AIでLINEスタンプ作りが爆速に!背景透過・分割・リサイズを自動化するツールを自作してみた
最近、LINEスタンプ作りに挑戦しています。Geminiを使ってスタンプ画像を生成しているのですが、生成された画像を「分割」したり「背景を透明化」したりするのに丁度良いツールが見当たりませんでした。
「ないなら作ってしまおう」ということで、AIの力を借りて自作してみました。同じ悩みを持つ方の力になれば嬉しいです。
1. 既存ツールの惜しいポイント
最初は、有名な無料Webツール「ezstampify」などを使ってみました。非常に多機能なのですが、AI生成画像特有の課題に対しては、あと一歩痒いところに手が届きませんでした。
分割時に、AIが生成した画像内のセパレータ(境界線)が残ってしまう
右下に入ってしまうAIのロゴを消すのが面倒
LINE規定サイズへの微調整に手間がかかる
「もっとサクッと、一発でスタンプの形にしたい!」という思いが強くなりました。
2. 実現したかった3つのこと
自作ツールでは、特に以下の3点を自動化したかったのです。
一括分割とセパレータ削除: 複数スタンプが1枚の画像になっているものを分割。その際、境界線も綺麗に消す。
AIロゴの自動カット: 右下に出るロゴを範囲指定で削除。
背景透過とサイズ自動調整: Geminiは透明背景の画像を出力できないため、指定色を透過させ、LINE規定のサイズへリサイズする。
AIが生成したスタンプ画像のサンプルはこちら。
右下にGeminiのロゴが入ったり、セパレータに線があったりします。
また、Geminiは透明画像を出すことができないので、背景は透明化しやす用に単色を指定しています。

3. 自作ツール「サクッとスタンプ工房」の使い方
誰でもブラウザから簡単に使えるWebツールとして公開しました。
使い方はとてもシンプルです。
画像をアップロード: 加工したい画像をドラッグ&ドロップします。
透明化の設定: 透明にしたい色を指定します(スポイト機能を使うと楽です)。
Tips: PNGやJPEGは微妙なグラデーションがあるため、「許容度」を調整すると綺麗に抜けます。
出力種別の選択: メイン画像、スタンプ画像、ルームタブ画像から選びます。サイズは自動で設定されます。
分割とロゴ削除の設定:
分割数(例:2×2の4分割など)を指定。
境界線がある場合は、削除する太さを指定。
右下のロゴを消したい場合は、削除サイズを指定。
ダウンロード: 「加工実行」を押して完成した画像を保存するだけ!

(参考)開発時間わずか3時間!AIツール「Antigravity」での爆速開発
余談ですが、今回はGoogleのAIツール Antigravity を使って開発しました。
AntigravityはVS Codeをベースにした次世代IDEです。GitHub Copilotが「人の入力をサポートする」存在だとすれば、Antigravityは「抽象的な仕様を投げれば、自律的に製造・試験・デバッグまでこなす」エージェントのような感覚でした。
実際に投げたプロンプトは以下のようなシンプルなものです。
【プロンプト内容】
- ドラックアンドドロップでラインスタンプを生成するアプリを作りたい - Webブラウザで開いて実行できるようにすること - インプットは「sample.pnp」のような画像(4つのスタンプが1画像になっているなど) - アウトプットは背景を透明にしたpng画像 - 以下のことを同時に編集して出力する - RGBを指定して透明化する - 分割数を指定して分割する - 分割したときに境界線があれば削除する - 右下にAI出力のロゴなどあれば削除する
この指示だけでベースが出来上がり、あとは細かな改善を数回やり取りしただけで、トータル2〜3時間で完成しました。以前なら1週間はかかっていた作業が、AIのおかげでここまで短縮できるのは驚きです。

