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【感情の痛み#10】「不安」や「恐れ」って”いま”起こってる?

こんにちは。ピアノ講師、メンタルコーチの One Heart です。


※この記事は、2026年1月に再編集しました。
当時の文章をそのまま残すのではなく、「いまのわたしの言葉」で、あらためて整えています。


✧✧✧


不安って、やっかいですよね。


現実にはまだ何も起きていないのに、
心だけが、先にぐるぐるしてしまう。


「このまま大丈夫かな」
「もし失敗したらどうしよう」
「うまくいかなかったら・・・」


そんなふうに考え始めると、気持ちはどんどん重くなるのに、
止めようとすると、逆に大きくなることもある。


だから今日は、不安を“消す”話ではなくて、
不安が湧いてきたときに、静かに自分を戻すための入口を書きます。


合言葉は、ひとつだけ。


「それ、いま起こってる?」


この問いは、魔法みたいに不安を消してくれるわけではありません。
でも、頭の中の映像からいったん降りて、
「いま、ここ」に戻るきっかけになってくれます。


✧✧✧


不安が強いときほど、わたしたちは「未来」を見ている

不安の正体って、何だと思いますか?


もちろん、きっかけは現実にあることもあります。
でも、不安そのものは、たいてい 「いま起こっていること」 ではなくて、
「これから起こるかもしれないこと」 に向かって生まれています。


つまり、不安が強いときほど、
わたしたちの意識は「いま」ではなく、未来に飛んでいる。


たとえば・・・

  • 明日の仕事のこと

  • 先の予定

  • 人間関係の不安

  • お金や体調の心配

  • 「このままでいいのかな」という焦り

これらは、現実というより、頭の中の“映像”です。


未来を想像する力って、本来は素晴らしいものなんですよね。
計画を立てたり、準備をしたり、夢を描いたり。


でもその力が、不安と結びつくと、頭の中で“最悪のシナリオ”が上映され始める。


そして身体は、その映像を「いまの問題」みたいに受け取ってしまうから、

  • 息が浅くなる

  • 胸がざわざわする

  • 肩がこる

  • 胃が重くなる

  • 眠れなくなる

というふうに、ちゃんと反応してしまいます。


不安がつらいのは、
「考えすぎ」だからではなくて、
身体が本気で反応してしまうからなんです。


だからここで大事なのは、
自分を責めることではなくて、まず確認すること。


「それ、いま起こってる?」


未来の映像を見ている自分に気づけたとき、
それだけで、ほんの少し空気が入ります。


“いま”に戻る入口は、いつでもここにあります。


✧✧✧


「それ、いま起こってる?」という問いが、握力をゆるめる

不安が湧いてきたとき、
わたしたちはつい「落ち着かなきゃ」と思います。


でも、落ち着こうとするほど落ち着けないこともあります。
(落ち着けない自分に、また焦ってしまったり。)


だから、ここでは方向を変えます。


落ち着こうとする前に、まず 確認 する。


「それ、いま起こってる?」


この問いは、不安を否定するための問いじゃありません。
「そんなこと考えちゃダメ」と止めるためのものでもない。


ただ、事実を見分けるための問いです。


たとえば、

  • 「明日、うまくいかなかったらどうしよう」

  • 「嫌われたかもしれない」

  • 「これから大変になるかもしれない」


こういう思考が出てきたときに、
やさしく、淡々と聞いてあげる。


「それ、いま起こってる?」


すると、たいてい答えはこうなります。


「・・・いまは起きてない」


不安は“いま”ではなく、未来(ときに過去)に向いていることが多いからです。


もちろん、思考が浮かんでいること自体は「いま」起きているけど、
その 思考の内容 は「いま」ではない。


ここが切り分けられると、
不安の映像に巻き込まれっぱなしの状態から、少し離れられます。


この問いがしてくれるのは、
不安を消すことではなく、


不安と“同一化”しないこと。


不安がある。
でも、わたしが不安そのものではない。
いま、頭の中に不安が通っているだけ。


この距離が生まれると、
握っていた力が少しゆるみます。


「手放す」って、こういうことかもしれない。
そう思える入口が、ここです。


✧✧✧


日曜の夕方のソワソワは、“明日”の映像に反応している

日曜の夕方になると、
なんだか落ち着かなくなることってありませんか。


「明日からまた仕事か・・・」
「今週もいろいろあるな・・・」


そんなふうに、心がざわつく方もいるかもしれません。


これって、すごく象徴的な場面だと思うんです。


なぜなら、日曜の夕方のソワソワって、
実際には「明日」が始まっていないのに、
心だけがもう明日の中に入っている状態だから。


ここで、さっきの問いを入れてみます。


「それ、いま起こってる?」


いま起こっているのは何でしょう。

  • いまは日曜の夕方で、部屋にいる

  • いま、スマホを見ている

  • いま、お茶を飲んでいる

  • いま、胸のあたりが少し重い


他にもいろいろとあると思うけど、
こういうものが“事実”ですよね。


一方で、「明日つらいかも」「また大変だ」
というのは、未来の映像(ストーリー)です。


ここで大事なのは、
「明日のことを考えるな」という話ではないんですよね。


考えたっていい。
準備したっていい。
ただ、映像に飲み込まれて、いまを失わないこと。


不安が強くなってきたときは、
「未来の準備」ではなく、
「未来の映像の再生」になっていることが多いからなんです。


いま必要なのは、たぶん答えでも解決でもなくて、
ただ一度、いまに戻ること。


「それ、いま起こってる?」


この問いは、
未来に飛んでいく意識を、“いま”にそっと戻してくれます。


そしてここからの有料パートでは、

  • 不安がどうやって増えていくのかというしくみ

  • 消そうとするほど増える理由

  • 情報(不安商法)で不安が育つ構造

  • 1分で“いま”に戻る実践

を、「不安に振り回されない感覚」を身につけたい人のために
保存版として整理していきます。


その場しのぎで落ち着く方法ではなく、
不安が来ても、自分で戻れる場所をつくりたい方に向けて書いています。


✧✧✧


「不安」は現実ではなく、頭の中の“ストーリー”として増える

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