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総ページ数35の小説が2pしか読まれなかった日についた評価を、どう考えれば良いのか?

今回は、物書きにとっては哀しい、けれど知っておいた方がきっと「身のため」になる、小説の評価現実(一部の評価の雑さ…と言うより闇?)のお話です。

とある小説投稿サイトに、もくじページも含めて計35ページのEpisode3まで書き上げた未完小説がありました。

複数作品を抱えている作者は、キリの良いところで一旦この小説を休載状態にし、別のサイトで別の連載をしていました。

35ページの小説は、自作サイトで作ったものを「外部登録」という形で登録したものです。

小説投稿サイトに新着情報が載るのは、登録した日の1回だけ。それ以降は更新しようが何をしようが、TOPページには何の情報も出ない仕様となっています。

また、休載状態になってから、特に宣伝も何もしていなかったため、露出機会もほとんど無く、作者も閲覧者を期待してはいませんでした。

ところがある日、そんな小説に突然「評価」がついたのです。

☆が2つです。

「これって『どっちの意味』かなぁ?でもまぁ、読んで頂けただけでもありがたいなぁ。これなら、さぞかしカウンターの数値も伸びたのだろうなぁ」と、作者は思いました。

自作サイトのため、小説には「アクセス数」を数えるカウンターがついています。

(サイトに付ける「カウンター」は、「重複カウント不可」の設定では、1日何人が訪れたか分かる代わり、何ページ見られたかは分かりません。逆に「重複カウント可」にすれば、何人が訪れたかは分からない代わり、1日に何ページ見られたのかが分かります。この小説の場合は後者の「何人かは分からないけれど、ページ数は分かる」設定でした。)

わくわくドキドキしながらカウンターサービスの管理ページを開き、評価がついたであろう日の数値を確認しました。

」でした。

「……ん?」

もしかしたら前日の夜中(日付変更前)に評価されたのかも知れませんが…前日の数値は「1」です。

そもそも、直近1週間で2より上の数値はありません。

35ページの小説は、休載してからだいぶ経っているため「更新を毎日1ページずつ追わなければならない状態」などではなく、普通にイッキ読みが可能な状態でした。

1ページあたりの文字数も多くはなく、ナンセンス・ギャグ系のラブコメ・ファンタジーのため、内容が難しくてなかなかページを読み進められないということもないはずです。

しかも、小説投稿サイトの登録ページからは、まず「もくじ」に跳ぶ仕様になっています。

つまり、アクセス数「2」のうちの「1」は、確実にもくじページなのです。

つまりその評価は、最大でも本文は最初の1ページ(前日の評価だった場合は、もくじページのみで本文0ページ)だけでつけられたものだったのです。

(そもそも、人数が分からないので、1日1アクセス×2人という可能性もゼロではないですし…。)

皆さん、たとえば自分が好きなアニメを1話切り(1話目だけで試聴終了)された挙句、そのアニメに対して適当な評価をつけられたら、どう思われますか?

「いや、このアニメは第3話で超絶展開があって、ビックリするほど雰囲気が変わるから!」ですとか、「このアニメ、タイムリープが始まってからが本番だから!最終話まで見終えたら、絶対に第1話を見返したくなるから!」ですとか、反論したくなるのではないでしょうか?

まして、生みの苦しみを知る作者であれば、なおさらのことです。

ですが、この件に関してだけ言えば、作者にそれほどの衝撃はありませんでした。

むしろ「なるほど、こういうことだったのかな?」と思いました。

なぜなら作者は以前、その小説投稿サイトで「これはちょっとおかしいのでは?」という評価を数多く目撃していたからです。

それは去年(2021年)の10月のこと…

「Web小説の検索の仕方・され方」の研究の一環として、このサイトの小説一覧ページを「更新順」で見ていた時のことです。

「なんだ?この小説も☆1個だし、あれもこれも…。ページのほとんどの小説に☆1がついているじゃないか!?」…と、その☆1評価のあまりの多さに、愕然としたのです。

少なくとも、他の小説投稿サイトでそこまで「☆1評価ばかり」というのは見たことがありませんでした。

それも、☆1評価は評価者が1人だけ。それ以外の評価の時は大概、評価者が2人以上はいたのです。

(評価者の数は☆の横の( )の中の数字で確認することができます。)

あれから数ヶ月経ち、今その「更新順の小説一覧」を見ても、☆1評価は見当たりません。

「やっぱりアレはおかしかったんだ…」というのが分かるくらい、綺麗サッパリ消えています。

しかしそれは、その「不自然な評価」のターゲットを探す場所が変わっただけ。そして☆のつき方が変わっただけだったのかも知れません。

(もちろん、去年の10月の件と、今回の件が同じ人とは限らないわけですが…。)

去年の件の際、自分は「これは『自分の気に入らない小説を片っ端から☆1評価にしていく批評家気どりさん』だろうか?それとも『星の評価を全て加点方式(ミシュランの3つ星やホテルの5つ星評価と同じ形式)でとらえるタイプの人で、シングルスターを贈って激励している』のだろうか?あるいは『他人の小説を不当に低く評価することで、ライバルの足を引っ張りたい』ということなのだろうか?」と、判断に悩みました。

(何でもかんでも悪意を疑うのは、よろしくないですからね…。)

しかし、少なくとも今回の件は「小説の中身をろくに読まずに評価をつけている」=「小説を評価することが目的ではなく、その☆の数の評価をつけることが目的」であることは分かりました。

こういう事があるというのを、作者・読者ともに、まだまだ知らない方が多いのではないかと思います。

もっと多くの方が知った方が良い事実ですし、知らないと無駄に傷ついたり、誤った数値に振り回されることになります。

作者の皆さん、思いがけない評価に「えっ?」となった時は、まずその小説のその日のPV(ページビュー)数を確認してください。

確認できないサイトもありますし、確認しても「元々PVが多い」もしくは「ユニークユーザー数が複数で、誰が何ページ見たかが分からない」「そもそも1ページしかないので、数えても意味が無い」ということもあるかと思いますが…

何ページ読まれていたのかが分かれば、それが「ちゃんと読まれた上での評価」なのかどうかが分かります。

傷つかなくて良いことに傷ついて、筆を折ってしまってはもったいないです。

まして、心を病んだり、最悪人生に絶望して命に関わることにでもなったら、もったいないなどという話では済みません

そもそも、ネットでときどき「低評価」を嘆かれる声が見られますが…「☆の数が少ない=評価が低い」とは限りません。

Amazo〇さんのレビューなどで☆1評価にクレームが書き込まれていることが多いので、最近はそういうイメージの方が強くなってしまっている気がしますが…

(あれはシステム的に☆を付けなければレビューを書き込めないせいかと…。実際「本当は☆1も付けたくない」という声を見たことがあります。)

ミシュランのシングルスターや1つ星・2つ星のホテルを「低評価だ」なんて言おうものなら、その業界の方々に怒られます。

小説投稿サイトの読者には、想像以上に年代が上の方が多そうですので(←自分の小説の読者の平均年齢が分かる小説投稿サイトもあります。)「最近のイメージ」に縛られずに「プラス評価だけど、評価基準がちょっと厳しめ」くらいのものが☆1~3で付くことは充分にあり得る話なのではないかと思います。

むしろそういう「ポジティブなイメージ」を広めることこそが「☆を少なくつけて相手の足を引っ張ろう」という行為の「意味自体を失くす」最善手なのではないかと思っているのですが…。

(そもそも相手がポジティブイメージで☆をつけてくれているのだとしたら、こちらが低評価と思い込んで落ち込むのは「失礼な話」になってしまうので、自分はとりあえず全て肯定的に受け止めようと思っています。)

今回は「☆の数が少ない=低評価だと思っている派」の可能性の方が高そうですが…

もし仮に、そうやって「他人の評価を下げることが自分の利益につながる」と思っているのだとしたら…きっとその人は、ネット小説界に潜む根本的な問題――「どうして報われない人が多いのか」に、まだ気づいていないのでしょうね。

水槽の中の熱帯魚が、周りのライバルを食い尽くして1匹だけ生き残ったとしても…水が汚れてしまっていたら、結局その魚も生きていけないとは思いませんか?

ちなみに、今回および去年の件の舞台となった小説投稿サイトは「ツギクル」さんというサイトなのですが…

この「ツギクル」さんには「読者ランキング」なるものがあり、読者の行動数値で分かるようになっています。

(アカウントを持っていなくても、誰でも見られます。)

読者の「生態」を研究するのにとても有益なページですので、別記事にまとめてみました↓。

今回の記事と合わせてご覧いただくと、さらに興味深いのではないかと…。

(今回の記事に出てきたような評価は、実は想像以上に「とてつもなく多い」のかも知れません…。)



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