信じたいのに、壊れてしまいそうだった― 優しさが怖くなる夜の記録 ―
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信じたいのに、壊れてしまいそうだった
– I Wanted to Trust You, But I Was Breaking
「大丈夫なふり」は、いつの間にか癖になっていた。
本当は大丈夫なんかじゃないのに、そう言わないことで、何かを守っている気がしていた。
君が優しく手を伸ばしてくれるたび、
安心するはずなのに、身体のほうが先に縮こまってしまう。
拒んでいるつもりはない。
ただ、近づかれることが怖かった。
壊れていたのは、心じゃなくて
自分は壊れているんだと思っていた。
でも、よく考えればそれは「壊れた心」じゃなくて、
守りすぎた結果、勝手に反応してしまう身体だったのかもしれない。
撫でられるだけで首がすくむ。
それだけで、また距離を取ってしまう。
「どうして信じられないの?」
そう聞かれても、うまく答えられなかった。
だって、信じたい気持ちは本物だったから。
優しさは、ときどき痛い
「それでも支えたい」
君のその言葉は、優しくて、でも苦しかった。
信じたいのに、信じきれない。
期待したくないのに、期待してしまう。
そんな夜は、だいたい喧嘩で終わる。
疲れていた。
それでも、君の声だけは頭に残っていた。
ひとりで抱えるには、重すぎた
「大丈夫」とは言えなかった。
でもそれは、拒絶じゃない。
ただ、この痛みを
ひとりで抱え続けるのが、もう限界だった。
泣いた日も、叫んだ日も、
そばにいた君の存在が、
壊れかけた心を何度も踏みとどまらせてくれた。
もしかしたら――
まだ、生きていたいと思っていたのかもしれない。
信じることは、怖い
信じるという行為は、
裏切られる可能性を自分で受け入れることでもある。
それが怖くて、
最初から何も受け取らないほうが楽だと思っていた。
それでも君は、何度でも手を差し伸べてくれた。
そんな人にすら、傷をつけてしまう自分が、
どうしても許せなかった。
それでも、もう一度だけ
限界だと思うたびに、
君の笑顔が浮かぶ。
壊れたままでも歩けるなら、
完璧じゃなくても進めるなら、
信じることを、もう一度だけ選んでみたい。
あとがき
捨てられるのが怖かった。
でも、本当は――
誰かを信じたかっただけなんだ。
この文章は、楽曲
「信じたいのに、壊れてしまいそうだった
– I Wanted to Trust You, But I Was Breaking」
の世界観から生まれました。
優しさが怖くなる夜に、
同じ気持ちを抱えた誰かに届けばと思います。
最後に
音楽は、
誰にも見せない感情を
置いておける場所だと思っています。
元気なふりをしなくていい夜に、
この音が、
少しだけ隣にいられたら嬉しいです。
生きてた証を、
まだ探しているあなたへ。
また、夜に会いましょう。
いいねちゃんねる / Nice channel について
静かな夜に寄り添う、
チルで切ない音を残しています。
City Pop / Chill / Lo-Fi / Jazz Piano を軸に、
派手さよりも
**「湿度」「影」「静けさ」**を大切にしています。
無理に光を当てない。
闇を消さない。
それが、このチャンネルのやり方です。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
今、
何も感じなくても大丈夫です。
この文章も、この音楽も、
必要な夜に思い出してもらえたら
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