20260309
今日の現場は2日連続の日本武道館。
とはいえ、昨日の『星野源のオールナイトニッポンin日本武道館』とは客層がガラリと変わっている。
今夜武道館で観るのは、徳島県出身の20代ラッパー・Watsonのライブだ。

今注目されている新進気鋭のラッパーの初武道館公演ということで、会場にはイカした服を身にまとったボーイズ&ガールズで2階の後方まで埋め尽くされていた。
私が20歳そこそこだったら、そのファンダムの勢いに萎縮していたと思うが、もうアラサーの社会人となった私は、いちWatsonファンの音楽ラバーとして自信を持って参加できるようになった。
そしてやはりヒップホップの現場に出るといつも思うのだが、やはり若者たちが興奮した時とエネルギーは、本当に凄まじいものがある。
Watsonが出てきた途端、スマホを掲げて絶叫にも似た歓声を上げる観客。そのボリュームの大きさとテンションの上がりっぷりに、思わず笑ってしまうほどだ。

運良くアリーナ席で観られたので、Watsonのパフォーマンスはもちろん、音楽に身を委ねて思いも思いに体を動かして飛び跳ねてる若者たちに紛れて観るライブ、なかなか刺激的ですごくパワーをもらった。
やはり今日本で一番エネルギーのあるファンダムは、ヒップホップ界隈だな、と確信した。
中には徳島からわざわざ来ている若者たちもいて、その若者たちが友達と心底楽しそうにしている姿が、とっても胸熱だった。
Watsonのパフォーマンスが格好良いのはもちろん、どこか幼い可愛さをあって、そこが色んな人に愛されている所以かなって思ったりする。

そしてやはり特徴的なのは彼の声だ。少ししゃがれた少年と大人のちょうど中間点の声で発声かれるラップは、歌詞がすとんと入ってくる不思議な成分が入ってると思う。世の中にはたくさんのラッパーがいるが、彼と似たような声のラッパーはあまり思いつかない。そういった意味でも稀有な存在だと思う。

フィーチャリングゲストも豪華で、AK-69、T-Pablow、WILYWNKA、ANARCHY、NENE、IOなど総勢20名近いゲストが次々に登場した。
中盤には徳島の後輩ラッパーにステージを任せる時間もあったりして、もうすでにWatsonは徳島でかなり大きな存在になっているんだな、と思った。
正直、あまりヒップホップ界隈に明るくないので、ゲストが出てきても「今のは誰だった?」と思ったまま終わる人も。
でもさすがにAK-69とT-Pablowは、終盤に大ボスみたいな感じで出てきたので、確認できた。
とくに久しぶりに生で観るT-Pablow、めちゃくちゃ格好良かった。とくにワルな男がタイプな身としてはたまらないルックスだ。
格好良いT-Pablowと、可愛いWatsonが同じステージに立って歌っていて、めちゃくちゃ眼福だったな。

最後まですごい熱気で駆け抜けるように過ぎていった2時間。
日本の明るい未来の1つは、確実にヒップホップシーンにあるな、と身を持って体感した夜だった。
