最新アルゴリズムのソースコード公開前に現状を丁寧におさらい(2026年3月29日のAIイラスト)
Grokがアルゴリズム制御に全面的に展開される、最新のアルゴリズムのソースコードが近日中に公開される、という話がイーロンさんやNikita氏からアナウンスされています。
これらに関連してか、Xではアルゴリズムについて次のような情報を再び頻繁に見かけるようになりました。
「外部リンクを本文に貼るとデブーストされる」
「リンクは本文ではなくリプ欄に置くべき」
「1リプライは75いいね相当」
「返信すると150いいね相当」
「いいねの重みが軽くなった」
というようなものです。
先に結論を言うと
全部間違っています。
どういうわけか、正しい情報よりもこういう間違った情報のほうが信じられるし、拡散されるんですよね。
どうして信じるの?
というわけで、わたしは2026年1月に最新アルゴリズムのソースコードが公開された直後に全コードを自ら確認して正しい情報を発信していますが、あらためてまとめておきたいと思います。
💡先に結論
おすすめタイムラインは、候補収集・情報付与・フィルタ・スコアリング・選別という流れで作られている
各アクションの重みの具体値は公開されていない
外部リンクを本文に貼ること自体を理由にデブーストする明示的な根拠は確認できない
では、詳細をご覧ください。
📝重みづけの具体値は非公開
おすすめタイムラインのスコア計算については、公開資料の中でWeighted Scorerで説明されています。
そこでは、最終スコアは複数の行動予測を重み付きで合成する形と整理されています。
Final Score = Σ (weight_i × P(action_i))計算式に含まれる「weight_i」が、favorite、reply、repostなどの各アクションに重みとして掛かる構造になっています。
これがいわゆる「重みづけ」ですね。
ただし、重みの具体値は公開されていません。
公開コードの構成では、home-mixer::paramsが“Excluded from open source release for security reasons”とされており、公開対象から除外されています。
この時点で、少なくとも公開コードだけを見て
「1リプライは75いいね相当」
「返信すると150いいね相当」
「いいねの重みが軽くなった」
といったことは、断定できない、ということがわかります。
公開されていないものを、公開コードを根拠に言い切ることはできません。
つまり、これらの主張には根拠がない、ということになります。
なぜ間違った情報が流布されるのか?
Grokの回答を鵜呑みにしているからです。
Grok 4.20 Betaへのアップデートによりエージェントが導入されてからは、それ以前よりも精度が上がりましたが、それでも古いオープンソースやユーザーのポスト、ネットの情報を引用して回答することがあります。
間違った情報は古いオープンソースに基づいているものがほとんどです。
📝おすすめタイムラインはこのように作られる
公開されているREADMEとCandidate Pipelineの説明を見ると、おすすめタイムラインは大まかに次の流れで作られていることがわかります。
1. 候補を集める
候補は主に2つのソースから集められます。
Thunder
フォローしているアカウント由来のポストPhoenix Retrieval
フォロー外も含めて機械学習で見つける候補
つまり、おすすめタイムラインは、フォロー中のポストだけでなく、フォロー外のポストも候補に入る構造になっています。
2. 候補に必要な情報を付与する
次に、各候補に対して本文、投稿者情報、動画情報、サブスクリプションの状態などを補います。
公開資料ではこの工程をHydrationと説明しています。
3. 不要な候補を落とす
その後、見せるべきでないポストをフィルタリングします。
公開資料で確認できるフィルタには、次のものがあります。
重複の除去
古すぎるポストの除去
自分自身のポストの除去
ブロック・ミュート関連の除去
ミュートキーワードの除去
すでに見たポストの除去
すでに出したポストの除去
サブスクリプション条件に合わないポストの除去
などです。
4. スコア付けする
ここでメインになるのがPhoenix ScorerとWeighted Scorerです。
Phoenix Scorer は、ユーザーがそのポストにどう反応(エンゲージメント)しそうかを複数予測します。
公開資料では、次のような行動予測が挙げられています。
favorite
reply
repost
quote
click
profile_click
video_view
photo_expand
share
dwell
follow_author
not_interested
block_author
mute_author
report
そして、Weighted Scorerが、それらを重み付きで合成して最終スコアを作ります。
さらに、Author Diversity Scorerによって、同じ投稿者ばかりが並びすぎないように調整が入ります。
5. 上位を選ぶ
最後に、スコア順に並べて上位の候補を選びます。
その後も必要に応じて事後フィルタがかかり、表示される投稿が決まります。たとえば、削除済み、スパム、暴力・ゴアなどの可視性上の問題があるものは除外されます。
📝公開コードで確認できること
公開資料に出ているフィルタ一覧やスコア構造を見る限り、「外部リンクを本文に貼ったポストは減点する」という説明は確認できません。
少なくとも公開されている範囲では、
外部リンク本文貼付専用の減点ルール
外部リンクを理由に一律でスコアを落とすフィルタ
「本文ではなくリプ欄に貼るべき」と読めるコード
は確認できません。
よって、
外部リンクの本文貼付はデブーストされる。
だからリプ欄に貼るべき。
というのを、公開コードを根拠に断定することはできません。
📝なぜ「リンク付きポストは伸びにくい」と感じることがあるのか
ここから先は、公開コードに書いてある話ではなく、公開されているアルゴリズム構造から考えたわたしの解釈ですので推測を含みます。
ソースコードからわかるのは、「リンクの有無そのものに対してペナルティを課す仕組み」ではなく、ユーザーがその投稿にどう反応しそうかを予測し、その合成結果で順位を決める仕組みです。
この構造から考えると、たとえば
説明がほとんどない
見る理由が伝わらない
コンテキストが薄い
広告のように見える
といったポストは結果として
reply
repost
quote
favorite
dwell
のようなポジティブ行動の予測が伸びにくくなる可能性があります。
リンクの内容によっては
not_interested
mute_author
block_author
のようなネガティブ行動の予測が高まりうる、という可能性もあります。
つまり、
「外部リンクがあるからデブーストされる」のではなく
投稿として反応されにくい形だと最終スコアが上がりにくい
と解釈するほうが、ソースコードに整合すると考えられます。
📝重要なのは「リンクの有無」ではなく「コンテキスト」
ここも、公開コードの構造に基づく解釈です。
外部リンクが付いていても、
何についてのリンクなのかがわかる
ポスト単体でも意味が伝わる
画像や補足がある
読む理由や反応する理由がある
といった形でコンテキストがある投稿であれば、ポジティブ行動の予測が上がりやすくなる可能性があります。
逆に、
リンクだけ
説明なし
画像なし
文脈なし
というポストは、エンゲージメント予測が伸びにくく、結果としておすすめタイムラインに表出しにくくなることは十分考えられます。
外部リンクそのものが問題なのではなく
投稿としてのコンテキストが少ないことが
結果に影響している可能性が高い。
コードの構造だけを見れば、この理解のほうが自然ですよね。
ここまでを整理すると、コードから確認できるのは以下の通りです。
おすすめタイムラインは、候補収集、情報付与、フィルタ、スコアリング、選別で構成されている。
スコアは複数の行動予測を重み付きで合成して作られる。
その重みの具体値は公開されていない。
公開範囲では、外部リンクの本文貼付を理由に直接デブーストする根拠は確認できない。
したがって、
外部リンク本文貼付はデブーストされるから
本文ではなく必ずリプ欄に貼るべき
という話は、少なくとも公開コードからわかる結論ではありません。
💡まとめ
Xの最新アルゴリズムのソースコードから確認できるのは、おすすめタイムラインが以下の流れで作られている、ということです。
候補を集める
情報を補う
不要な候補を除外する
複数の行動予測をもとにスコア化する
上位を選ぶ
そして、ここで特に重要なのは次の2点です。
各アクションの重みの具体値は公開されていない
外部リンクの本文貼付を直接デブーストする明示的な根拠は確認できない
これらを踏まえると、
「外部リンクを本文に貼るとデブーストされる」
「リンクは本文ではなくリプ欄に置くべき」
「1リプライは75いいね相当」
「返信すると150いいね相当」
「いいねの重みが軽くなった」
というのは、根拠がなく誤りであることがわかると思います。
インフルエンサーとされている人の言うことや、自分にとってその方が都合が良いことというのは、信じてしまいがちです(そう信じたい)。
「誰が言うか」
ではなく
「何を言うか」
という視点で情報を精査することが重要と思います。
「誰が言うか」という対象には「Grok」も含まれます。Xが作ったAIだからXに関する回答はすべて正しいと思いこむことは大きな間違いです。
AIイラスト界隈ならばよくわかると思いますが、プロンプトが僅かでも異なれば生成されるイラストも大きく異なります。また、まったく同じプロンプトでもまったく同じイラストにはなりません。
Grokの回答もこれと同じことです。
質問(プロンプト)が異なれば回答(生成物)も異なります。
AIイラストは、自分の意図に沿わなければプロンプトを調整して試行錯誤するのに、Grokの回答はポン出しで鵜呑みにするというのはおかしいですよね。
冒頭に書いた通り、近日中に最新アルゴリズムのソースコードが公開されます。
インプ稼ぎのうっすい、しかも間違った情報に踊らされないように気を付けましょう。
アルゴリズムについては、ふくぶんさんのGPTsを参考にさせていただいています。Xのアナリティクス分析ツールのほか、役立つノウハウを公開してくださっているので、ぜひ参考にしてみてください。
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アクションメカ娘
— てんねん (@munou_ac) March 28, 2026
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ん?
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この2週間のインプレッションは
みなさんいかがだったでしょう?
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AIイラストアカウントでありながら
わたしはそれ以外の発信も多いため
なかなか界隈内での比較ができず
現状把握が難しいです。
⠀
アルゴリズムについては… https://t.co/oacpHpBV6R pic.twitter.com/3BB5Rctxse
◆メカ娘

鮮やかな赤髪と金色の瞳が印象的なメカ娘のイラスト。青緑色のボディスーツを基調に、黒と黄の装甲パーツが胸部、腰部、腕部へ立体的に配置され、軽快さと機械的な密度感を両立しています。頭部の小型ヘッドギアや首元のハードパーツが近未来的な印象を強め、やわらかな表情と上半身を傾けたポーズが親しみやすさを添えています。鮮明な配色と滑らかな髪の流れが映える、明朗で洗練されたメカ娘デザインです。
An illustration of a mecha girl with vivid red hair and striking golden eyes. Her design centers on a teal bodysuit, with black and yellow armor parts arranged three-dimensionally across the chest, waist, and arms, balancing lightness with mechanical density. The compact headgear and hard parts around the neck enhance the futuristic impression, while her gentle expression and slightly leaning pose add a sense of warmth and approachability. The vivid color scheme and flowing hair create a bright and refined mecha girl design.
\ 踊る・寄せる・迫る /
メカ娘の過去作を一気見!
◆アクションメカ娘

灰色のセーラー服をまとい、金属フレームと精密な関節機構を融合させたメカ娘のイラスト。背面から腰部にかけて露出した機械構造や、四肢に組み込まれた重厚な装甲が高密度に描かれており、繊細な黒髪ボブと金色の瞳が無機質な意匠に柔らかな印象を添えています。頭部のブレード状ヘッドギアと背負った刀が印象を引き締め、静かな緊張感と和風サイバネティックな世界観を際立たせています。
An illustration of a mecha girl in a gray sailor uniform fused with metallic frames and finely engineered joint mechanisms. The exposed mechanical structure from the back to the waist and the heavily detailed armor integrated into her limbs are rendered with impressive density, while her sleek black bob haircut and golden eyes add a soft contrast to the inorganic design. The blade-like headgear and the sword on her back sharpen the overall impression, emphasizing a quiet tension and a distinctly Japanese cybernetic atmosphere.
◆ゆるメカ娘

かしこみかしこみ申す
この白き翼 天の理に添ひてひらけり
音なき粒は 時のはじめを告げ
ここに在るもの いま新たに生まれなり
純白の髪と淡い色彩で統一されたメカ娘の横顔イラスト。頭部には大型のブレード状ヘッドギアと円形ユニットが装着され、背面には機械接続された白い翼が広がることで、無機質な構造と天使的な印象が静かに融合しています。露出を抑えたミニマルな構成と柔らかな光の演出が、透明感と神聖さを際立たせ、繊細な表情と精密なメカディテールが調和した幻想的な一枚です。
A profile illustration of a mecha girl unified by pure white hair and a soft, pale color palette. She wears a large blade-like headgear and circular mechanical unit, while white wings mechanically connected to her back create a quiet fusion of inorganic structure and angelic imagery. The minimal composition, restrained exposure, and gentle lighting enhance the sense of transparency and sanctity, resulting in a fantastical scene where delicate expression and precise mechanical detail exist in perfect harmony.
◆女子甲生

白いセーラー服のトップスに赤いスカーフ、デニム調のショートボトムを合わせたメカ娘のイラスト。左腕と両脚には白と金を基調とした機械義肢が組み込まれ、装甲板や関節機構が精密に描かれています。両手に刀を携えた構成が武装感を強めつつ、無機質なメカ表現と素肌のやわらかさが鮮やかな対比を生んでいます。直立したポーズと視線の強さが、端正さと戦闘性をあわせ持つ印象的なメカ娘像を形作っています。
An illustration of a mecha girl wearing a white sailor-style top with a red scarf and denim-like short bottoms. Her left arm and both legs are replaced with white-and-gold mechanical prosthetics, rendered with precise armor plating and detailed joint structures. The dual-sword setup strengthens the armed, combat-ready impression, while the contrast between the inorganic mechanical elements and the softness of exposed skin stands out vividly. Her upright pose and strong gaze create a striking mecha girl design that combines refinement with clear martial presence.
『女子甲生』まとめ

◆Samurai Mecha Gril
『Samurai Mecha Girl』まとめ

◆メカ女子

白いセーラー服に青い襟と赤いスカーフを合わせたメカ女子のイラスト。頬杖をついて微笑む柔らかな表情に対し、頭部の両側には大型の青い機械ユニットが密集して配置され、レンズや配線、関節構造が高密度に描かれています。澄んだ青い瞳とナチュラルな髪の質感が無機質な装置と美しく対比し、親しみやすさと精密なメカ描写が同居する印象的な構成です。
An illustration of a mecha girl wearing a white sailor uniform with a blue collar and a red scarf. Her soft smile and relaxed pose with her chin resting on her hands contrast beautifully with the large blue mechanical units densely arranged on both sides of her head, where lenses, cables, and articulated structures are rendered in high detail. Her clear blue eyes and natural hair texture create a striking balance with the inorganic machinery, resulting in a composition that blends warmth with precise mechanical design.
◆Elf Girl

Just being here together like this is enough.
So… won’t you come a little closer?
白い花冠をまとった金髪緑眼のエルフ少女が、草花に囲まれて座るイラスト。白を基調とした軽やかなワンピースと淡い青の羽織が柔らかな雰囲気を生み、頬を染めた穏やかな微笑みが親しみやすさを引き立てています。長い耳や花飾り、植物モチーフの首飾りが幻想的な印象を添え、素足でくつろぐ自然なポーズが、可憐さと開放感のある一枚に仕上げています。
An illustration of a blonde, green-eyed elf girl wearing a white flower crown and sitting among blooming plants. Her light white dress and pale blue outer layer create a soft, airy mood, while her faint blush and gentle smile add a warm sense of approachability. Her long ears, floral accessories, and plant-themed necklace enhance the fantasy atmosphere, and her relaxed barefoot pose gives the piece a graceful and open feeling.
◆失恋ガールズ

白い半袖シャツに淡い青のリボン、灰色のプリーツスカートを合わせた女子生徒が、振り返るような姿勢で微笑むイラスト。やわらかな茶髪と頬を染めた表情が親しみやすく、軽く揺れるスカートが自然な動きを添えています。吹き出しには「まだあるの?」、もう一方には大きく「脈」と記されており、穏やかな表情と印象的な文字の対比によって、静かな違和感を漂わせる構成になっています。
An illustration of a schoolgirl wearing a white short-sleeved shirt, a pale blue ribbon, and a gray pleated skirt, smiling as she looks back over her shoulder. Her soft brown hair, lightly blushing cheeks, and gently swaying skirt create a warm and approachable mood. The speech balloons read “Is there still more?” and a bold “Pulse,” and the contrast between her calm expression and the striking text gives the scene a subtle sense of unease.
『失恋ガールズ』まとめ

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