池波流の食事.剣客商売に見る味噌汁🍜🍜🍜🍜🍜⚔️⚔️⚔️🍜🍜🍜🍜🍜

         🍜🍜 (秋山 小兵衛は味噌汁に実は絶対に入れない?) 🍜🍜

池波 正太郎の剣客商売では、料理に拘る主人公 秋山小兵衛の姿がよく出てくる。
小料理屋 不二楼では、散々 蘊蓄を言いながら 料理に舌鼓をうち、家に帰れば帰って、小兵衛の妻である “おはる” に色々と注文をつけ、何だかんだと 一日中 食べる事ばかり考えている様にも思えるのだが、そんな小兵衛の好む味噌汁には (実は絶対に入ない….)と、まぁ、どこまでも 勝手な事を言う人だ。

でも それって本当の話?
(味噌汁に実は絶対に入れない)らしい…..と仰っているのは、文芸ジャーナリストの重金 敦之様である。重金様は 週刊朝日編集部在籍時代に、池波 正太郎様や松本 清張様を担当している。
でも、味噌汁に実が入っている方が 豪華で美味しいと私は思うのだが、何故に 実が入っている事を良しとしないのか?

その事について、少し考えてみると……。

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冷蔵庫や冷凍庫がなかった時代に、いちいち小兵衛の様な面倒臭い事を毎日言われていたら、たまったものではない。言う方は気楽に考えているのかもしれないが、作る側からしてみれば 面倒臭いものだ。

うるさい小兵衛の好みに応じて 面倒臭いとか思わず、丁寧に手間暇かけて食事の準備をする “おはる” という人は、よく出来た人だと思う。そんな人は世の中 存在しないものと思ってしまう。
あれはドラマの中だから いつも上機嫌の笑顔でいられるのであって、現実の世界では そうはゆかない。

実を入れたくない理由は、シンプルに徹しての事だろうとは思うのだが、例えば コイモや、里芋等を入れたりすれば 絶対に美味しいと思うのだが、これからの御正月料理を考えるにあたり、小兵衛は御雑煮の場合 どんなものが良いのかと思ってしまう。

お餅だけで、何も入れたくはないのだろうか?
それこそ、今の季節だと “ユリネ” なんかは 最高だと思うのだが、やっぱり 何もない方が良いのだろうか?

秋山 小兵衛が求める理想の食事というものには、何だか 納得のゆかない事も 時々出てくる。

グルメと理想の食事というものは、又 別物…..という事なのかもしれない。

私は決してグルメではないけれど、出来れば豪華にユリネやコイモなんかを入れて欲しいと思ってしまう。
ただ、それも面倒臭いので、お豆腐ぐらいにして何も入れないだけ。

もしかすると、小兵衛は おはるの為に 手間がかからない様にとの配慮から、わざと “味噌汁ぐらいは ラクなものにしてやろう….” という事だったのかもしれない。

小兵衛に対して あえて そう考えてあげる事も、剣客商売ファンとしての配慮なのかもしれない….と思っているところだ。

もうすぐ31日。
紅白を見ながら 御正月に何を食べるのか、
ちょっとだけ 考えてみる事にしよう。  ⚜️


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