無職のおっさん、ラノベを書く 第20話
無職のおっさん、ラノベを書く
第20話 フォロワーは二日で151人増えた。でも、猫スタンプはまだ途中です
まえがき
前回は、過去の対話や制作経験を有料記事へ整理し、有料マガジンを作りました。
今回は、他の人の無料マガジンで見つけた小さな方法を試したところ、フォロワーが二日間で大きく増えた話です。
数字が勢いよく動く一方、俺が作ろうとしていた猫のLINEスタンプは、ほとんど進んでいません。
***
「三百二十四人……?」
眼科から帰ってきた俺は、noteの画面を見ていた。
フォロワー、三百二十四人。
全体ビュー、二八九六。
スキ、七七九。
コメント、十六件。
累計売上、四百円。
「フォロワーだけ、別の速度で増えてないか?」
前回確認したときは、二百五十五人だった。
そこから六十九人増えている。
さらに、その前日は百七十三人だった。
二日間で増えた人数は、百五十一人。
noteを始めてから二十五日。
その半分近い人数が、たった二日間で増えていた。
「何をしたんだ、俺は?」
派手な宣伝をした覚えはない。
広告も出していない。
急に人気記事が生まれたわけでもない。
きっかけは、フォローしてくれた人の記事だった。
その人が公開していた無料マガジンへ登録すると、noteで反応を増やすための小さな実践方法が書かれていた。
高額な教材ではない。
複雑な仕組みでもない。
俺は、書かれていたことを試してみた。
すると翌日、フォロワーが八十二人増えた。
「こんなに変わるのか……」
今まで俺は、AIと相談しながら、自分なりの方法で記事や作品を増やしてきた。
記事を書く。
画像を作る。
動画を作る。
漫画を作る。
有料マガジンも作った。
それでも、数字は少しずつしか動かなかった。
ところが、他の人が無料で公開していた方法を一つ試しただけで、フォロワー数が一気に変わった。
「自分で考えるだけじゃ、分からないこともあるんだな」
AIへ相談すれば、多くの提案が返ってくる。
だが、実際にnoteを使っている人が、日々の運用の中で見つけた小さな方法まですべて知っているわけではない。
他の人の記事を読む意味は、成功談を信じてまねすることだけではなかった。
実際に試せる小さな工夫を、一つ拾う。
自分の環境で試す。
数字がどう動くかを見る。
「俺は他人と同じことをしても意味がないと言っていたけど、何も学ぶなという意味ではないからな」
作品まで同じにする必要はない。
考え方まで借りる必要もない。
しかし、入口の作り方や、読者と接点を持つ方法は参考にできる。
俺は増えたフォロワー数を、もう一度見た。
「でも、この人たちは記事を読むのか?」
そこは分からない。
相互フォローを目的にしている人もいるだろう。
スキを返してもらうために反応する人もいるかもしれない。
三百二十四人全員が、次の記事を待っているわけではない。
フォロワーが増えた。
それは事実だ。
読者が百五十一人増えた。
そこまでは言えない。
「いつもの問題に戻ったな」
数字の意味を、大きく解釈しすぎない。
三万回再生されたから、動画で成功したわけではなかった。
Amazonの審査に通ったから、本が売れたわけでもなかった。
今回も、フォロワーが増えたから収益化できたわけではない。
売上画面には、変わらず四百円と表示されている。
ただ、以前とは違う反応もあった。
コメント欄には、記事や漫画の内容に触れた言葉が少しずつ増えている。
特に反応があったのは、白い長毛猫を主人公にした漫画だった。
作品名は、
『サイベリアンのクイーン』
最初は、
「猫を主人公にした短い漫画も作れそうだね」
という、ChatGPTとの何気ない会話だった。
猫はしゃべらない。
人間の都合も気にしない。
ただ猫らしく行動しているだけなのに、最後にはなぜかすべてが猫のものになる。
そんな一ページ漫画が完成した。
「この猫、スタンプにもできるんじゃないか?」
思いついたのは、寝る数時間前だった。
短編漫画の主人公になったクイーンを、今度はLINEスタンプにする。
「ありがとう」
「ごめんね」
「やった!」
「よろしく」
「了解」
普段使いやすい言葉と、クイーンの表情や動きを組み合わせればいい。
「五個くらい作れば、形が見えてくるかな」
そう思って始めた。
だが、すぐに確認することが増えた。
画像の大きさ。
背景を透明にするか。
文字をどこへ置くか。
言葉によって文字の色を変えるか。
クイーンの顔や毛並みを、毎回同じに保てるか。
ファイル名をどう付けるか。
登録用の形式へ、どう分けて保存するか。
「一枚の猫画像を作れば終わりじゃないのか」
漫画なら、一ページを完成させて投稿できる。
スタンプは複数枚が一つの商品になる。
一枚だけきれいでも仕方がない。
並べたときに、同じ猫に見える必要がある。
文字も読みやすくしなければならない。
さらに、あとから修正できるように、
クイーン本体。
文字。
キラキラや汗などのエフェクト。
それぞれを分けて管理した方がいい。
「作れそうではある。でも、販売できる形にするまでが長いな」
画像を生成することと、商品を完成させることは違う。
Etsyの教材でも同じだった。
絵本を作る。
音声を作る。
説明画像を作る。
ファイルをまとめる。
販売ページへ登録する。
完成品として並べるには、細かな作業が残る。
クイーンのLINEスタンプも、まだ途中だった。
そして翌朝。
俺は眼科の定期診断へ行った。
帰宅してnoteの数字を確認したものの、記事も、漫画も、スタンプも、ほとんど進んでいない。
フォロワー数だけが勝手に増えているように見えた。
「何もしていない日に、数字が動くこともあるんだな」
正確には、何もしていないわけではない。
前日に試したことの結果が、翌日に現れただけだ。
過去に投稿した記事も残っている。
猫漫画も公開されている。
有料記事もマガジンに並んでいる。
その日に新しいものを作らなくても、それまで作ったものは消えない。
「毎日、完成品を増やさなくてもいいのかもしれないな」
俺は、昨日公開した有料記事を開いた。
題名は、
『作文を一度も完成できなかった私が、AIでnote記事を毎日書けるようになった理由』
小学生から高校生まで、作文や読書感想文をまともに完成させた記憶がほとんどない。
授業中にも書き終わらなかった。
夏休みの宿題も出せなかった。
そんな俺が今は、AIと対話しながら毎日記事を書き、ラノベや漫画まで作っている。
文章の形を整えるのはAIでも、材料になっているのは、自分が実際に経験したことだ。
「作文を完成できなかった俺が、作業が進まなかった日の記事まで完成させている」
少し変な話だった。
進んでいない日にも、進んでいないという一次情報がある。
通院した。
作業時間が減った。
LINEスタンプは途中。
フォロワーは増えた。
売上は動かなかった。
そのまま書けば、一日の記録になる。
無理に成功を作る必要はない。
毎日大きな起承転結が起こるわけでもない。
昨日始めたことが、今日終わらない。
現実では、その方が普通なのだろう。
俺はLINEスタンプ用のフォルダを開いた。
中には、まだ数枚のクイーンしかいない。
画面の向こうでは、フォロワーが三百二十四人。
画面のこちらでは、完成していない猫が一匹。
「数字は先に進んだ。でも、作業はこれからか」
クイーンは、こちらの事情など気にしていない顔で座っていた。
俺は最初の画像へ、ファイル名を付ける。
大きく増えた数字を追いかけるより先に、まず一枚を正しい形で保存する。
無職のおっさんは、三百二十四人のフォロワーを背負いながら、猫スタンプ一枚目の整理から始めた。
***
AIとの対話から記事・画像・動画・漫画へ展開していく方法は、有料マガジンにまとめています。
あとがき
第20話では、無料マガジンで知った方法を試した結果、二日間でフォロワーが百五十一人増えたことを書きました。
同時に、『サイベリアンのクイーン』をLINEスタンプへ展開する作業も始めましたが、画像サイズ、文字、ファイル名、キャラクターの統一など、販売用に整えるための作業が残っています。
数字が増えた日でも、制作が進むとは限りません。
今回は、進まなかった部分も含めて、そのまま一話にしました。
著者
無職のおっさん
協力AI
ChatGPT(企画相談・対話整理・物語構成・本文作成・文体調整・画像制作)
公開月
2026年7月
著作権と利用範囲
本文および掲載する漫画・画像の著作権は、著者に帰属します。
本文・画像・漫画の全部または一部を、著者の許可なく転載、複製、再配布、加工、公開、販売することはご遠慮ください。
キーワード
note収益化、フォロワー、無料マガジン、相互フォロー、LINEスタンプ、猫スタンプ、サイベリアンのクイーン、AI漫画、ChatGPT、一次情報、無職のおっさん
ハッシュタグ
#note収益化 #フォロワー #無料マガジン #LINEスタンプ #猫スタンプ #サイベリアン #AI漫画 #ChatGPT #一次情報 #コンテンツ制作 #無職のおっさん
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!