Photo by
yamamoto15
助言
イチゴも、私は、好きである。殊更大好きなものもあるものの、果物はだいたいすべて好きである。
だが不思議なことに、我が家の家族は、どうしてか果物をあまり食べない。そして、それほど好きではない。
年末、またもや、さっちゃん(注1)が職場から差し入れのイチゴを持ち帰ってきた。

さっちゃんは年末からインフルエンザでトイレに立ち上がるのも困難なくらいの状況だったので、私は自ら、イチゴはスイカを切った直ぐあとに間髪入れずに洗い、ヘタをとって容器に入れラップして冷蔵庫に入れた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
万事オッケー!
すると、少し病状が改善して起きてきたさっちゃんが冷蔵庫を覗き込んで言った。
「コジくん、ヘタをとったら味が落ちるって教えたよねぇ!」
なんのはなしですか。

心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
でも、どうせ食べないくせに……。
あの時のそんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、あの時、言うこと聞かなかった罪で倍返しの刑ね。
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。

