カルピスの すゝめ
ふだん気に留まることなく見落とし続けた小さな進歩に、ふいに気がつき、ハッとして…
場合によっては感動に至った。そんな経験ありませんか。
小さくみえて、そのじつ案外 大きな変化。。このことについて
思い出話を織り交ぜながら、まづはひとつ、取り上げてみたいのです。
CALPISカルピスについて。
momoが幼き日に飲んでいたカルピスは瓶入りだった。
だから自分でカルピスを作るのは緊張を伴った。なんてったって。。
重いんだもの。
注意をしないと どぽどぽどぽっ、と 注ぎすぎて、自分で作るカルピスはいつだって だいぶ濃い。飲みきる前にお水を足してもう一杯、飲めたこともしばしばだった。ひと瓶なくなるのはあっという間で。。どんだけ好きだったかが、わかるとおもう。
だけど
成長するに伴い、いつしか冷蔵庫からカルピスが消えたことにも気づかぬままに時は無常に過ぎさって。。わたしも同級生も、次から次に市場にでまわる新しい飲み物に飛びついた。メローイエロー、マウンテンデュー、ファイブミニ。。。そして、ビールをおぼえる年頃に差し掛かったころに、
突如、カルピスが、薄情なワレワレに問うたのだった。
ペットボトルのカルピスウォーターはいかがです?と。
それはmomoの20代とほぼ同時にカルピス新時代の幕が明けた瞬間だった。自販機一台の中身がALLカルピスウォーターになるほどの、大ブームを巻き起こす。当時の担当社員はきっと、重役になってるにちがいない。
だけどそんなブームも。やがて去る。
またまたカルピスから食指が遠退き、およそ十年。口にすることのないまま
momoもやがて母になる。
家族ちゃんの誕生は、わたしとカルピスの再会のきっかけ にはなったけど、
当時のわたしは心のどこかで。。カルピスは子供の飲み物乳酸菌、と侮っていた。せっせと作れど口にしなかったのだから。
ある日、わたしは無性に喉が乾いた。
あいにく冷蔵庫には何もなく、カルピスを仕方なく飲んだ。
その瞬間、喉奥まで行き渡ったカルピスは爽として。。うまい!
この味、おかわり!
ごっごっごっ♡もう一杯!うまい♡
そっからかかさず、今日に至る、わたしのつくるカルピスは
やはり濃い。
濃さにまつわるエピソードがひとつある。
家族ちゃんが小学低学年の時分、
夕暮れ時に帰宅するなり興奮気味に、わたしに言った。
「ママ、あのね、〇〇くんの家のカルピスってすんごく薄いんだよ。
びっくりしちゃった。うちのとちがくて。うちのカルピスの方が好きって、
〇〇君も△△君もみ~んな言っていたんだよ!」
それ以降、家族ちゃんのお友達に振る舞うカルピスは意識的に濃く作る。
ここん家のカルピスが一番うまい!が何度でも、聞きたくて ね。
ある日、カルピスを喉に流し込みつつ、気がついた。
濃いめにもかかわらず、口の中になにも残ってないことに。
こう言われても、
わかいひとには はてな? だろうね。
昔はカルピスを飲んだ後、舌の奥に白い違和感の溜まりが残った、
あれがタマニキズだったカルピスの、あれ、ないじゃん。そういえば。。
その後、あれは、企業努力のタマモノで改善されて無くなった。と聞き知った時の
驚きは感心から感動へと昇華した。
嗚呼、カルピスよ。
子供のころからなんにも変わらずそのままでいてくれる懐かしい味の
カルピスよ。
実は進化していたなんて。すごいよ、カルピス。万歳…
そして、フレーバーが増えたところでやっぱりオリジナルが一番うまいが
セオリーってもんだけど、カルピス桃味に限っては、
オリジナルを超えた、って わたしは思っている。。🍑
momoの おすすめ🍑
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