美術館紹介 No.1:DIC川村記念美術館 vol.7 - 美術館の歩き方 2025年3月 No.2(最後の訪問)
今回の記事は、少しネガティブなお話となります。
申し訳ございません😓
どうも、まいたくです。
本日、2025年3月31日を最後に、明日よりDIC川村記念美術館が閉館となります。
よって、私も本日は有給を取得し、お別れを兼ねて様々な作品を鑑賞して参りました。

ありきたりな言葉となってしまいますが、本当に素晴らしい作品ばかりで、改めて感動した反面、、
この美術館が永久に失われるという現実が、強い寂寥感とともに、今は非常に湧いています。
以降、いきなりの告白にて、申し訳ございません。
実は私、かなり昔ですが、精神的に非常に追い込まれてしまった時期がありました。
今から考えると、かなり心が壊れていたのでしょうが、当時はそれがどういう事かわからず、騙し騙し何とか生きていたのだと思います。
その頃はとにかく静かなところに行きたくて。
そして、昔から何となく知っていたこの美術館の事を思い出したんですよ。
ただ、館内に入ってからもあまり集中できず、結果、部屋を通り過ぎるだけでしたが、、

その歩みの先にあった「ロスコルーム」だけは妙に落ち着ける場所だったんです。
昔は全く興味のない、ただのつまらない部屋だったのですが、その時は適度な照明の灯や快適な室温、そして外界から遮断された雰囲気が心地よくて。
表現が合っているかわかりませんが、中央のソファに座りながら「とても助かった」と思ったのを覚えています。
そういった経験を何度かした後、ある日、何の気無しに絵を眺めた際に見たのが、以前お伝えした絵の中の一本の白い線、、
それが、私にとっての本当の出口のように感じ、それと同時に何か救われたような心持ちになったのをとても強く覚えています。
もちろん、当時は色んな方々の支えもありましたが、一方で、自ら前に進むきっかけを与えてくれたこの美術館の存在は非常に大きかったと、今でも思います。
それからですね。
絵画にも、より興味を持つようになったのは。
シャガールの「ダヴィデ王の夢」を観て、王の夢の一つひとつの情景に自分を重ねて合わせつつ、想いを馳せてみたり、、
モネの「睡蓮」を観て、枠外の景色を想像して楽しんでみたり、キスリングの「姉妹」が放つ強い視線に、何かを感じ取ってみたり、、
そういった経験を積み重ねる事で、美術に対する強い気持ち得る場所、、
そして自分自身の心と体の安定を確認することの出来る場所、、
それがこの川村記念美術館、だったと思います。

冒頭に述べた強い寂寥感は、そういった理由が根底にあるからだと思います。
本音を言うと、今までどおり頻繁に通いながら素敵な作品の鑑賞とともに、自身を見つめ直す手助けをして欲しいと願ってやまないです。
ただ一方で、どんな言葉でも陳腐になってしまうような多大なる感謝を心から伝えた上で、自分自身としても新たな一歩を踏み出す時期、だとも思っています。
そんな事を考えながら、本日、最後の鑑賞をさせて頂きました。
以上、今回は私まいたくが、このDIC川村記念美術館に対する素直な気持ちを記事にさせて頂きました。
みなさまには、私の身勝手な自分語りにお付き合い頂き誠に申し訳ございませんでしたが、、
全てはこの素晴らしい美術館の良さを知って頂きたかったためですので、その旨何卒ご理解頂けると幸いです。
なお、今回はこのようなお伝えとなりましたが、次回からはいつものトーンで、楽しくお伝えさせて頂きますね。
では。
