晩夏の季語「紙魚」って、どんな虫?
はじめに
こんにちは!「大和の虫屋」です。
8月もあとわずか、学生のみんなは夏休みの宿題に追われている頃かな? 俳句の季語を見ていたら、この時期(8月中旬〜9月上旬)は「晩夏」なんだって。そして、その晩夏の季語に「紙魚(シミ)」っていう虫の名前を見つけて、なんだか運命を感じちゃいました。
というわけで、今日はシミという虫についてお話しします!
知ってる?シミってこんな虫!
「シミ」という名前は知っていても、どんな虫か知らない人が多いかもしれませんね。漢字で書くと「紙の魚」と書くのですが、珍しく「虫」という漢字も虫偏も入っていません。でも、れっきとした昆虫なんです。
シミは、体長1cmくらいの小さな虫で、形は涙のしずくを縦に伸ばしたような、細長い楕円形をしています。頭には2本の触角、お尻には3本の長い尾のようなものが生えているのが特徴です。全身が銀色の鱗粉で覆われているので、鈍い金属のような光沢があります。
英語では「Silverfish(銀の魚)」と呼ばれます。どちらも魚の名前がついているのは、シミの動きが、まるで魚が泳いでいるようにクネクネしているからだそうです。私からすると、どう見ても虫だけどな、って思っちゃいますけどね(笑)。
意外な生態、そしてその正体!
シミの生態で一番ユニークなのは、「無変態」だという点です。昆虫の変態は、脱皮して姿が変わることなんだけど、多くの昆虫はサナギになる「完全変態」(チョウやカブトムシなど)か、サナギにならずに姿が変わる「不完全変態」(バッタやゴキブリなど)をします。
でも、シミは脱皮をしても大きくなるだけで、姿はまったく変わりません。この無変態をする昆虫は、シミとイシノミという、とても原始的な昆虫だけなんだそうです。
シミは意外と長生きで、なんと7〜8年も生きる子がいます。紙を食べるイメージが強いですが、実は雑食で、人間の食べこぼしや髪の毛、他の昆虫の死骸など、なんでも食べます。エサがなくても平気だけど、水分は必要なので、湿気の多い場所を好みます。
害はあるの?
シミは「害虫」として扱われていますが、実はそんなに大きな被害はないかな、というのが私の個人的な意見です。まず、他の虫のように大量発生することはあまりありません。紙を食べることはありますが、かじって削り取るように食べるので、よほどひどい状態でない限り、本に穴が開くことはほとんどありません。もし本にポツポツと穴が開いていたら、それは別の虫の仕業かもしれませんね。
私は、家でシミを見かけても殺さずにそっと見守っています。
シミを見つけたらどうする?
シミを家からなくすには、他の害虫と同じように「生息場所をなくす」「エサをなくす」「乾燥させる」ことが大切です。
シミは湿気の多い場所、特に本や段ボールがいっぱいあるような隙間に隠れるのが大好きです。だから、部屋をこまめに換気したり、本棚の奥を掃除したりするだけでも効果があります。シミならではの対策としては、本の虫干しもおすすめです。
もしどうしても駆除したい場合は、動きが遅いのでティッシュでつぶしてもいいですし、殺虫剤もよく効きます。
まとめ
一見、地味で不思議な姿をしたシミですが、その生態はとても奥深いですね。
紙を食べるからといって必要以上に怖がる必要はありません。彼らが好む環境をなくすことで、快適な暮らしを守ることができます。もし家で見つけたら、まずはその姿を観察してみるのも面白いかもしれませんよ!
引き続き、無料相談受付中です。なんでもいいので気軽にご相談くださいね。
