【尾道市】大人に続け!「子どもみこし」の参加者募集。神社の伝統行事を彩る子どもたちの声と熱気と達成感
*こちらは2025年9年25日、Yahoo!ニュースエキスパートに「地域クリエイター」として掲載した記事です。
(現在、地域クリエイターのコンテンツは終了しております。子どもみこしの参加募集は終了しております)
「子どもみこし」を知っていますか。尾道市内にある神社の例祭の催しのひとつで、大人のみこしと一緒に市内を練り歩きます。
子どもが担ぐのは、通常より小さめのみこし。
大きな掛け声をあげながら、小学生を中心としたメンバーみんなで担ぎます。なかなかできない体験ではないでしょうか。

子どもみこしをおこなうのは、西則末町にある烏須井八幡神社。
今年の例祭は10月18日と19日で、子どもみこしが渡御(とぎょ:神社から町内を練り歩くこと)するのは19日です。市内に住む子どもなら、誰でも参加できます。
(*2025年の情報です。参加募集は終了しております)
参加した子どもの感想

過去に子どもみこしに参加した子の感想です。
太鼓台を引っ張るのは大変だったけど、みんなと協力してみこしを担ぐのも楽しかったです。
そこから鳴物の太鼓に興味を持って、鳴物に参加させてもらうことになりうれしく思っています。

みんなと仲良く喋ったり、協力して太鼓台を引っ張ったりみこしをかついで楽しかったです。
子どもみこしを通じてみんなと仲が深まったと思います。
毎年欠かさず参加する子も多いそうです。中には、みこしの熱狂的なファンになり、普段からYouTubeでみこしの動画を視聴する子もいるとか。
しかし、少子化といわれる現代。いつも順調に参加者が集まるわけではありませんでした。
人数が足りず、繁華街など人が多い場所でしか担げなかった年も。
それがここ数年、どんどん参加希望が増えてきたそうです。参加した子が次の年に友だちを連れて来るケースもあり、クチコミが要因と思われます。
最近では、複数のチームに分かれて交代で担ぐ体制を組めるようになったため、渡御ルート全域を子どもたちの元気なみこしが練り歩いています。
渡御をやり遂げると子どもに変化が
人数が増え、盛り上がる子どもみこし。何が子どもたちを引きつけるのでしょうか。
例祭を取りまとめる烏須井八幡神社青年会、事務局長の松原さんに話を聞きました。

「おそらく、最初は大人と同じことをするのがうれしいんでしょう。
子どもみこしは大人のみこしの後をずっと付いて行くんですが、掛け声はもちろん、体の動かし方も同じです」
練り歩く際、沿道の人から勇み料を渡された場合や、見物人が多い場所などで、大きな声を出して勢いよく走ったりみこしを揺らしたりします。これを「勇み」といいます。
「大人の動きを見ながら子どもたちも同じように勇むんです。楽しんでやっている大人の興奮が、子どもにも伝わるんじゃないかな。
大人のみこしとまとめてではなく、子どもみこしへの勇み料を渡されることがあります。そんなときは特に張り切って勇んでいますよ」

当日は朝、神社を出発して尾道駅や商店街の方まで行き、夕方神社に戻ってくる長丁場。途中で昼食や飲み物が十分用意されるものの、なかなかハードな1日です。
「ハードだからこそ、やり切る達成感があるんでしょう。子ども同士で仲間意識を持って取り組むのも楽しいんだと思います。
子どもたちを見ていて感じるのは、朝の出発のときと比べて、神社に帰ってくる頃には顔つきが変わっていることです。
最初は恥ずかしがりながら声を出していた子も、最後は大人より大きな掛け声をあげていますよ。」
体力や都合に合わせて、途中からの参加や早めに帰ることもできるそうです。
「子どもが楽しくて帰りたがらず結局最後までいた、というケースも多いですけどね」と、松原さんはうれしそうに笑いました。
子どもみこしが始まった経緯
そもそも、子どもみこしはいつからおこなわれているのでしょうか。

「今のより、ひとつ前のみこしが誕生した約30年前と聞いています。
それまで使っていたみこしが古くなり、新しいものが寄付されたそうです。そのとき一緒に太鼓と小さなみこしも納められたとか。
サイズが子どもにちょうどいいじゃないか、と子どもみこしを始めたのは、それからしばらくしてからのようです。」
始まった当初と比べて、渡御ルートは少しずつ長くなっていきました。
道路のすぐ横を歩く場合もあるので、安全面への配慮は欠かせません。青年会で決めた「交通係」が注意を払います。
子どもみこしには青年会のメンバーが何人も付き添い、怪我の無いよう気を付けておこなってきました。保護者の方にも必ず参加してもらって、全員で見守ります。
子どもみこしを見かけたら応援してください

子どもみこしの渡御は10月19日(日)。
(*2025年の情報です)
沿道の人たちには、大人のみこしの後にやって来る小さな勇姿を見てほしい。そう、松原さんは言います。
「子どもみこしを知ってくれる人が年々増えていると感じます。担いでいる子どもたちの励みになるので、見かけたらぜひ応援してください」
