「結局どのDAWがいいの?」を音楽ジャンル別に整理してみた
DTMを始めると、ほぼ確実にぶつかる問題。
「DAWって何使えばいいの?」
Ableton、FL Studio、Logic、Cubase…
調べれば調べるほど全員言ってることが違う。
でも実際は、“どれが最強か”じゃなくて、
「どんな音楽を作りたいか」でかなり変わる。
今回は主要DAWの特徴、
向いてるジャンル、
強い機能、
実際の使用アーティストまでまとめてみる。
1. Ableton Live
一言でいうと
“アイデアを爆速で形にするDAW”
ライブ感・ループ感・即興性が異常に強い。
特にビートメイクやクラブミュージック界隈では、
「とりあえずAbleton」がかなり多い。
強いジャンル
House
Techno
HipHop
Afrobeat
Amapiano
Live performance系
神機能
Session View
Ableton最大の特徴。
ループをリアルタイムで切り替えながら曲を組める。
「作曲」と「DJ」の中間みたいな感覚。
この機能のせいで、
“曲を縦に作る”文化が生まれた。
Warp機能
オーディオのテンポ変更が異常に強い。
サンプルを無理やり伸ばしても、
それっぽくなる。
HipHopやAfro系で
「変な揺れ感」が作りやすいのはこれがデカい。
使用アーティスト
Skrillex
Fred again..
Diplo
Flying Lotus
2. FL Studio
一言でいうと
“天才的なビートを最短距離で作れるDAW”
直感性が高すぎる。
特にTrap界隈では圧倒的支持。
「難しいこと考えずノれる」
これがFLの強さ。
強いジャンル
Trap
Drill
Hyperpop
Rage
Phonk
Beat music
神機能
Piano Roll
世界最強クラス。
打ち込みの自由度が高すぎる。
ハイハットロール、
グライド808、
複雑なMIDI編集はFLが超強い。
Step Sequencer
ビート制作が速い。
感覚としては、
「リズムマシンをそのままPC化した感じ」。
使用アーティスト
Metro Boomin
Murda Beatz
Martin Garrix
Soulja Boy
3. Logic Pro
一言でいうと
“全部入りの優等生”
Apple純正なだけあって、
操作感がかなり洗練されてる。
「コスパ最強DAW」と言われる理由は、
最初から大量の音源とプラグインが入ってるから。
強いジャンル
Pop
Singer-songwriter
R&B
Film music
J-Pop
Band recording
神機能
Drummer
自動で“人間っぽいドラム”を生成できる。
デモ制作の速度が異常。
空間系プラグイン
リバーブがかなり優秀。
Appleっぽい
「綺麗で整理された音」になりやすい。
使用アーティスト
Finneas
Disclosure
Jacob Collier
4. Cubase
一言でいうと
“職人系DAW”
昔からプロ作曲家に愛されてる。
特に日本の作編曲界隈では超強い。
「細かい編集」
「譜面」
「管理能力」
この辺がかなり優秀。
強いジャンル
劇伴
アニメ音楽
バンド録音
オーケストラ
J-Pop
ゲーム音楽
神機能
MIDI編集
めちゃくちゃ細かい。
人間的な演奏ニュアンスを作り込みやすい。
VariAudio
ピッチ補正機能。
Melodyne的なことをCubase内でできる。
使用アーティスト
Hans Zimmer
中田ヤスタカ
5. Pro Tools
一言でいうと
“レコーディングスタジオの王”
昔から業界標準。
特にレコーディング、
ミックス、
ポストプロダクションで超強い。
逆にビートメイク目的だけなら、
少し重厚すぎる。
強いジャンル
生音録音
Mixing
Mastering
Film audio
Major studio work
神機能
編集精度
波形編集がめちゃくちゃ強い。
「録音した素材を整える」
ことに特化してる。
業界互換性
世界中のスタジオで使われてる。
プロ案件では未だに圧倒的。
使用アーティスト / エンジニア
Dr. Dre
Mike Dean
Andrew Scheps
じゃあ結局どれがいいの?
かなり雑にまとめるとこう。
作りたい音楽 向いてるDAW
Trap / Drill FL Studio
クラブ系 / ループ系 Ableton
J-Pop / 歌モノ Logic Pro
劇伴 / 作編曲 Cubase
録音 / ミックス Pro Tools
でも実際のプロは、
「複数使い」がかなり多い。
Abletonでビート作って、
Pro Toolsでミックス、
みたいな流れも普通。
面白いポイント
実はDAWって、
“音”より先に“性格”が出る。
Abletonユーザーは実験好きが多いし、
FLユーザーは勢い型が多い。
Cubaseユーザーは職人タイプ、
Logicユーザーはバランス型。
使ってるDAWを見ると、
その人の制作スタイルがなんとなく見えるのがおもしろい。
だから最終的には、
「最強のDAW」じゃなく、
「自分が一番ワクワクするDAW」が正解だったりする。
