ピック1枚の「しなり」に助けられている話。私が現場で使い分ける4枚の記録
ギターを弾けば弾くほど、自分の未熟さを痛感すると同時に、いかに「ピック」という小さな道具に助けられているかを感じます。
エフェクターやアンプも大切ですが、弦に触れる最初の接点であるピック。今回は、私が試行錯誤の末に辿り着いた、今の自分にとっての「4枚の正解」について、少し個人的な解釈を交えて書いてみたいと思います。
1. アコギ:薄さが生んでくれる「柔らかい輪郭」

アコギを弾く時は、サウンドハウスの0.5mm(トライアングル)を手に取ることが多いです。
以前は「薄すぎると手応えがない」と思っていましたが、この薄さ特有の「しなり」が、弦を叩く瞬間の衝撃を優しく逃がしてくれます。そのおかげで、音が塊にならず、1本1本の弦が綺麗に響いてくれる。自分の右手の硬さを、ピックが柔らかく補ってくれている感覚です。
2. カッティング:絶妙な「タメ」を作るDAVAピック

リズムを刻むカッティングの時は、DAVAピックを愛用しています。
カッティングにおいて、ピックのしなりは「いい意味でのアタックの遅れ」を生んでくれます。このわずかな遅れが、自分勝手になりがちなリズムにほんのりとした「タメ」を加えてくれる気がするんです。
「しなるのに、しっかり戻ってくる」。そんな絶妙なニュアンスに、いつもリズムキープを助けられています。
持つ場所によってしなり具合が変わるのでそこも面白いところです。
3. 速弾き:正確さをサポートしてくれる厚みと素材

正確なピッキングが求められるリードプレイや速弾きでは、Jim DunlopのFLOW STANDARD 1.5mmやJohn Petrucci Trinity Pickを選びます。
これらはしなりがない分、自分の動きがダイレクトに弦に伝わります。弦離れも良く、滑りもいいので、自分の技術の至らない部分を道具が底上げしてくれている。
特に分厚いピックなどは硬さを感じやすく扱いづらいと感じる人もいるかと思いますが、ナイロン素材のものはアタックが早すぎず、耳に痛くない「弦離れ」のいい音にしてくれるので、扱いやすいと思います。
まとめ:理想の1枚を求めて
現在の私の使い分けはこんな感じです。
アコギ: サウンドハウス 0.5mm
カッティング: DAVAピック
リード系: FLOW STANDARD 1.5mm / Trinity Pick
これが正解というわけではなく、あくまで「今の私」に馴染んでいる形です。道具の力を借りながら、明日ももっといい音を探していこうと思います。
