来年の大河(『逆賊の幕臣』)の予習 その1
ミスタイプではなく、“来年の”大河ドラマの予習をぼちぼち始めようかと思う。率直に言って、今年の大河は面白くなさそうだからである。それよりも明治維新以後、逆賊として闇に葬られてきた異才・小栗上野介を主人公にした大河ドラマ『逆賊の幕臣』のほうが興味を惹く。小栗上野介(松坂桃李)対勝海舟(大沢たかお)も良いマッチングだと思う。
とは言え、小生も小栗に関してはまったく素人なので、上掲画像の本、プラス村上康賢『小栗上野介—忘れられた悲劇の幕臣』(平凡社新書、2010年)くらいから読み始めようかと思っている。
とくにネジが表紙のマイケル・ワート『明治維新の敗者たち—小栗上野介をめぐる記憶と歴史』(みすず書房、2019年)は面白そう(『青天を衝け』で武田真治もネジいじっていたからというわけではない)。本書のAmazonでの紹介によると
本書はこの過程を豊富な一次史料、文学作品、映画、テレビドラマ、記念事業により実証的にたどった。さらに、明治以来何度となく起こった維新ブーム、「エキゾチック・ジャパン」「歴史街道」「ふるさとブーム」など昭和の地方振興との関係や、「失われた10年」打開の鍵を明治維新に求める時流の影響までを丹念に掘り起こした。
小栗終焉の地に暮らしたアメリカ人研究者が幕末維新史にメモリー・スタディーズの手法を導入した意欲作。
とある。かつて私も書かせていただいた平井雄一郎・高田知和編『記憶と記録のなかの渋沢栄一』(法政大学出版会、2014年)の方法とも関連が深いからである。
ほかに小栗関係でこれは必読というものがあればご教示ください。
