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おっさんの手抜き料理メモ(2026_2)

昨日は七草粥の日ということで、スーパーにて購入しておいた七草粥セットを使い、炊飯器で炊いた。

米は半合(75g)を研ぎ、水600㎖、そこに大根と蕪を刻んで加え、塩と和風顆粒だしを少々足した。ほかの葉物類は粗みじんに刻んでおき、炊き上がった粥に混ぜ入れ、しばらく待って二人前が出来上がった。すっきりと滋味深い味わいで、満足のいく出来であった。結果として一・五杯をいただくこととなった。

草を食べるといえば、近年では「翔んで埼玉」が想起されがちであるが、私たちが子ども時分には、戦時中に野草を摘み、さまざまに工夫して食べたという話を親から聞かされて育った。放送100年記念番組『食べることは生きること 「きょうの料理」誕生秘話』においても、生活史研究家の小泉和子先生(御年91歳)が、野草をどのように調理して食べていたのかを再現しておられた。久しぶりに先生のご尊顔を拝したが、お元気そうで何よりであった。

それはともかく、ラジオ放送開始時から「きょうの料理」という番組が放送されていたという事実には驚かされた。当時、人々はラジオから聞こえてくる調理方法をメモし、それを手がかりに再現しようとしていたのであろう。社団法人東京放送局(現在の日本放送協会)の初代総裁であった後藤新平が、「ラジオの使命は文化の機会均等である」と述べていたことを、今回初めて知った。一般には「教育の社会化」という表現のほうが人口に膾炙しているように思われるが、この点については宿題としておきたい。

【余談】小泉先生には、かつて前任校において一年次必修科目のセミナーにお招きし、ご講演いただいたことがある。その際のテーマは戦前の洗濯であり、洗濯板などを実際に用いた実演を交えた、きわめて楽しい講演であった。伸子張り(しんしばり)という技法についても、その時に初めて知ったのである。

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