オヤジの思ひ出話~第96話「名古屋場所観戦断念」
コロナ禍前までの7月といえば、毎年大相撲名古屋場所の観戦を楽しみにしていました。名古屋さじき会でチケットが確実に取れたこともあり、恒例行事になっていたのです。
2014年もいつもと同じように名古屋場所のチケットを早々と確保。観戦日を含む連休をいただくことができたので、ひとり旅をセットした大相撲観戦プランを計画しました。
この年、大河ドラマ「軍師官兵衛」が放送されており、官兵衛の主君である豊臣秀吉にも注目していたところ。ならばと、秀吉ゆかりの滋賀県長浜市やその周辺を観光しようと思ったのです。
1日目は点在する史跡めぐりのためにレンタカーを借り、賤ケ岳の合戦や姉川の戦いの戦場跡、小谷城址、石田三成関連施設などを巡り、長浜市に宿を取って一泊する旅程。
2日目は午前中に長浜市内を観光してから昼頃、名古屋へ移動し、大相撲名古屋場所を観戦するというプラン。我ながら「なかなか盛りだくさんだな」とほくそ笑んでいました・・・が・・・
このひとり旅&名古屋場所観戦、幻に終わってしまうのです(涙)
それは出発3日ほど前のこと、梅雨末期の大雨が長野県木曽地方を襲い、南木曽町で土石流災害が発生。中学生1人が亡くなるという痛ましい事故になってしまいました。
そして、この土石流によってJR中央西線が不通となり、復旧のめどが立たない事態に見舞われたのです。当然ですが、長野県内と名古屋を結ぶ特急しなの号はすべて運休となりました。
名古屋へ行くための唯一のルートが遮断されてしまい、にっちもさっちもいかなくなりました。まずは長浜観光は無理と判断し、ホテルとレンタカーの予約をキャンセルせざるをえなかったのです。
問題は大相撲名古屋場所です。チケットは払い戻ししてくれませんので、何としても行きたかったのですが、中央西線が不通ではどうにもなりません。代替ルートは無いものか・・・
名古屋へ直行できる高速バスは無かったと思いますし、鉄道を大きく迂回して名古屋へ向かうのは現実的ではない。まして、自家用車で行こうという気もさらさらありません。
なので、涙を呑んで観戦を断念するしかなかったのです。
以前に八百長疑惑発覚で、本場所そのものが中止になってしまい、観戦できなかったことはありましたが、不可抗力によって観戦断念に追い込まれたのはこの時が初めてでした。
ただ、南木曽町で災害に遭われた方のことを思えば、たかだか旅行や大相撲観戦ができなくなった、というだけのこと。そう考えればスッパリと割り切れましたね。
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