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北
先週の金曜日、山形に出張だった。
この春から新たな部署に異動になり。営業課に配属されたため、業務の引き継ぎで毎日のように出張して引き継ぎを行っている。
山形も、その一環である。
山形駅に降り立ち。タクシーで目的地に向かう。
その目的地のそばの土手が、桜で一杯だった。
運転手に聞いてみると、この週末が山形は満開で花見のピークだという。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、こりゃ、良いときに来たんじゃない?

挨拶と引き継ぎを懇ろに済ませ、少し早めに事務所を出た。
前任者とふたり、ちょっと遠回りして城址の土手を歩いた。
まさに、爛漫で。一時の心の癒やしをもらったのである。
ふと、携帯が鳴った。
別の地域の客先からだった。
「コジさん、公園にいます?なんか、子供の笑い声が聞こえる」
なんのはなしですか。

昼間のそんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、悪事は、お天道様がお見通しよ。倍返しね。
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。


