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心拍確認|順調だと思っていた妊娠|切迫流産

赤ちゃんが元気に育っている姿を見るたびに、幸せな気持ちでいっぱいになっていました。

妊娠にはさまざまな不安がつきものだと分かってはいましたが、どこか「自分は大丈夫だろう」と思っていたのだと思います。

妊娠10週頃にはNIPTを受けることも検討しましたが、検査項目が限られていることや、偽陽性の可能性もあり、その場合でも確定診断のために羊水検査が必要になることなどを考え、最終的には受けないことにしました。

「きっと大丈夫。」

そんな気持ちで、お腹の赤ちゃんの成長を信じていました。

4月21日(7w0d)、心拍が確認できた。

胞状奇胎の経過観察で通院していた大学病院を受診しました。

妊娠検査薬で陽性反応が出てからの20日間は、赤ちゃんが無事に育っているのか、不安と期待が入り混じる毎日を過ごしていました。

診察室でエコーを見ると、小さな赤ちゃんの姿が映っていました。
そして、画面には規則正しく動く心拍も確認できました。

その瞬間、ようやく胸をなで下ろすことができました。

また、胞状奇胎の経過観察中ではありましたが、今回の妊娠自体に問題はないとの説明も受けました。

次回以降の妊婦健診は他の産婦人科で受けてもよいか相談したところ、「好きなところを選んでいただいて大丈夫ですよ」と言っていただき、紹介状を書いてもらいました。

その日の夜には夫と本屋へ行き、『たまごクラブ』を購入しました。
付録の「パパBOOK」を張り切って読む夫の姿を見て、温かい気持ちになったのを覚えています。

つわりの日々

この頃から、つわりの症状も徐々に強くなっていきました。

空腹になると気持ち悪さが増し、食べると少し楽になるものの、食べすぎても吐いてしまう。スーパーへ行くと食品売り場の匂いだけで吐き気を感じることもありました。

日によって体調に波はありましたが、パート中に突然、吐き気とめまい、大量の冷や汗に襲われ、早退させてもらった日もありました。

GW頃にはつわりがピークを迎えました。

何なら食べられるのか分からず、その日によって食べられるものも違いました。さらに、夫にイライラしてしまうことも増え、情緒も不安定でした。

夫は買い出しや料理をして支えてくれましたが、せっかく作ってくれても数口しか食べられないことも多く、申し訳ない気持ちもありました。

さらに、この頃は寝違えがきっかけで首と頭にも強い痛みが出ました。

朝起きると首がまったく動かせず、起き上がるだけでも激痛が走ります。
日常の何気ない動作でも首を使っていることを痛感しました。

整形外科で妊娠中でも使える湿布を処方してもらいましたが、夕方から少し楽になってきても、朝になるとまた痛みが戻る。
その状態が2週間以上続きました。

その後、マタニティ整体の施術を受け、鍼のシールを貼ってもらい、ようやく少しずつ痛みが和らいでいきました。

朝は口が気持ち悪く、歯磨きをするたびに吐いてしまうこともありました。

「このつらさは、いつまで続くんだろう。」

そう思う日もありましたが、「これも赤ちゃんが元気に成長している証拠なんだ」と自分に言い聞かせながら、一日一日を過ごしていました。

5月26日(12w0d)

3回目の妊婦健診でした。

エコーには、力強く動く心臓と、はっきりと分かる頭や体、そして小さな手足が映っていました。

それまでは「女の子かな」と何となく思っていましたが、元気いっぱいに動き回る姿を見て、「もしかしたら男の子かもしれない」と思い始めました。

先生からも「順調ですね」と言っていただき、安心したのを覚えています。

幸せだった何気ない日常

少しずつ安心し始めた頃、お腹をさすりながら、生まれてからのことを想像する時間が増えていきました。

夫と二人で出かける予定を話していると、「二人で〇〇行こうか」と言うたびに、「いや、三人やろ!」と嬉しそうにツッコミを入れてくれました。

まだ胎動を感じられる時期ではありませんでしたが、夫は私のお腹に耳を当てて、「うん、今日も元気や!」と笑顔で話しかけていました。

そんな何気ないやり取りが、幸せで溢れていました。

6月8日(13w6d)、切迫流産。

パートから帰宅してシャワーを浴びようと下着を脱ぐと、出血していることに気づきました。生理痛のような軽い腹痛もありました。

とりあえずシャワーを浴びましたが、流れる水が赤く染まるのを見て、一気に不安が押し寄せてきました。半泣きになりながら病院へ電話をし、そのまま夜間外来を受診することになりました。

エコーで赤ちゃんを診てもらうと、心臓は元気に動いているとのことでした。子宮頸管にも、そのほか目立った異常は見られないと言われ、少し安心しました。ただ、夜間診療だったからなのか、エコー画面はカーテン越しで先生にしか見えず、私は先生の説明を聞くことしかできませんでした。

診断は、切迫流産でした。

先生からは、「薬を使うかどうかは希望次第です。使わない方もいます」と説明を受けました。

突然のことで自分では判断できず、「できることはしておきたいという気持ちなら、薬を使ってもいいと思います」と言ってくださいました。
私は、その言葉を聞いて薬をお願いすることにしました。

ただ、「この時期は薬を使っても流れてしまう子は流れてしまいます。あまり自分を責めたり、不安になりすぎないでください」とも伝えられました。

子宮の収縮を抑える張り止めと、黄体ホルモンを補充する薬を処方され、自宅ではできるだけ安静に過ごすよう指示を受けました。

ちょうどつわりも少し落ち着き始め、外出することが増えていた時期でした。

「無意識のうちに動きすぎてしまっていたのかな。」

そんなことを考え、少し反省しました。


薬を飲みながら安静に過ごす日々が続きました。

家事はすべて夫がしてくれて、私はトイレとお風呂以外、ほとんど横になって過ごしていました。

出血は少しずつ落ち着き、「このまま無事に治ってくれますように」と願う毎日でした。

このときの私は、まさか数日後に、思いもしなかった現実を突きつけられるとは想像もしていませんでした。

次の記事に続きます。

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