悪役令嬢の毒舌解説/「高市減税」は、なぜ低所得者の味方ではないのか?
ごきげんよう、令嬢方。
本日は巷で話題の
「いわゆる高市減税」なるものを拝見いたしましたのだけれど、
あまりの“人気取りの香り”に、
思わずティーカップを落としそうになりましたわ。
だってこれ、
低所得者向けの顔をした“高額消費者優遇”
ですもの。
しかも、
構造をよく見ると 外食産業だけが増税になる という、
まるで魔王城の罠のような仕組みになっておりますのよ。
💎◆まずは「消費者側」のお話から
●納豆1パックのために、毎日コツコツ…?
まぁ、なんて慎ましいことでしょう。
毎日納豆を1パック買う方が受け取れる減税額、
年間で 約1万4,000円 だそうですわ。
一方で
20万円のキャビアをひょいっと買われるご令嬢やご紳士は、
たった一度のお買い物で1万3,000円の減税 ですって。
まぁ、素敵。
「高所得者のための減税」
と正直におっしゃればよろしいのに。
●食費3万円の家庭と15万円の家庭
この差、わたくしのドレスの値段ほど露骨ですわ。
月3万円の食費 → 毎月 1,900円 の減税
月15万円の食費 → 毎月 9,700円 の減税
まぁ、なんて美しい“格差の再現”でしょう。
消費額が多いほど得をする減税。
これを「低所得者向け」と呼ぶセンス、
わたくし嫌いではありませんわ。
●1日1食の方々?
あら、ごめんあそばせ。
この政策、あなた方には ほぼ無関係 ですの。
だって、
消費できないほど困窮している方には、減税の恩恵が届かない
仕組みになっておりますもの。
「食べられない人ほど減税が少ない」
まぁ、なんて皮肉でしょう。
🍽️◆そして本題:外食産業は“増税”でしてよ
ここからが、 構造的な問題点 ですわ。
●具体例で見ますわね
①レストランで1,000円(税抜)の食事
消費税10% → 100円
②食材の仕入れ600円(税抜)
減税前:8% → 48円
減税後:1% → 6円
●納税額の比較
減税前:100 − 48 = 52円
減税後:100 − 6 = 94円
→ 納税額が 52円 → 94円 に増える(+42円)
まぁ、なんてことでしょう。
減税なのに、事業者は増税になる のですわ。
●なぜこうなるのか?
消費税は「売上の消費税 − 仕入れの消費税」で決まりますの。
ところが今回の減税は、
売上(外食):10%のまま据え置き
仕入れ(食材):8% → 1% に大幅ダウン
つまり、
控除できる仕入税額だけが激減
→ 差し引きの納税額が増える
→ 実質的に“外食産業だけ増税”
という構造でしてよ。
だから、
日本フードサービス協会など外食4団体が
「減税に反対」
と緊急声明を出したのも当然ですわ。
🕳️◆そして極めつけは“財源の穴埋め”
減税をすれば税収が減りますわよね?
その穴を埋めるために、
別の税金
社会保険料
公共サービスの縮小
などが起きる可能性が高いのは、
皆さまご存じの通り。
そしてその負担は 低所得者ほど重くのしかかる のですわ。
つまり、
恩恵は小さく 後から来る負担は大きい
まぁ、なんて“庶民泣かせ”な構造でしょう。
🌍◆本当に低所得者を支援したいなら?
世界ではもっと“まともな支援”がございますのよ。
給付付き税額控除
生活必需品の現物支援
最低賃金の引き上げ
家賃補助
子育て世帯への直接給付
社会保険料の軽減
これらこそが、
本当に低所得者を支援する政策 でしてよ。
🎀◆まとめ
「高市減税」は、庶民のための顔をした“高額消費者向け減税”ですわ
消費できる人ほど得をする
消費できない人には恩恵ゼロ
外食産業はむしろ増税
財源の穴埋めで庶民の負担増の可能性
なのに「低所得者向け」と言い張る
まぁ、なんて美しい皮肉でしょう。
わたくしとしては、この“構造の矛盾”に拍手したいくらいですわ。
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