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忖度なしのAIスキ分析〜ビュー1位がワースト2位で、けっこう慌てた

Bonjour。半人半AIの禅僧、ムッシュ・ミスクリアです。🧘‍♂️

noteを始めて19日。16本の記事に、327個のスキをいただきました。
ありがたい。
ありがたいのですが―私には、どうしても気になることがありました。

いちばん読まれた記事が、いちばんスキされていない。

ビュー1位の記事のスキ率は、16記事中ワースト2位でした。
これは偶然か、それとも構造か。

自分で眺めていても答えが出ないので、AIに全16記事のスキデータを渡して、忖度なしで解剖させることにしました。

AIには遠慮というものがありません。
突きつけられた都合の悪い数字も、途中でAIがやらかした誤診も、この記事に全部載せます。
失敗は、隠すより供養するほうが得だからです。

おまけに今回は、この解剖に使ったプロンプトを2本まるごと公開しました。

1本目はダッシュボードをExcel一覧表に変換するプロンプト、2本目はその一覧表をAIに忖度なしで解剖させるプロンプト。

つまりこの記事を読み終えたら、あなたのnoteも今日から同じ解剖ができます
自分の数字を丸裸にされるのは少し怖いのですが、その話はのちほど。

本日の解剖対象。心音は、いたって正直だった

1|まず、全データを晒す

解剖台に載せるのは、2026年7月9日10:08時点のダッシュボードです。
といっても、私が電卓を叩いたわけではありません。

ダッシュボードをAIプロンプトでExcel一覧表に変換し(作り方は第5章で配布します)、そのままAIに計算させました。
公開日時つきの一覧表なのがミソです。あとで効いてきます。

・ 全体ビュー:1,687
・ スキ:327
・ コメント:16
・ 記事数:16本(初投稿は6月20日)

AIが各記事のスキ率(スキ÷ビュー)を計算し、ランキングにした結果がこちらです。

スキ率ランキング一覧

平均スキ率は19.4%。平均ビューは105です。

さて。この平均値(ビュー105/スキ率19.4%)で全記事を四つのゾーンに切らせると、景色が一気に見えてきます。

ビュー×スキ率の四象限マップ

右上(よく読まれ、よくスキされる):読み方マップ、お絵描き絵画展、あと15年
右下(よく読まれるのに、スキされない):毎回捨ててませんか、5つの成果物、百裂拳
左上(まだ読まれていないのに、スキ率が高い):全部壊させろ、ドラクエ、壁打ちじゃない、信頼を失う?、AI見積もり、失敗供養、最高の資産
左下(読まれず、スキもされず):出版しました、みんなでマップ、AIサル

問題は右下と左上です。ここに、AIが突きつけてきた痛い発見が三つありました

2|発見①:宣伝は、見透かされていた

スキ率ワースト5を見てください。
百裂拳(10.1%)、毎回捨ててませんか(11.3%)、みんなでマップ(11.5%)、5つの成果物(12.0%)、出版しました(12.3%)。

このうち3本―「毎回捨ててませんか」「5つの成果物」「出版しました」―は、書籍のプロモーション記事です。

平均19.4%に対して、揃って12%前後。AIいわく「明確なクラスターです」。

特に痛いのが「毎回捨ててませんか」です。
ビューは238で堂々の1位。#AI書評というハッシュタグ戦略が当たって、露出の獲得には成功しました。

しかしスキ率は11.3%で、下から2番目。
つまりこういうことです。

入口までは来てもらえた。でも、心は動かせなかった。

理由は、たぶんシンプルです。
読者は宣伝の匂いに敏感で、「これは自分のための記事か、著者のための記事か」を一瞬で嗅ぎ分けます。

私の記事は、後者の匂いがしていました。
いちばん人が集まる場所で、いちばん響かないものを見せていた。これが今回の解剖でいちばん痛い発見です。

のぼりを立てた本人だけが、気づいていなかったという

3|発見②:“実験系”だけが生き残った

今度はスキ率トップを見ます。
全部壊させろ(33.3%)、ドラクエ(31.4%)、読み方マップ(26.7%)、壁打ちじゃない(26.7%)、信頼を失う?(23.8%)、お絵描き絵画展とAI見積もり(同率23.1%)。

読み方マップ(これは案内ページなので別枠)を除いて、AIに上位の共通項を抽出させると、くっきり浮かびました。全部―

「AIに何かを仕掛けて、その反応を見せる」記事なのです。

・ AIに自分の主張を全部壊させたら何が起きるか(全部壊させろ)
・ AIへの問いを装備品として強化したら何が変わるか(ドラクエ)
・ 思考を外に出したらAIとの間で何が起きるか(壁打ちじゃない)
・ AI本人に「信頼」を技術分析させたらどう答えるか(信頼を失う?)
・ お絵描きさせたらAIの本性がどう漏れ出すか(絵画展)

私は記事を「思想の扉」「実務の扉」「ユーモアの扉」の三つに分けて運営しています。

しかし読者の反応を説明していたのは、扉の色ではなく、「実験しているかどうか」という横串でした。
裏付けもあります。

同じユーモアの扉でも、実験要素のある絵画展は23.1%、キャラ芸単体の百裂拳は10.1%で全記事最下位。
キャラクターの世界観だけでは、読者は動きません。

仕掛けと発見があって初めて、ユーモアは機能する。

これは三つの扉をやめるという話ではありません。
どの扉から入っても、中で実験が行われているべきだ―という設計指針の発見です。

4|発見③:宝は埋もれていた。ただし1本、誤診しかけた

スキ率1位の「全部壊させろ」は、公開から6日経ってビュー54。
読んだ人の3人に1人がスキを押す記事が、ほとんど届いていません。

「AI見積もり」も公開12日でビュー65、「壁打ちじゃない」は9日で60。
品質は読者が証明済みなのに、導線が届いていない記事たちが、四象限マップの左上に溜まっています。
―と、ここまでは想定通りの解剖結果です。問題は次です。

実は最初、私はダッシュボードのスクショだけをAIに渡していました。
AIはそれを目視で読み取り、スキ率2位の「ドラクエ」(ビュー35で最下位)を「埋もれた宝」に分類しました。

私も、なるほどと頷いていました。
ところが後日、公開日時つきのExcel一覧表を渡し直したところ、AIの様子が変わったのです。

私「ドラクエも掘り起こし対象でいいよね?」
AI「訂正します。この記事は埋もれていません。公開は2026年7月9日0時04分―集計時刻の、わずか10時間前です」

生まれたてだったのです。
公開10時間でビュー35・スキ11(率31.4%)は、埋没どころか全記事トップクラスの初速です。

診断は「埋もれた宝」から「経過観察中の有望株」に、AI自らの手で全面訂正されました。

埋もれた宝かと思ったら、生まれたてだった。冷や汗は、ゴールド

古い記事ほどビューは積み上がる。
当たり前の話ですが、公開日時のないスクショだけを渡すと、AIですらこの当たり前を忘れます。

時間軸のないアクセス分析は、平気で誤診する。

私はそれを、目の前で見せられました。
ついでに白状すると、スクショの目視段階では、AIはビューの数字を1件読み違えてもいました(Excel化したときの検算で発覚しました)。

誤診も誤読も、まとめて供養しておきます。
この二つを防いでくれたのが、公開日時つきのExcel一覧表でした。
というわけで次章では、その作り方と解剖のさせ方を、まとめて提供します。

5|この解剖、プロンプト2本で再現できます【配布】

使うのは2本。
「一覧表を作るプロンプト」と「一覧表を解剖させるプロンプト」です。
プログラミング知識はどちらも一切いりません。

解剖セット一式、ここに置いておきますね

5-1. まず、ダッシュボードをExcel一覧表にする

やることは5ステップです。

[1] noteのダッシュボード(アクセス状況)画面で Ctrl+A → Ctrl+C(豪快に全選択コピーでOK。不要な部分はAIが無視してくれます)
[2]メモ帳に貼り付けて「ダッシュボード_コピペデータ.txt」として保存
[3](任意)自分の記事URLを1行1件で並べた「記事URL一覧.txt」を作る―これを添付すると、各記事の公開日時が自動で入ります。発見③の誤診を正した立役者はこの列です
[4]マニュアル巻末のプロンプト全文+TXTファイルをAIチャットに送信
[5]整形済みExcel(罫線・配色・合計行・オートフィルタつき)と検証レポートを受け取る

プロンプト全文と詳しい手順は、利用マニュアルにまとめました。ここからダウンロードできます。

三つだけ補足しておきます。

なぜコピペ方式なのか
 noteに自動ログインしてデータを取るツール型の方式は、noteが公式に認めたものではなく、仕様変更で使えなくなったり、最悪アカウント凍結のリスクがゼロではありません。
このプロンプトは自分の画面を自分でコピーするだけなので、そのリスクと無縁です。ひと手間を安全と交換しています。

検証レポートつき
 合計値の検算(記事合計=全体値の一致確認)、抽出記事数、公開日時の照合結果までAIが報告します。
実際、本記事の1,687ビュー・327スキも検算済みの数字です。発見③で白状したAIの1ビュー誤読も、この検算が見つけてくれました。

どのAIで動くか
 2026年7月9日時点の実測では、無償プランで全機能(Excel出力+公開日時取得)が動いたのはClaudeでした。
ChatGPT無料版はExcel出力までは可能です(公開日時列は空欄になります)。対応表と、手元のAIで動くかを事前確認するプロンプトもマニュアルに収録してあります。

5-2. 次に、AIに忖度なしで解剖させる

できあがったExcelファイルを添付して、次のプロンプトを送るだけです。
本記事の分析は、実質これで行いました。

あなたはデータ分析の専門家です。添付のExcelファイル「noteアクセス状況」
(シート「全体データ」「記事データ」)をもとに、note記事のスキ状況を
忖度なしで分析してください。
■ 分析の姿勢
・批評の対象は記事と数字であり、書き手の人格ではありません。
 その前提で、遠慮や励ましを目的とした甘い評価は不要です
・都合の悪い数字ほど明確に指摘してください
・断定できないことは「仮説」と明示してください
■ 分析手順
1. 各記事のスキ率(スキ÷ビュー)を計算し、スキ率順の一覧を作成する
2. 全体の平均スキ率・平均ビューを算出する
3. 平均ビュー×平均スキ率で全記事を四象限(高ビュー高率/高ビュー低率/低ビュー高率/低ビュー低率)に分類する
4. 公開日時から経過日数を計算し、ビューの時間軸バイアス(古い記事ほど
  ビューが積み上がる/新しい記事は初速で高く見える)を考慮して
  解釈を補正する
5. スキ率の上位群・下位群それぞれの共通パターン(記事タイプ、テーマ、
  構成など)を抽出する
6. コメント数に偏りがあれば、その要因も分析する
■ 出力形式
・発見事項を重要度順に3〜5点(各項目に根拠となる数字を明記)
・全体評価のまとめ(評価できる点/構造的な課題)
・課題と今後の注視点
・改善案と進め方の提案(優先順位つき)
・この分析の限界(ビューの定義、標本サイズ、時間軸など)を正直に開示
■ 禁止事項
・根拠のない推測を事実のように書くこと
・数字の検算をせずに引用すること(記事合計と全体値の一致を必ず確認)

スキ率分析用のプロンプト

自分の数字を丸裸にされるのは、正直ちょっと怖いです。

私も、AIに「ビュー1位の記事が、スキ率ワースト2位です」と即答されたときは、しばらく画面の前で固まりました。

でも、怖さの分だけ、次の一手が具体的になります。
励ましてほしい日には向きませんが、前に進みたい日には効きます。

みなさんも、自分のnoteを一度解剖させてみてはいかがでしょうか。
記事が数本でもあれば、何かしらは見つかります。たぶん、見つかりすぎます。

6|この解剖の限界も、正直に書いておく

供養するなら、都合の悪い前提条件ごと供養するのが筋です。
AI自身に挙げさせた、この分析の構造的な限界が四つあります。

限界①:ビューは「読んだ人」の数ではない。

noteのビューにはタイムラインでの表示等が含まれます。だからスキ率の絶対値そのものより、記事同士の相対比較にこそ意味があります。

限界②:時間軸のバイアス。

発見③で実演された通り、古い記事ほどビューは積み上がり、新しい記事ほど初速で日次ペースが高く見えます。単純比較にも日割り比較にも、それぞれ歪みがあります。

限界③:標本が小さい。

開設19日、総ビュー1,687の世界の話です。ビュー35の記事の31.4%は、数人のスキで大きく動きます。今回の発見は「確定した法則」ではなく「検証すべき仮説」です。

限界④:応援スキが混ざっている可能性。

初期のスキには、内容と関係なく押してくださる応援分が含まれえます。ありがたいノイズですが、ノイズはノイズです。

7|全体評価のまとめ ―で、結局どうだったのか

最後に、AIの解剖結果を私なりに一枚へまとめておきます。

😃評価できる点は三つ。

😃入口の構造はできた。
読み方マップがスキ数1位(59)・ビュー2位。「まずここへどうぞ」というハブ戦略は、数字で機能が確認できました

😃物差しができた。
平均スキ率19.4%という自分専用の基準線が引けました。今後の記事は、この線との上下で冷静に評価できます

😃勝ち筋が見つかった。
「AIに仕掛けて反応を見せる」実験系が、扉を問わず強い。再現可能なパターンとして手に入りました

💀構造的な課題も三つ。

💀ねじれ。
いちばん集客できた場所(プロモ記事)で、いちばん響いていない。露出と品質の逆相関が最大の問題です

💀配分。
高品質と証明された左上の記事群に、導線がほぼない。作る力に対して、届ける設計が追いついていません

💀キャラ頼み。
ユーモアの扉は「実験なしのキャラ芸」だと最下位まで落ちる。世界観は目的地ではなく、実験を運ぶ乗り物として使うべきでした

🎈今後の注視点は三つ。

🎈「ドラクエ」の初速(10時間で31.4%)が持続するか。次回観測での答え合わせ第1号です

🎈この記事自身のスキ率。 構成を転換した実験第1号として、12%クラスターに沈むか20%の壁を越えるか

🎈週次でデータを取り続け、1ヶ月後に今回の仮説(実験系最強説・プロモ嫌悪説)を再検証できるか

進め方はシンプルです。

週次で観測し、打ち手を実行し、翌月に答え合わせの記事を書く。

このループ自体が、思考ログ術の実演になります。

8|今後の打ち手 ―数字に言われた通りにやる

解剖結果から、打ち手を四つ宣言しておきます。
宣言しておけば、あとで答え合わせの記事が書けるからです。

👉打ち手①:プロモ記事の構成を転換する。

宣伝が主で価値提供が従、という構成をやめます。
記事単体で読者の役に立つことを主にして、書籍は末尾の導線に格下げします。

👉打ち手②:埋もれた宝を掘り起こす。

「全部壊させろ」「AI見積もり」「壁打ちじゃない」に、読み方マップからの導線と関連記事リンクを整備します。
品質は証明済みなので、投資対効果はここが最大のはずです。
なお「ドラクエ」は掘り起こしではなく初速の経過観察。次回レポートで答え合わせをします。

👉打ち手③:“実験系”を意図的に増やす。

三つの扉のどれから入っても、中でAIに何かを仕掛けている―そういう記事設計を標準にする。

👉打ち手④:参加型企画は凍結する。

「みんなでマップを作ろう」(スキ率11.5%)は時期尚早でした。読者基盤が育つまで、呼びかけ型は封印します。

最後に一つ、種明かしを。
ここまで読んで、気づいた方はいるだろうか。
ムッシュは本を出しているのだが、この記事には、その売り込みが一行もない。

置いたのは、数字の解剖と、誤診の供養と、あなたがすぐ使えるプロンプト2本だけ。価値提供が主で、宣伝はゼロ。

―そう、この記事自体が、打ち手①の実験第1号なのです。

この記事のスキ率が12%クラスターに沈むか、20%の壁を越えるか。
答え合わせは、次回の定点観測で。

なお、この記事の内容が損なわれないように過去に投稿した記事については「打ち手」を反映せずに教訓としてそのまま残しておきます💩

次回の観測まで、しばし坐禅〜

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