学校から電話。「なんで?」娘を責める前に、私がしたこと。
みなさんは、
学校から電話がかかってきたことはありますか?
「熱が出ました。」
「けがをしました。」
そんな連絡はあっても、
「お子さんが悪いことをしました。」
そんな電話は、初めてでした。
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以前の私だったら、
すぐさま娘に電話をして、
「今すぐ帰ってきなさい!」
「どうしてこんなことするの?」
と、娘の話も聞かずに責めていたと思います。
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でも、今回は違いました。
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その日、私は、
息子と公園で遊んでいた。
スマホが鳴る。
画面には学校の番号。
え!?!
電話に出る。
👩🏫
「中山です。」
「面談の時でもいいと思ったんですが、
少しお伝えしたいことがありまして……」
担任の先生からの電話。
面談は二週間後。
なんだろう。。。
胸がざわついた。
👩🏫
「実は今日、
さやさんがお口をもぐもぐしていまして。」
「近くにいたら、とてもいい香りがしたんです。」
……え?
👩🏫
「『お口の中のものを出しておいで。』とは伝えたんですが……」
「他のお子さんからも話がありまして、
登下校の時に、お菓子を食べているようなんです。」
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👩🏫
「私からも伝えていますので、
ご本人も分かっているとは思うんです。」
「一応、お母様にもお伝えしておこうと
思いまして。」
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👩
「分かりました。」
「ありがとうございます。」
そう伝えて電話を切った。
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じわじわと怒りがこみ上げてくる。
「どういうこと?」
「なんで?」
そんな言葉が頭の中をぐるぐる回る。
⸻
でも、
私はそんな自分に気づいていた。
前の私だったら、
その場で娘に電話をかけていたと思う。
「どういうこと?」
そう問い詰めていただろう。
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でも、今回は違った。
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まずは、
私が頭を冷やそう。
そう思った。
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その時だった。
スタディルームで友達と勉強していた娘から
電話がかかってきた。
👧「ママ、もう帰ってきた?」
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私はいつも通り答えた。
何も言わなかった。
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夕方5時半。
娘が帰ってきた。
私はそのまま娘の部屋へ向かった。
👩
「さやちゃん。」
「ママに何か話さなきゃいけないこと、ない?」
できるだけ穏やかに聞いた。
👧
「え?」
「ないよ。」
その一言で、
私の中の何かがカチッと音を立てた。
👩
「中山先生から電話が来たよ。」
「何か心当たりない?」
⸻
娘は少し考えて、
やっと思い当たったようだった。
👧「あ……。」
👩
「いつから持って行ってるの?」
「今日だけ?」
少し間を置いて聞く。
👩
「登下校中も食べてるよね?」
「今日だけじゃないよね?」
半分、
かまをかけた。
👧「いや、今日だけ。」
👩「今日だけじゃないよね?」
娘は黙った。
⸻
このまま娘と話していたら、
きっと私は、
言わなくてもいいことまで口にしてしまう。
そう思った。
私はリビングへ向かった。
⸻
今日はもう、
夕飯を作る気力がなかった。
せっかく買い物をして、
コロッケを作ろうと思っていたのに。
何もする気になれない。
息子には、
前日の残りのカレーを温めて出した。
⸻
娘が部屋へ戻ると、
私はワインをグラスに注いだ。
一口飲む。
⸻
今日は、
お酒の力を借りよう。
そう思った。
⸻
その日は、
30分間、
プールへ行きたくないという
息子の話を聞いていた。
そのあと一緒に公園で遊び、
そんな中、学校からの電話。
正直、
もう心も体もクタクタだった。
⸻
10分ほどすると、
娘がキッチンへ来た。
👧「6月と今日……1回ずつだけ。」
👩
「そっか。」
「どうして学校にお菓子を持って行ったの?」
👧「食べたかったから。」
心の中では思っていた。
「食べたかったら、
学校にお菓子を持って行くの?」
でも、
その言葉は飲み込んだ。
👩
「そっか。
食べたかったんだね。」
「でも、
それって学校に持って行っていいのかな?」
👧「……ダメ。」
👩「じゃあ、なんで持って行ったんだろう?」
娘は黙った。
⸻
しばらくして、
娘が言った。
👧
「お菓子、食べたかったから。」
「でも、もう持っていかない。」
私は聞いた。
👩
「持っていかないようにするには、
どうしたらいいと思う?」
👧「お菓子をママが持っとく。」
👩「じゃあ、
食べたい時はその都度ママにもらう、でいい?」
👧「うん。」
👩「じゃあ、今あるお菓子を持っておいで。」
👧「ない。」
「今日全部食べちゃった。」
👩「そっか。」
「なんで登下校中にお菓子を食べていることを、
ママが知ってると思う?」
👧「わかんない。」
👩「登下校中ってね、
意外といろんな人が見てるんだよ。」
「そして、それをママに教えてくれる人もいる。」
👧「もう、持ってかない。」
娘は部屋へ戻り、
何も言わずに勉強を始めた。
⸻
⸻
感情のまま話し続けたら、
きっと後悔する。
だから、
少し距離を置いた。
あの日、
娘に必要だったのは、
怒られることではなく、
自分で考え、
自分で「もう持っていかない」と決める時間だった。
そして、
その時間をつくるために必要だったのは、
私が先に冷静になることだった。
⸻
今日も、揺れながら母をしています。
はじめまして。
5歳の男の子と10歳の女の子を育てながら、
毎日悩んで、揺れて、少しずつ前に進んでいる母、みおです。
このnoteでは、中学受験や子育て、夫婦のこと、自分の心のことを、正解探しをやめた視点で書いています。
同じようにしんどさを抱えている方の、少しの休憩場所になれたらうれしいです。

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