真実すぎて心が痛い『「福」に憑かれた男』
人生で一番好きな作家、喜多川 泰先生の著書、
『「福」に憑かれた男』
が、またまた心に刺さりました。
喜多川先生の本は、物語を通じて心に刻んでおきたい人生で大事なことを教えてくれるので、どの本を読んでも感謝の気持ちでいっぱいになります。
劇場版のアニメを制作して全世界に広めたいくらいです。
❗今回、刺さったところ❗
結果、自分の店にお客さんがたくさん入って来るようにすることには興味を持ち、多くのお客さんが入って来る見込みがなくなったと感じて、店の経営を諦めようとしただろ。
まだ店に入って来ていない多くの人のことばかり考えて、実際にお店に入って来てくれたお客さんに興味を向けようとしなかったじゃないか。おまえさんが興味を持っていたのは、せっかく店に来てくれたお客さんの人生をよくすることではなくて、その財布の中身だっただろ?
一言でいうと、「お客様を数字としてしか見ていないのではないか?」
そんなことはない。そんなことはないんですが、数字を追っていると忘れることはありました。
Webマーケティングでは、PV(ページビュー)やCV(コンバージョン)を重視します。数値化は客観的な指標になるので非常に重要ですが、数値ばっかり気にしていると本質的なことが抜け落ちてしまいます。
振り返ると、PVやCVの改善提案を聞いていたときに感じた腹落ちしない、モヤモヤ感は「お客様のことを考えられていない」に集約されます。
お客様のことを考えた施策であれば、ストーリーがしっかりしています。
課題が明確で、その原因は何で、誰にとってどのくらい問題なのかがはっきりしています。
だから「こういう対策が効果的です」と納得できる内容になるのですが、小手先の施策はお客様の部分が明確になっていません。
システム開発では、お客様が何のためにどのようにシステムを使おうとしているか、現場を見ない・知らないままで設計された方を見てきました。
そうすると要件とずれた使いにくいシステムになりがちです。
技術者の場合、技術やスキルに重きを置きたいと思う気持ちはわかりますが、使う人あってのシステムなので、使う人に対する興味や関心は大事です。
全員ができる必要はありませんが、リーダーポジションの人はどのようにシステムが使われるのかを理解し、メンバーにも伝えられるようになれば、良いシステムになります。
そういうことを改めて考えさせられた非常に良い本でした。感謝!
文庫本なので、660円なんです。正月に妻の実家に帰省した時に「コートのポケットに入って荷物にならないし、まだ読んでないから買っておこう」と気軽に買ったのですが、感動をありがとうございました。
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