『この闇と光』感想メモ
面白かった!とても好きな作品だった。
まず、世界観が良い。この現世から逃げて、本の世界に入れる感覚がすごい。小説というより物語のような。
少し疲れているタイミングで読んだのもあって、そういう意味でもとても良かった。
前半と後半で全く違った。
良い意味で、イメージを裏切られた作品。帯に「すべての世界が崩れ行く快感」とあったが、その通りだった。
文章の書き方が、主人公のエッセイみたいな感じで好き。この人の性格がよくわかる。
登場人物の心情描写が綺麗なので、読み返すことによって感じることが変わると思う。
あと、美術作品がたくさんでてきて、普通に勉強になる。
今まで読んだ本の中でも、特に面白った枠に入ります。良かった。
本の中で、印象に残った部分。
善行を重ねても不幸になることもあり、悪行を重ねても幸せになることもある。そして幸、不幸も主観によるものだと・・・神はいるかもしれないし、いないかもしれない、だが居たとしても、その意志など常にランダム・・・いい加減だ。
