見出し画像

もはや環境破壊の太陽光発電、エコではなくなった理由

太陽光発電はクリーンエネルギーとして注目され、2012年に固定価格買取制度(FIT制度)が施行されて年平均伸び率が29%と飛躍的に伸びました。


理由は、高い固定価格の保証です。

FIT制度の最大のインセンティブは、発電した電気を国が定めた高い価格(当初は40円/kWh)で一定期間(住宅用は10年、事業用は20年)電力会社が買い取ることを保証した点です。
注)2017年にFIT法が改正され、価格の見直しはされています。


これにより、長期にわたって安定した収益が見込めるため、企業や個人投資家が投資回収の見通しが立ちやすくなり、メガソーラーへの参入が急増しました。

ただし、FIT制度の原資は家庭の電気料金に上乗せされる再エネ賦課金で、2017年には10倍に跳ね上がり、1家庭の毎月の負担額は792円(300kWh/月)にもなってしまいました。


さらに問題があります。
山を削ったり、森林を伐採するメガソーラーです。

日本は平地や農地が限られているため、比較的安く広大な土地を確保しやすい山林や傾斜地が建設地として選ばれることが多くなりました。

これでは「環境にやさしい」ではなく「環境破壊」です。環境問題を十分に考慮せず、投資対象としての見方しかできないのであれば、インセンティブは不要です。


ちなみに山を削ったり、森林伐採すれば、当然、防災能力が低下し、土砂災害や水害リスクの増加、生態系と景観の破壊につながります。また、その他のリスクも挙げられています。


廃棄の問題もあります。

太陽光パネルはガラス、アルミニウム、シリコン、微量の有害物質(セレン、カドミウムなど)を含む複雑な構造をしており、分解・分別に高度な技術と高額なコストがかかります。

そもそもリサイクル技術を持つ業者が少なく、地域ごとの処理施設の偏りや輸送コストも課題となっています。


なぜ、こんなことになったのでしょうか?
もっと早く気づけなかったのでしょうか?


制度の振り返りや見直しが遅かった、問題に対する関心、情報発信も足りなかったなど、いろいろ考えられますが、過去は変えられません。

一度立ち止まり、今からでもできることを実施して、正しい方向に方針転換したいと感じたので、今回の記事を作成しました。
皆さまにも関心いただけると幸いです。


・太陽光発電は本当にエコか?


いいなと思ったら応援しよう!

村田 裕樹 最後までお読みいただきありがとうございました! サポートもうれしいですが「スキ」をしていただけると大変励みになります!!