Photo by
shurod06
遅報
昔、少年ジャンプを詠んでいた。
「サーキットの狼」というストーリーがあり。毎週楽しみに読んでいた。
私はお小遣いがなく、家も貧乏で。お金持ちの友人に頼み込み、読み終えたジャンプを週間遅れで読むという生活をしていた。
やがて中学生となり。僅かながらのお年玉で彼のスーパーカー消しゴムを買い集め。ノック式ボールペンの頭で弾いて、そのスピードを競い合った。
我々は所謂、スーパーカー世代なのである。
去年のある日、さっちゃん(注1)からLINEが入った。
「かっこいい車ネェ」

さっちゃんに直ぐにコメントを入れる。
「いつまでやってるの?」
さっちゃんから返信が来る。
「もう終わったみたいよ」
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
早く言ってよ〜。
「コジくんって、車、好きだっけ?」
……。
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、たかが、スーパーカーよ。笑
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。

