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ショートショート_胸騒ぎ

花火と手の一番親和性が良いシーンを醸し出すのは、線香花火かも知れない。

夏の思い出と言えば、必ず花火は出てくるだろう。ランキングなどをとると、きっと、上位3位には入るはずだ。特に昭和以前の時代には、花火は夏の必需品だった。

旅行に出かける人も。家で過ごす人も。そして、夏季休暇など無縁の人にも。

否応なしに、夏、各地で花火大会は開催される。避けようにも避けられないものである。実際にその打ち上げシーンを目にしなくとも、ポスターなり、テレビやラジオなどのメディアなりから、案内は流れてくる。

線香花火は、そんな花火とは一線を画している。必ず手の中にある。最初から最後まで。そして、イヤに終わりが切ない。

花火でありながら、夏の終わりを想起させる。夏はいずれ終わってしまうという、諸行無常を引き連れてくる。

花火でありながら、華やかさを醸し出さないその姿に、昔の私は、来年の夏への、ほのかな希望を感じたものである。あの頃が、懐かしい。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「花火と手」から始まる
小説・詩歌・エッセイなどを自由に書いてみませんか?ということで。



そして、たらはかにさんからのお題は…。

表のお題は、【黒幕甲子園】で。そして、裏のお題が【横断幕中耳炎】|д゚)チラッということだ。



また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し前から出る。

今回は、「女の第六感」というお題で、エッセイや小説などの作品を投稿してみませんか?なっていて。

「女の第六感」という言葉を、タイトルあるいは作品中に少なくとも一度、使用してください。ということだ。

今回は、題名を「女の第六感」として書くことにしよう。



3人の企画はすべて、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。

それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。毎週、励みになる。


そして今回は、乃井万nosukeさんの、シロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として述べてみる。

花火と手から、個性と共感と平和と安寧に繋げて連想していくところが、優しい視点だと思った。

色んな人、その人の手があり、個性があり、それぞれを認め、共感し、共に生きることに繋げていく。

人は、元来独りよがりな生き物でもあるし、自分のことで精一杯でもあるので、他の人に関心を持ったり支えたりすることはなかなか難しいことでもありは、する。

でも、私にも出来ることをやろうと思う。

乃井万noseさんの記事を見ていて、なんだか、希望を感じた。


今日もまた猛暑で。ほんのり青い霞み空が広がっている。生きていることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。



心の中の、リトルkojuroが、またもやボソリと、呟いた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉と、たらはかにさんの裏と表のお題、山根あきらさんのお題の、4ついっぺんに書く荒技。更に、シロクマ感想文まで、今回は5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。


うむ。


これで、荒技。何週間だろうか。もう1年は、越えた。シロクマ文芸部と毎週ショートショートnoteの3重の荒技は、去年の7月9日からである。シロクマ感想文を含めた4重の荒技が去年の10月1日から。そして青ブラ文学部も含めた5重の荒技は、今年の3月17日からである。

我ながらよくやっていると思う。まあ、続けられるだけ、続けようと思っている。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、呟つぶやいた。

なんだかやっぱり、悪ガキだな。


まあな。

そしてもう一度、心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

家族からのお題は、バックアップで書いたの?


うむ。少しずつね。でも、それを投稿する機会がなくなってしまったかも知れない。どうしようか。


私は、この荒技シリーズを、ハードボイルド風に書き上げたいと思っている。だが、図らずも、また,珍妙なだけの内容になってしまった感じだ。


なんのはなしですか。

ハードボイルド?   はぁ?  って話



ソファーを振り返ると、家内がただ、マッサージを待って、笑っている。

あの顔は、何かまた、新たなミッションを発動しようとしている顔だ。


マッサージをすると、家内は上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は明るくて平和である。


だから。


これで、いいのだ。


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「胸騒ぎ」約410字を、どうぞ。

☆         ☆         ☆

花火と手を引く人の姿が、夢の最後のシーンだった。

今日は、野球場がミッション遂行の場である。


昨晩、不思議な電話通報があった。

決勝戦を観戦せよというのだ。そこで組織の科学力を証明すると。


メッセージの最後は、こう締めくくられていた。

ルーズベルトゲーム、ジャイアントキリング、中耳炎。


泉には、少しの胸騒ぎがあった。



決勝戦は稀に見る打撃戦で。連覇を狙う桜蔭学院が9得点。同点のまま10回裏に入り、ツーアウト満塁。

ピッチャー交替。響めきと共に背番号11番がマウンドに上がる。抑えのエースだ。


運命の1球目。背番号17番の放った打球は、センターの遥か頭上を越えた。




試合終了後、泉は、スタジアムを見回った。

都立程久保高校の横断幕を片付ける野球部員の耳には綿が詰まっていた。


スマホが震える。


メッセージが届く。



「これは予知能力だ。残念だが本物。直ぐに帰還せよ」


女の第六感が当たってしまった。



見上げると、赤とんぼがただ、呑気に青空に舞っていた。



☆         ☆         ☆



「荒技」っていう、ショートショートの、ひとつのジャンル そんなわけねぇ 笑


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