【復習・検証】女を扱うのが上手い騎手(安田記念振り返り)
東京競馬場のG1連続開催も終了し、競馬ファンも少しお休みモードになっているのではないかと思われる今週ではないでしょうか。
安田記念の2日前まではとてつもない大雨が日本を覆いかぶさっていたが、土曜日になり西の方から晴れていき、日曜日には快晴。
安田記念も最終的には晴れ・良馬場で開催され、一方で入場制限も設定されることもなかっただけに多くの競馬ファンが競馬日和の中で素晴らしいレースの立ち合いをすることが出来たのではないでしょうか。
安田記念振り返り
2着 ◎ セリフォス 2着
7着 ○ ソダシ 7着
3着 ☆ シュネルマイスター 3着
1着 ☆ ソングライン 1着
的中 馬連ボックス 4.5.14.18 的中
的中 3連複ボックス 4.5.14.18 的中
不的中 単勝 4
的中 ワイド 4-5.14.18
不的中 馬単フォーメーション 4.5→4.5.14.18
予想詳細は【予想】安田記念|ムラマシ (note.com)をご覧ください。
レース振り返り(安田記念連覇に関する雑談)
レース回顧は各メディア・ネット上の猛者たちが素敵な記事を掲載しているので、細かくは割愛し、所感のみを述べる。
ソングラインの府中1600のパフォーマンスの高さは言うまでもなかったが、アーモンドアイ、グランアレグリアも達成できなかったヴィクトリアマイル→安田記念の連勝は相当な壁ではと予想していたが、見事に連勝達成。
これはウオッカ以来の快挙で、また安田記念の連覇もグレード制導入後はヤマニンゼファー、ウオッカに続く3例目。
(ちなみにグレード制導入前、安田記念はハンデ戦で行われていたようで、その中でも連覇を達成していたのはスウヰイスー1頭のみ。)
非常に連覇が難しいレースを制覇したソングラインの快挙は讃えても讃えきれないほどの賛辞を贈りたい。
また、戸崎騎手はこれでG1は11勝目。
過去にストレイトガールでG1を2勝、レッドリヴェール、ジェンティルドンナ、ストレイトガール、アカイトリノムスメと牝馬でG1をたくさん勝ってきた実績と、地方競馬出身騎手らしからぬ当たりの柔らかい(ようにみえる、実際は知らない)騎乗、そしてその人柄から、牝馬でうまい騎手という印象がついているのではないだろうか。
そこで戸崎騎手を含めて”牝馬が得意な騎手"を検証してみたので、それは後述する。
馬券振り返り
【予想】安田記念|ムラマシ (note.com)でも記載したが、印をあげた4頭は正直優劣をつけるのが相当苦労した。(逆に4頭を選ぶのは案外容易だったが)
”無理をしない競馬"を掲げているが、無理をして軸を決めて返って損するのは嫌だったので、ボックスをメインに据え置いた馬券戦術をとった。
結果論でいうと◎セリフォスが2着にきたことから、ボックスではなく、ながしでより少点数から多くの儲けを得られたことになるが、今回は4頭だったからこそボックスで臨んでも十分に儲けを得られた。
(◎セリフォスや〇ソダシを頭に据え置いた馬券は残念だったが)
券種は柔軟に券種・式別を選択できるように引き出しを用意しておくことは案外効果的なように最近は思う。
もちろん人によってはフォームが固まっていて、券種・式別を最初に決めて予想に入る方がよい場合もあるだろうが、私は大変残念ながら毎週の重賞、ましてG1はどんな難しい(簡単すぎて堅い)レースでも馬券を買わないのは不可能な病なので、どのようなパターンが来ても対応できるように引き出しを用意しておきたいと改めて実感した。
女を扱うのが上手い騎手(コロナ渦以降)
さて、先述したが戸崎騎手がソングラインで安田記念を制したことと、これまでの実績から「戸崎騎手は牝馬が得意」と思った方が一定数いたのではないか。
そこで今回は自分なりに牝馬が得意な騎手をデータで調べてみた。
① 牝馬の有力馬に騎乗してたくさん勝っている騎手
ほかの記事でも多用しているが、今回も有力馬の騎乗に絞って牝馬に騎乗した際の成績を検証してみた。
(条件は画像の上部に詳細に記載)
やはりリーディングでも上位に来る騎手がそのまま来たという印象か。
ただ、面白いのは上位5位までは画像内”差分”を見ると、牡馬騎乗時の成績のほうが勝率・連対率・複勝率が高く結果を出していることがわかる。
6位の武豊騎手が牝馬のほうが各率が高く、これは牝馬のほうが得意といえそう、さすが!
一方で戸崎騎手は7位についたものの、牡馬のほうが成績がよかった。
よって、今回の話題となった戸崎騎手は牝馬のほうが得意説はデータ的には誤りということになりそう。

② 牝馬の有力馬に騎乗して馬券圏内率が高い騎手
牝馬の有力馬騎乗時の複勝率の順に並び変えてみた。
こうすると①と異なり、牝馬のほうが成績がよい(差分列がプラスの騎手)騎手が上位を占めた。
石川騎手は明らかに牝馬の有力馬に騎乗時のほうが牡馬・騙馬騎乗時よりも勝率~複勝率が高く、これはそのまま馬券に生かしてもよさそう。

③ 牝馬騎乗時の成績と牡馬・騙馬騎乗時の成績の乖離が大きい騎手
次は牝馬騎乗時の複勝率と牡馬・騙馬騎乗時の複勝率の差異が大きい騎手順に並べてみた。
②で1位だった石川騎手がそのまま1位となり、相当牝馬騎乗時に成績が上向くことが明らかだった。
だいたい5%以上の差がある菊沢一樹騎手以上の騎手は牝馬のほうが得意と考えてもよさそうだが、あくまでも牝馬の"ほうが"得意というデータであって、馬券的には②のほうが参考になるデータだと思うので注意いただきたい。

まとめ
以上簡単なデータで検証してみたが、
・戸崎騎手は特段牝馬が得意というわけではない。
・石川騎手は他騎手との比較、自身の騎乗馬における比較においても明確に牝馬騎乗時に成績がよい。
ことがわかった。
我々競馬ファンはイメージで「○○騎手は○○が得意」と考えたくなりがちだが、データで調べてみると案外そうでもないことがよくある。
石川騎手以外にも、田辺騎手、レーン騎手らが牝馬が得意という印象は私は抱いたなかった。
今後も思いついたら同様の検証をしてみたいと思う。
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