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仰天展開!なんとホロヴィッツ自身が作中に登場する。アンソニー・ホロヴィッツ「メインテーマは殺人」。

日本のミステリー界に旋風を巻き起こした、
アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」は、
その後シリーズ化され、ヒットを飛ばしている!
このシリーズのほかに、ホロヴィッツは
自身を作中に登場させ、探偵・ホーソーンと
ともに難事件を解決する、「ホーソーン&
ホロヴィッツ」シリーズも描いている。
このシリーズは、ホロヴィッツが本人のまま
登場し、そこで起こった事件を手記にまとめる
という斬新な手法を使った本格推理ものだ。
その第一弾が「メインテーマは殺人」だ。
これが、もう、面白すぎて止まらなかった!

老婦人が自分の葬儀の手配をした日に殺害される
という劇的な事件の始まり!

彼女は、自分が殺されると知っていたのか? 

脚本家で作家のホロヴィッツは、刑事ドラマの
脚本執筆で知り合った、元刑事のホーソーンから、
この奇妙な事件を捜査する過程を本にまとめないか?
と誘われた。

困惑するホロヴィッツ。断るつもりだったが
すでに事態は動きはじめていた。

元刑事のホーソーンは、周囲の空気を全く読もうとしない。
そんな彼にあきれ果てるホロヴィッツ。
しかし、彼の捜査能力は群を抜いている。
わずかな時間でも一緒にいれば、彼が怜悧な推理力を
持っているということがわかる。
ただ、ホロヴィッツから見たら、彼の勝手気ままな
捜査に駆り出される・・・。という思いが強い。

しかも、彼は捜査からつかんだ情報を一向に
ホロヴィッツに話そうとしない。
本にしろと言われたわりに、情報を明かさない
ホーソーンに、ホロヴィッツは次第にいら立ちが
募っていった・・・・。

ホロヴィッツが元刑事ホーソーンに
翻弄される姿は、まるでホームズとワトソンの
関係のように見える。

そして、時に挿入されるホロヴィッツの
自虐ネタとも言えるエピソードがかなり笑える。

しかし、謎解きと犯人当ての醍醐味は
「カササギ殺人事件」に勝るとも劣らない!
シャーロキアンをも唸らす大胆不敵な展開に圧倒される!

仰天展開連続の「メインテーマは殺人」。
読みだしたら止まらない!

『メインテーマは殺人』
著者:アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭翻訳
出版社:東京創元社(文庫)

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