会っている時間は幸せ、離れている時間は不安──それでも君を選びたかった
▷序章
2023年12月。彼女と初めて出会った。
気持ちを確かめ合えたのは、そこから3〜4ヶ月ほど経った頃だった。
週1〜2週間に一度のペースで会う中で、
一緒にいる時間は、言葉にできないほど心地よかった。
ただ、会っていない時間がつらかった。
「本当に自分は必要とされているのか?」
——その問いは、付き合う前からずっと、僕の中にあった。
▷第1章 温度差に悩んでいた春
ホタルを観に行った5月の夜も、
ディズニーランドで笑い合った6月の休日も、確かに楽しかった。
けれどその反面、LINEは必要最低限、電話はほとんど無い。
「もっと何気ない会話でお互いの事をもっと知りたい」と思う僕と、
「連絡は用件だけで十分」と思う彼女。
——2人の温度差が、目に見えない距離を生んでいた。
▷第2章 年齢とステージのギャップ
僕はもう、終活という言葉も少しずつ意識し始めている。
一方で、彼女はまだ20代前半。社会に出たばかりで、
「将来はカフェを持ちたい」と、目標に向かって突き進んでいた。
お互いを大切に想いながらも、
人生の“フェーズ”がまったく違うため、結婚を見据えて関係を深めたい僕と、今この瞬間に全力投入な彼女との間には、この先の将来を考えるタイムラインに大きなギャップを感じていた。
▷第3章 彼女はまるで“猫”のよう
元妻は、いつでも寄り添ってくれる“犬”のような人だった。
隣にいることが、当たり前だった。
でも、彼女は“猫”のような人。
自由と自立を愛し、心のつながりを大事にする。
僕のステータスにも興味を示さない。
収入でも年齢でもなく、“僕”という存在を見てくれていることは嬉しい。ただ、同時に、全然興味を持たれないということに対する寂しさもあった。
▷第4章 デジタルデトックスと皇居ウォーキング
悩んで、悩んで、
僕はLINEの通知を切り、アイコンを隠し、見ないようにした。
これで2〜3週間、彼女から連絡がなかったら——
きっと、それが答えだ。
そう思っていた。
その間、心を整えるように始めたのが、
スマホから離れる時間を意図的につくるため、寝室にスマホを持ち込まないようにし、平日の早朝は自宅周辺のウォーキング、週末は皇居ウォーキングをする習慣を身に付けるため、ウォーキングを始めた。
▷第5章 歩み寄ろうとしてくれた彼女
未読が続いたある日、
ふとLINEを開くと、彼女からメッセージが来ていた。
「大丈夫?💦」
「何かあったの?」
いつもは即レスの僕が未読のまま消えたことに、
彼女は気づいてくれていた。電話の着信まであった。
——僕は、必要とされていないわけじゃなかった。
そう思えたことで、
僕たちは「7月に花火大会👘🎆へ行こう」と約束を交わした。
それは、小さなことだったかもしれない。
でも、僕にとっては“まだ、続けていける”という希望の光だった。
✅▶︎次回予告(Vol.5)
すれ違いながらも、少しずつ歩み寄る2人。
今よりもう一歩、深く繋がりたいと願った、僕の覚悟と、彼女の本音。
次回は「恋人として向き合う覚悟を固めた話」を綴ります。
