20260516
昨日はたくさん笑った日だった。
その理由は、お笑い芸人のライブをはしごしたから。
まず1本目は、下北沢にある北沢タウンホールで、ふかわりょうのトークライブ『voyage』。

先月から4ヶ月連続で開催中のトークライブ、先月も阿川佐和子がゲストの時に行ったか、今月のゲストは、みうらじゅんといとうせいこう。
生粋のみうらじゅんフリークとしては、行かざるを得ない!ということでチケットを購入。
そしてまさかの先月に続いて最前列をゲットすることができた。我ながら強運である。
最初はふかわりょうと構成作家によるコーナーをひとしきり終えたあと、みうらじゅんといとうせいこうが登場。しかもトークライブのグッズのロンTをお揃いで着て、手を繋ぎながら!
まさかの登場に、いきなり爆笑してしまった。もう一挙手一投足が面白いから、ずるい。
そしてそこからは2人の奇天烈ワールド全開で、話が色んなところに転がっていき、ふかわりょうもMCであることを忘れて、いちお客さんとして楽しんでいたのが印象的だった。
でも、その気持ちはものすごくわかる。
私も彼らの話すテーマの絶妙なチョイスと、2人のボケとツッコミの間が完璧で、時に笑い声をあげながら、時にうっとりとしながら贅沢な時間を堪能させてもらった。
そして2人の話のいいところは、聴いてる時は超面白いのに、終わったあと、何一つ身に残らないところ。ディスっているわけではない。その身軽さがとっても気持ち良いのだ。
私もあの2人みたいに歳をとっていきたい、そんなロールモデルみたいな人たち。私もいつかあんな風に手を繋ぎながらトークライブに出られるような親友を見つけられたらいいな、と思う。

トークライブが終わったあと、急ぎ足で会場を飛び出し、2本目の現場であるKアリーナ横浜へ。
下北沢から横浜まで1時間弱で行かなきゃいけないので、いっときはハシゴするのを諦めかけたけど、どうせなら生で観たいので、遅れるのを覚悟で会場へと向かう。
途中、小走りで息を切らしながら向かったおかげで、10分遅れくらいで到着することができた。電車が遅れたり乗り換えにミスったりしたら1発アウトな状況の中、我ながらギリギリのスケジュールを組んでしまった、とは思う。でも、推しのためなら多少の無茶くらいできてしまうのだ。
そして観に行ったのは、お笑いコンビ・令和ロマンの単独ライブだ。

お笑い芸人がキャパ2万人クラスの会場で単独ライブを開催するという異例の事態に、情報解禁時から、世間の注目を浴びていた。私もご多分に漏れず、毎日YouTube『僕らの別荘』を観ている松井ケムリファンとしては、どうしても観に行きたかった。
高比良くるまが吉本を退所する前は、ルミネtheよしもとの数百のキャパで漫才を観られていたのに、M-1を2連覇して、くるまが退所してからというもの、2人の漫才を生で観るハードルがこんなに上がってしまったんだ!と痛感。
2万人の観客が、令和ロマンを観に来ているという光景は、もはやブームというより"現象"という感じだった。歴史的な一夜だったように思う。

大きいライブだから、豪華なシークレットゲストとかがいるのかな?と軽く期待していたが、そんなことはなく(後輩芸人は前説をやっていたみたいだけど)、ただひたすらストイックに2人だけで漫才を披露する令和ロマン。
そして漫才中に突然火柱が上がったり、なんの前触れもなく銀テープが発射したり、幕間明けにトロッコに乗って登場したりと、やってることは音楽ライブの演出と変わらないのだが、2人が淡々としているから、そのアンバランスさがなんともおかしかった。
そして後半では、松井ケムリが2万人を前にして禁煙すると宣言。その場で最後の1本を吸うという粋な計らいも。そしてくるまが「じゃあ代わりに俺が吸う!」と、2人で舞台上でシガーキスをしてみせたのだ。
やりたい放題だな!と思うと同時に、Kアリーナでこういうことをやってしまう胆力はやっぱり凄いな、と思った。
改めて令和ロマンの漫才をじっくり観てみると、くるまの憑依型の演技と、巧みに効果音(オノマトペ系)を駆使して何もない空間に、あたかもそういうキャラの人と場所が存在するかのように観客に想像させるのが本当に上手いな、と思った。
そこにツッコミの松井ケムリが、小気味良くツッコんだり、時に静観したりして、その一定ではないリズムが妙にクセになってしまう。

正直、お笑いのライブでチケット代MAX10万円、安くても1万円という値段設定には驚いたけど、これからのお笑いの価値を上げていくという意味でも、令和ロマンのKアリーナ横浜公演の成功は、今後の芸人たちにも大きな希望を与えたんじゃないかな?と思う。
さすがに予定を詰め込みすぎて、帰ってからはバタンキュー。電気をつけたまま寝落ちしてしまったが、不思議と安眠できた。
