Antigravityの「スキル」って何?
動画でも解説したので、実際の操作手順を確認したい方はこちらもあわせてご確認くださいませ!
スキルの基本
「スキル」とは?
Antigravityのスキルとは「この作業のときにはこの手順・このデータを使って進めてね」とAIに示してあげる指示書のようなものです。
どういう条件で発動してほしいか
どうやってタスクを進めるか
守るべきルールはなにか
参考資料やスクリプトはあるか
といった情報を事前に作っておくことで、AIが作業内容に応じて必要な指示書を読み込んで、作業手順に反映してくれます。
似たような機能との違いは?
AIに対して事前に知識を与える仕組みはいくつかあるのですが、それぞれ微妙な違いがあります。
AGENTS.md … AIの性格そのものを定義
Workflows … 作業の手順を事前に準備。使うタイミングは人間任せ
Skills … 作業のルールや条件を事前に準備。使うかどうかはAIが判断
今回の違いとしては、AI全体のふるまいではなく 作業ごとのルールを指定でき、使うかどうかの判断もAIにお任せできる、という点でとても柔軟性が高くて応用ができる機能となっています。
設定ファイル「SKILL.md」
スキル指示書の本体は 「SKILL.md」という設定ファイル です。
決まったフォーマットで作成し、特定の場所に配置しておくことでAntigravityがこの設定を読み込み、条件に合った作業を自動で選んで行ってくれるようになります。
書き方は以下のようなフォーマットです。
---
name: [スキルフォルダ名]
description: [スキルの説明]
---
(以下、条件や参考情報の指定を行う)
⋮AIは「name」と「description」の部分をはじめに読んで作業に必要かどうかを判断するので、この部分にわかりやすい情報を入れておきましょう!
スキルの影響範囲2パターン (Global vs Workspace)
「SKILL.md」を配置する場所によって、スキルが影響する範囲が変わってきます。
どこで作業していても共通で使ってほしい場合には①、特定のプロジェクトでだけ使ってほしい場合には②の場所にSKILL.mdを作成するようにしましょう。
① どこでも使えるスキル (Global Skills)
[ユーザ名]/.gemini/antigravity/skills/[スキル名]/SKILL.md② プロジェクト内でのみ使えるスキル (Workspace Skills)
[Antigravityで開いているフォルダ]/.agent/skills/[スキル名]/SKILL.md2026/1/14現在、①のグローバルスキルで作成してもうまく読み込んでくれないような気が…? 情報分かり次第追記します!
スキルを作ってみよう
それでは実際に簡単なスキルを作ってみましょう。今回はプロジェクト内で使える②のワークスペーススキルを作成する手順を紹介していきますね。
Step1. 作業場所のフォルダを開く
作業開始前に、まずは空のフォルダを作成してAntigravityで開いておきましょう。その場所が作業場所(ワークスペース)となります。

Step2.フォルダ名、スキル名、内容を決める
続いて、どんなスキルを作るかを考えてみましょう。ふだんよく行う作業で自分なりのルールややり方が決まっているものを思い浮かべると考えやすいかもしれないですね。
今回は例としてWebサイトを作成するためのスキルを作ってみます。以下のように「フォルダ名」「スキル名」「内容」をまとめておくとこの後の作成が非常に楽になります。
フォルダ名
・web-page-rule
スキル名
・Webサイト作成基本ルール
内容
・Webページを作るときのルールを指定
・内容が変わらないサイトの場合はHTMLコードを直接書くように
・フレームワークをなるべく使わないシンプルな構成にする<今回作るスキルの補足>
Webページを作るときに「フレームワーク」というものを勝手に使われることがあるのですが、それを使われると開発が複雑になるため、できるだけ避けるような内容のスキルです。
Step3(a). SKILL.mdファイルを作る(AIお任せ版:初心者向け)
続いて本体のSKILL.mdファイルを作成してきましょう。一番てっとり早いのはAntigravityにそのままお願いするパターンです。
先ほど決めた内容に加えて 「この内容でワークスペーススキルを作ってください」 のような一文を追加したものを投げてあげれば、よしなに作ってくれます。
フォルダ名
・web-page-rule
スキル名
・Webサイト作成基本ルール
内容
・Webページを作るときのルールを指定
・内容が変わらないサイトの場合はHTMLコードを直接書くように
・フレームワークをなるべく使わないシンプルな構成にする
===
この内容でワークスペーススキルを作ってください
Step3(b). SKILL.mdファイルを作る(手動作成版:上級者向け)
AIにお願いしてもうまく作ってくれない場合には、直接ファイルを作ることも可能です。
メニュー >「ターミナル」>「新しいターミナル」を選択してみましょう。

画面下部にターミナルという画面が表示されるので以下のようなコマンドを実行してみてください。
antigravity .agent/skills/[フォルダ名]/SKILL.md今回の例では「web-page-rule」というフォルダ名に決めたので、以下のようなコマンドとなります。
antigravity .agent/skills/web-page-rule/SKILL.mdするとAntigravity内に「SKILL.md」というタブが表示されるので、ここに直接内容を書いて保存すればOKです。
形式は前半に紹介しましたが「---」と「---」との間に「name」と「description」を定義して、その下に具体的に守ってほしい内容や必要な情報を列挙します。
今回の例では以下のような内容で作成してみました。
---
name: Webサイト作成基本ルール
description: Webページを作るときの基本ルール。静的なサイトはHTMLを直接書き、フレームワークを避けたシンプルな構成にします。
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# Webサイト作成基本ルール
Webページを作成する際は、以下のルールに従ってください。
## 基本方針
1. **HTMLコードを直接記述する**
- 内容が変わらない(静的な)サイトの場合は、ReactやVueなどのフレームワークを使用せず、HTMLを直接記述してください。
2. **シンプルな構成にする**
- フレームワークをなるべく使わず、標準的なHTML/CSS/JavaScriptによるシンプルな構成を心がけてください。
- 過剰なエンジニアリングを避け、維持管理しやすいコードを目指します。
Step4. 実際にサイトを作ってもらう
では最後に実際にサイトを作らせてみて、スキルが反映されているかをチェックしてみましょう。
内容は適当でOKですが、今回は以下のように指示してみました。
AIプログラミング学習コミュニティのLPサイトを作ってテキストの流れが速くて見逃しちゃうかもしれませんが、「Analyzed SKILL.md」のようなテキストが表示されていれば無事スキルが読み込まれている状態です!
手元で確認したときには「implementation_plan.md」(どうやって作るかの計画書)にも、スキルの内容が反映されている記述が確認できました。

サイトの方も無事いい感じのものが出来上がっておりました。

このような流れでスキルを作成して使用することが出来ます。
条件に応じて使うべきスキルを自動で判断してくれるので、
「自分風」の文体で記事を作らせるスキル
音声の文字起こしからタイトルを考えさせるスキル
画像生成時の出力形式を指定するスキル
毎日のタスクを決まった形で書き出すスキル
みたいに、ぜひたくさんのスキルを作ってみて、Antigravityを自分流にカスタマイズしていきましょう!
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