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リチャード・ラーフォースト監督の映画「武器人間(2013年)」レビュー「『人でなしの軍隊』を創設するキチガイは平野耕太先生の『ヘルシング』の少佐だけではなかったッ!」

1945年,第二次大戦末期の東部戦線で
ソ連の7人の偵察部隊がある密命を帯びて
ドイツの占領地域に足を踏み入れた。

やがて古い教会を見つけた彼等は
大虐殺のあった痕跡を見つけ,
教会の地下に巨大な地下迷宮を発見する。

地下迷宮の探索を開始した彼等は
半ば機械化されたドイツ兵に襲われるのであった。

犠牲を払いながら迷宮を抜けたソ連兵が見たモノは
死体(zombie)と機械(robot)を
縫い合わせて武器人間(zombot) を製造する
フランケンシュタイン博士の孫…
ヴィクター・フランケンシュタイン博士の姿だった。

博士の作った機械化人間軍団こそが
劣勢に立たされたドイツの戦況を回天させる秘密兵器だったのだ。
ソ連兵と機械化人間軍団との戦いが始まる!

ショッカー…と言うよりもデストロン的発想で
機械化人間を量産する
キチガイ博士のキャラ造形が突出していて,
博士の高邁な思想とは
「ナチ(極右)の右脳と赤軍(極左)の左脳を連結して電撃を加え,
右も左も無いコスモポリタン(世界主義者)を生み出し戦争を終結させる」
と言うのである…

僕等は博士の御高説よりもコスモポリタンを作る過程を
実地で拝見出来る機会に恵まれた
大大大大大僥倖を喜ぶべきなのだ。

もうね…

エグ過ぎて最高なのである。

ナッニッがッコスモポリタンだッ!
こんなロクデナシ映画観ちゃダメだって
お母さんアレ程言ったでしょおッ!
このキチガイ爺さんねえ…
左脳と右脳の量を合わせ味噌みてえに
目分量で調整するんすよ…
「料理は科学」って良く分かりますね!

登場人物は人間のクズかキチガイの二択で,
死んでも少しも心が痛まない観る人に優しい設計。

博士のキチガイぶりと
彼が生みだした機械化人間の驚異のデザインに震える作風である。

地下迷宮は暗く,機械化人間はチラッとしか姿を現さないので
ライダーファン・怪人ファンの諸兄には不満が残るだろう。

本作の最大の見所は吹替のキャスティングだろう。
キチガイ博士は肝付兼太(旧スネ夫)…
露助の面子は木村昴,たてかべ和也,松本保典,
小原乃梨子,西村大佑,関智一,前田一世…。

トドメが予告編のナレーションが大山のぶ代と
見事な迄の新旧ドラえもん声優固めなのだ。

このキャスティングを考えた人間が
一番のキチガイだと断言する…

のぶ代と言えば昔TVの料理番組で
「ベーコン」と「マスタード」を
ふんだんに使用した料理を作り,その料理に
「ますたあべえこーん」
とドラ声で命名した平然と危険球を投げる女なのだ。

勿論「武器人間」のナレーションでも…
「ぶきにんげーん」
とドラ声を披露してくれている…

映画の内容も吹替のキャスティングも狂ってて
斯様な作品は二度と登場しないと断言する。

平野耕太先生の漫画「ヘルシング」を読んで
「人でなしの軍隊」を創設する
キチガイは少佐だけかと思ってたが…

なんの世間は広い。

「フランケンシュタインの軍隊(原題)」

を作るキチガイが他にもいたのである。

ブルーレイが出てから10余年。
居なくなってしまわれた
声優さんの事を思うとしみじみします。
こんな…酷い酷い酷い映画なのにね!

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