ディヌリパッティ.モーツァルトピアノ協奏曲 第21番.古マイセンに見る大芸術と小芸術の世界 ➀

マイセンはアウグスト強力王が自らの宮殿を飾る為のコレクションとして製作されたもので、磁器宮殿に所蔵されたものは底面に
「ヨハネウム.ナンバー」と呼ばれる番号が入る。
紫、ピンクっぽい色は、最初期の磁器製品に見られ、花 , 鳥 , 風景画等を紫色一色で描いている。
顔料が得られない窯では、貝の色素を用いた “貝紫” という技法を用いる事もある。
又、“インドの花” と呼ばれるものは、ヨーロッパで大変流行したもので、他窯で盛んに “写し” が作られた。
現代でもマイセン以外のメーカーで、このモティーフを使い続けている窯がある。
本来のインドの花は、東洋風の散花文一般を指す。
マイセンは風景画の原画として、ヴァトーやブーシェといった当時の一流 田園人物風景画家の作品をアレンジして用いていた。

音楽以外のアンティーク品と音楽を考えてみるに際し、道具として使用される諸条件を考慮する必要のない絵画や彫刻品には自由な表現が許されるのに対し、道具として一定の使用条件を満たされなければならないものには、その芸術性の表出が限定的になる事から、絵画 彫刻は美術品と呼ばれ、この事を「大芸術」、「自由芸術」と称する。
ところが 陶磁器類等は工芸品と呼ばれ、「小芸術」「不自由芸術」との軽視された扱いを受け、アンティーク品が好きな人間としては納得がゆかない事もある。
つまりは、大型の目立つもの、美術品を製作する人は「芸術家」であるのに対し、小さな工芸品を作る人は「職人」と言わんばかりである。
では、音楽はどちらになるのだろう。
大芸術なのか?小芸術なのか?
音楽の場合、生演奏と録音したものの両方がある為、例えば録音の価値は技術的な側面だけでなく、演奏者の解釈や時代背景を反映するものとして、芸術品の様な存在になりえるのかもしれない。
例えば、リパッティの演奏は、そう考えても良いのではないのだろうか。
リパッティのモーツァルトピアノ協奏曲第21番は、録音は古くても、芸術に値するもの…..そう考えている。
ディヌ.リパッティ モーツァルトピアノ協奏曲 第21番

カラヤン指揮 1950年

フランス.オリジナル
バッハ パルティータ 第1番 1950年









⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️⚜️
