オヤジの思ひ出話~第95話「御柱祭本見立て」
諏訪大社の御柱祭まであと2年を切った5月の下旬、大事な神事の一つである下社の本見立てが行われました。その1週間前には上社の仮見立てもあり、諏訪地域全体がいよいよ御柱祭への序章を奏でていきます。
「見立て」というのは御柱祭の御用材を選ぶ儀式で、まず候補木を選定する仮見立てを行い、時間を置いてから候補木を御用材と定める本見立てをし、来る伐採に備えていきます。
私が氏子となる下社では、2025年に仮見立てが行われており、1年後の今年5月に本見立てをしました。慣例ですと来年(2027年)春頃に伐採され、2028年の大祭への準備を整えていきます。
新聞社に勤務していた頃、御柱祭は諏訪地域最大のお祭りであり、巨大イベントでしたので、会社も総ぐるみで取材体制を取っていました。もちろん、仮見立てから多くの記者を動員したわけです。
若い頃から何度も仮見立てや本見立ての取材に駆り出されてきましたが、とくに印象に残っているのが2010年の御柱祭。この時は何の因果か、上社と下社、両方の取材に携わることになってしまいました。
2007年の下社仮見立てに始まり、08年に下社本見立てと上社仮見立て、09年に下社伐採、上社本見立てと続いていき、本祭前からすべての行事で現地に赴くことになったのです。
見立てをする場所は当然ながら山の中。散策道など整備されていない箇所もあり、しかも見立てをする順番が決まっているため、行ったり来たり、上ったり下ったりの連続だったりもします。
当時の私は現場責任者の立場で参加しており、メインの取材(撮影)に携わっていたわけではありませんが、ベストアングルで撮影できているのかどうかなど、気を遣いながら取材チームを見守っていたわけです。
取材が終わって下山し、会社に戻ってからもデータの選定をしなければならず、山の中を歩き回ってクタクタになった体にムチ打って、紙面が出来上がるまで息つく暇なく作業に取り組んでいました。
今思えば、40歳代後半という年齢だからこそ、体力も気力も切れることなく仕事ができたのでしょう。ニュースを見ながら「あの頃のオレはよく頑張ったなあ」と、ついつい思い返したものでした(笑)
★マイケルオズの著書PR 私の会社員人生晩年を振り返りながら、「第二の人生」の生き方について教訓を導いた著書です!
いいなと思ったら応援しよう!
noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!