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イベントが街を育てる。京都不動産はその果実だ

イベント → 人が集まる → 滞在する → 不動産ニーズ増

京都はこのサイクルがいい感じに回っていると感じる。
(注:不動産屋ではありません。彼らの話を聞いてそう思う。)

これは街の“ブランド価値”がじわじわと積み上がっている証拠だ。

古都に惹かれて来るもよし、歴史オタを極めるもよし、
水の美味しさを求めるもよし、祭りを楽しむのもよし、
そして「世界的イベント」を体験するもよし。

なのが京都だ。


その象徴のひとつが「MUSIC AWARDS JAPAN(MAJ)」。

主催は、日本レコード協会や音楽制作者連盟など主要5団体。

リアタイでNHKで観てたんだけど、
司会の菅田将暉がガチガチに緊張してたのが面白かった。

コンセプトは「世界とつながり、音楽の未来を灯す」。

2025年5月21・22日にロームシアター京都で第1回授賞式があったのだが、来年も開催されるようであれば、家から駆けつけられるな(笑)!

舞台には、AI、宇多田ヒカル、Awich、Creepy Nuts、ちゃんみな、藤井風、Mrs. GREEN APPLE、YOASOBI、矢沢永吉…。

オープニングはYMO「ライディーン」のリミックス。(←これよかった)
まさに日本の音楽シーンの総力戦だった。

が、初回ゆえの課題は多かったようだ。
投資家風に言うなら「話題は大きいが、まだブランド定着には時間がかかる」ということになるか。


京都賞 ― 世界の知を讃える舞台

個人的に京都のブランド価値を高めるのに一役買ってると思うのがこれ。

京都賞はすでに40年近い歴史を誇る。

稲盛和夫氏が1984年に創設し、「先端技術」「基礎科学」「思想・芸術」の三分野で世界的業績を称える。ノーベル賞に比肩すると言われ、AI研究の第一人者や現代美術の巨匠も受賞してきた。

毎年11月、京都での授賞式は華美ではなく静謐だが、世界の知が集まる場としてのブランドは揺るがない。

投資家視点でいえば、これは「京都=知の都」という国際的評価を強固にしてきたイベントだ。



IVS ― スタートアップの夏フェス

IVS(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット)は2007年開始。

2022年から京都での開催が定着した。
昼は投資家と起業家による真剣なピッチ。
夜は周辺の居酒屋や鴨川沿いで徹夜で語り合う光景。

若い世代の起業家やエンジニアにとっては「フェス的熱狂の場」になっている。かくいう私は3年前ぐらいから参加している。とりあえず若者のオーラを吸い込みに行っとけ、って感じ。

つまり「京都=スタートアップの聖地」という新しいブランドが芽吹き始めているのだ。

https://www.ivs.events/ja


不動産市場にどう効いてくるか

注目すべきは、これらイベントが短期の賑わいで終わらず、街の需要構造に波及している点だ。

  • 2025年地価公示:右京区商業地 +6.02%、住宅地 +1.83%。

  • 洛中エリアのマンション:祇園祭ルートや鴨川沿いは海外富裕層需要で“相場なき水準”に。

  • 賃貸需要:京都府平均家賃は全国平均を上回る伸び。Airbnb型滞在やサテライトオフィスも増加傾向。

観光客がホテルを求めるのは当然。

だが、研究者や起業家、投資家が「京都に拠点を持ちたい」と考え始めているのは注目すべきシフトだ。

一時的な観光需要ではなく、国際的な人材の流入が長期滞在や拠点化を生み、住宅・オフィス需要に直結している。

MUSIC AWARDS JAPANはまだ試行錯誤の段階。

だが京都賞やIVSは、すでに「街のブランド資産」として根を張っている。

これらが積み重なることで、京都は「住みたい」「働きたい」「投資したい」という理由を増やしている。

言い換えれば、京都の不動産を下支えしているのは立地や景観だけではない。

イベントを通じて醸成される「国際的な人と資本の流入こそが、京都市場を底堅くしている」のである。


これらのことについてはだいぶ前から京都不動産について思ってきたことなのだが、やっと言語化できた。知れば知るほど、「京都ブランド」は強い。



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