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クリスマスを迎えるアドヴェントのオルガン・・・聖ルカ礼拝堂にて

築地の聖ルカ礼拝堂で行われたオルガン・ミニコンサートに行ってきました。

とてもお天気が良く、真っ青な空に教会の建物が映えます。

聖ルカ礼拝堂は1936年に竣工し、1999年には東京都選定歴史的建造物に指定されました。保存改修工事のため2018年から一時閉鎖されていましたが、2023年4月に再開しました。
以前から一度聴いてみたいと思っていたオルガンでしたが、たまたま聖路加国際大学がFacebookにこのコンサートの案内を投稿しているのを見かけ、「ぜひ行ってみよう」と思い立ちました。

北ドイツ・バロック様式のオルガン

実際に建物の中へ入ってみると、アーチ型の天井や大きなステンドグラスがとても印象的で、そのゴシック建築様式の空間は、まるでヨーロッパの教会にいるかのようでした。そして何より、後方に設えられたオルガンの圧倒的な存在感に目を奪われました。

少し早めに到着したこともあり、2階席へ案内していただき、幸いにもオルガンを間近で見ることができました。

2階席からオルガンの音色を間近に聴くことができました。手前のリュック・ポジティフからは軽やかでキラキラとした華やかなサウンドが響き、後方のパイプ群からは低音まで含んだ厚みのある響きが広がってきました。
リュック・ポジティフの裏側にある演奏者席。
すぐ横にモニターが設置され、会場全体の様子が確認できるようになっていました。

このオルガンは、J.S.バッハが生きた時代の「北ドイツ・バロック様式」を基本とした構造で、手鍵盤3段と足鍵盤を備え、30本のストップ、2077本のパイプを持っています。
演奏者の背後にも「リュック・ポジティフ」と呼ばれるパイプ群があり、1階からはオルガニストの姿が見えない構造になっています。

製作はフランスのマルク・ガルニエ・オルガン工房(現・ガルニエ・オルガヌム)。池袋・東京芸術劇場のオルガンと同じ工房によるものです。規模は東京芸術劇場の約9000本のパイプを持つオルガンとは大きく異なりますが、装飾を含めたデザインには共通するスタイルを見ることができます。

池袋にある東京芸術劇場のバロック式オルガン


さて、今回(2025年)のプログラムは、なんとすべてJ.S.バッハ作品でした。

<プログラム>

J.S.バッハ
・コラール前奏曲「おいでください、世の救い主」BWV659
・パストラーレBWV590 第3楽章、第1楽章
・マニフィカト(マリアの讃歌)によるフーガBWV733

<オルガン 高橋博子>
東京芸術大学オルガン科卒業、同大学大学院修了。
ドイツ国立ハンブルク音楽演劇大学卒業。2023年
4月より学校法人聖路加国際大学オルガニスト。


バッハが自身の音楽を模索していた時代の作品 BWV733

BWV733の正確な作曲年は不明ですが、1703年から1707年頃、バッハが20歳前後の初期作品と考えられています。ブクステフーデの音楽から強い影響を受けながら、自身の音楽を確立しようと模索していた時期の作品です。

リュック・ポジティフからは明るく華やかな音色が響き、短い曲ながらも、豊かな表情が凝縮された素晴らしい演奏でした。


プログラムの最後には、会場にいた全員で聖歌91番「荒野の果てに」を歌いました。天井高くまで歌声が響き渡り、心地よい一体感に包まれたひとときでした。

ステンドグラスをプリントした、米粉でできた美味しいクッキーとクリスマスカードをプレゼントとしていただきました。

みなさんにとりまして、素敵なクリスマスとなりますように🎄




おまけ: 聖二コラのスペキュロス

今年のクリスマスは、長野にあるお菓子とトレトゥールのお店『LE CIEL BLUE NAGANO』さんのスペキュロスをお取り寄せしました。

スペキュロスというのは、フランドル地方(ベルギー西部・オランダ南部・フランス北部にまたがる地域)を代表する伝統菓子です。シナモンなどのスパイスが効いた、カリッとサクサクしたビスケットで、聖ニコラの日(12月6日)を祝うお菓子として、聖人の姿をかたどって作られています。

聖ニコラは、4世紀ごろに実在した人物で、サンタクロースのモデルとなったことでも有名です。「子どもたちの守護聖人」としても広く知られています。

聖二コラのスペキュロスは、約20cmとなかなか大きなお菓子です。

聖ニコラ、松ぼっくり、リスの3種類がセットになった、クリスマスを迎えるためのお菓子。とても可愛らしく、素朴でやさしい味わいのスペキュロスをクリスマスまで一個ずつ食べていきたいと思います。



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