、山根あきらさんの裏のお題を見つけてしまい、書き直しました。何とか日曜日中に投稿できそうです。



ちなみに今回のカバー画像は、「夜鍋」で検索して選びました。



それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。

そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。


「荒技、いつまで書いてるの?マッサー(注1)、忘れてない?」


……。


マッサージをすると家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

また来週、チャレンジしよう




(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。



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荒技、極めるには遠すぎるって、話


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