2025年6月
この年は空梅雨だったお陰で普段遠征できない時期に遠征できた。
埼玉の目当ての地名調査はこの月でだいたい一段落。
2025/06/29 埼玉県上里町~群馬県高崎市~榛東村~渋川市~みどり市
久保新田、四谷→四ツ谷、金久保、西金久保、茨谷戸(ばらがいと)、温井(ヌルイ)、久保、萩谷戸(はぎがいと)、三谷、町谷、谷、三谷京目、上京目、韮貝戸、辻貝戸、菅谷、佐惣谷、染谷川、八ノ海道、梶貝戸、関谷塚、倉海戸、布海戸、北谷地、谷地、大久保、三津屋、根古屋、根古屋、長谷地、込皆戸(こみかいと)、乾谷沼、前皆戸、四津谷、間野谷、西久保
大規模埼玉調査ラスト~群馬調査2日目。
谷地・長谷地・北谷地は群馬の谷地地名だが谷戸型。
根古屋は急峻があるが開析谷ではない模様。
三津屋、四津谷は他地方の「三ツ谷」「四ツ谷」と同様の谷戸地名と考えていいだろう。
三津屋が家三軒を指すなら普通は「三軒家」と書くはずだからだ。
布海戸は現地で発見。谷地型。
茨谷戸・込皆戸は谷戸型。前皆戸・萩谷戸は谷地型。
八ノ海道も谷戸型で、このあたりは東京の検証結果と違う感。
総括
埼玉北端から南群馬にかけての平野部は元々内海の底や大河川が流れていた場所であり、地形特性はほぼ存在しない。そうした場所にある地名はほとんどが「ヤ」であり、それらの地名は平地湿地帯を指していると思しきことがほとんどであった。
一方榛名山赤城山のふもと~中腹近くのヤト地名、カイト地名はすべて棚田であった一方、開析谷であるかどうかは場所次第であった。まあ棚田なのは山腹で傾斜地なのだから当たり前なのだが、これらは同時に「地形に寄らず湧水源を持つ」ことを意味するとも考えられる。
ヤト、ヤツ、クボの各地名に関しては山岳部、平野部に関わらずある程度の傾斜、谷戸根、棚田要素が確認できる。
このあたりについての知見についてはとても大事な事なのでいずれ別項で詳しく書く予定。
走行距離:127km
2025/06/28 埼玉県北本市~鴻巣市~行田市~熊谷市~深谷市
細谷、坂田谷津、後谷公園、大久保、谷尻原、久保新田、下久保、久保、上日出谷、川田谷(かわたや)、谷津、東谷足、谷津、元上谷、谷田、上谷、下谷、寺谷、谷端、北上谷田→上谷田、三ヶ谷戸、谷畑、内田ヶ谷、外田ヶ谷、前谷、上谷、谷郷(やごう)、菅谷、佐谷田、久保、森谷、道谷戸→道ケ谷戸(どうがやと)、本田谷→本田ヶ谷、宮ケ谷戸、深谷、田谷、谷之、壁ヶ谷戸、舞台久保
大規模埼玉調査ラスト~群馬調査1日目。
北埼玉をメインに回る。
久保ヶ谷戸→窪ヶ谷戸の地名変化はちょっと珍しい。
上谷はもはや貯水池として残滓があるのみだった。
谷尻原は本体も谷戸気味であり谷原の一種か。
総括は2日目にまとめて述べてある。
走行距離:117km
2025/06/21 埼玉県日高市~毛呂山町~越生町~東秩父村~小川町
宮ヶ谷戸、芝ヶ谷戸新田、芝ヶ谷戸、久保、久保ヶ谷戸、小田谷、竜ヶ谷、滝ノ入、上谷(カミヤツ)、芹ヶ沢、下谷戸、龍ヶ谷、上谷戸、下ヶ戸、梅ヶ久保、根古屋、小貝戸、長谷田沢、皆谷(かいや)、細谷、小貝戸、大丙沢、小谷野田、桜沢、宮ノ入、西ノ入、栃谷
ここの根古屋は山の麓でしっかり谷戸型。用水路の向きが山の方に向かってるのがちょっと面白い。普通逆では。
皆谷はこれでカイヤと読む。ちょっと珍しい。
下ヶ戸は谷戸の変化かと思って確認しに行ったが非谷戸。
小貝戸は埼玉で確認できるカイト地名。まあまあ谷戸型。
なお小貝戸で現地の御老人から貴重な話が聞けた。
なんでもそのあたりには七つのカイトに八つのお堂があり「七貝戸八堂(ナナカイドウヤドウ)」と呼ばれていたらしい。
なんとなくロマンを感じる呼称。
こちらについてはいずれ別項で述べる予定。
総括としてこの地域の谷戸は用水路として整備された谷戸用水でなく自然河川のような深い川と共存している事が多かった。大雨などの洪水被害が少なく、整備する必要が薄かったからだろうか。
この地域ならではの特色と言える。
走行距離:101km
