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ひねくれ無印 夏にコートを買った話 in MUJI Labo & 男性向けアパレル漫画紹介 『アパレルドッグ』が面白い

※Amazonアソシエイトのため、本記事はAmazon商品ページのリンクを貼り付けております。
でももちろん、記事自体は無料で読めるので、、、
買ってほしいという気持ちがつよつよな記事ではないので、、、
気軽にお付き合いください!

2025年、夏。
この夏にコートを買いました。
このクソ暑い中です。
これは良いひねくれっぷりではないでしょうか、、??
なかなか普通の人はしない気がします。

(←いやただの無駄遣いでは、、、)

オシャレな人は季節を先取りして服を買ったり、ユニクロを1年間寝かせて買った翌年に着たりするらしいですが、まさにそれです。

(←いや、半年ってハンパでは、、季節先取りとか言っても二か月くらい前にならないと店頭に並ばない気がするし、、、冬物って10月くらいな気がするし、、、どっちでもないのでは、、、)

しかもお安くなっていました。
なんと買い物上手なのでしょう。

(←ただ安くなってたから買っただけで、
やっぱり安物買いの銭失いなのでは、、、)

さてさて、そして私は、
アパレル漫画・ファッション漫画が好きです。

ファッションって当たり前ですが視覚情報が大切で、文字だけじゃ足らないです。どうしても文字だけでは表現できない奥行きがあります。それにもちろん、色も欲しいです。

しかし漫画なので、色はそこまでないわけです。基本は白黒なのです。

この絶妙なバランス。制限のある表現が、面白いなと思うのです。

ということで、夏にコートを買ったひねくれた話とあわせて、男性向けのファッション漫画も紹介したいと思います!

だらっとお付き合いください!


1.欲しかったコートが高い&『服福人々』

皆さんは『服福人々』(ふくふくひとびと)という漫画をご存知でしょうか。

2017年にアニメ化もした『潔癖男子!青山くん』の作者・坂本拓先生が2019年から2022年まで、となりのヤングジャンプで連載していたファッション漫画です。4巻で完結しています。

『服福人々』はジャンルとしては、
「アパレル×同性愛」になると思います。

といっても同性愛の要素はそこまで大きくなく、強いてあげるなら、、、というくらいです。身体的な接触があるシーンもほとんどありません。手を繋ぐシーンすらも全然ありません。なのですが、、男性同士の恋愛の要素はちょっと多めです。

この漫画、個人的に大好きなんですが、世にいうBL的な要素があるのであまり一般向けとしては紹介しづらいかなと、、、ファッションの要素を除くと、けっこう恋愛に振りきっている漫画なのです。
まあそこはそこで良いのですが、、、

ところで、この漫画で紹介されている洋服のいくつかは実在しているんです。具体的な、現実の商品を取り上げているんです!

そのうちのひとつがこちら、LEのバルカラーコートです。

ご覧頂くとわかるのですが、ふわっとしたベースのフォルムで万人受けするのに、ウエストのベルトや襟のボタンでシルエットの変化がつけられて、王道なのに色々細かく盛り込まれてて面白いんです。

『服福人々』で、「メンズの服は形の幅が狭くてシルエットに変化をつけづらい、、、そこで俺は、、、、オーバーオールを着るぜ!」という話があるんですが
(←そんなに雑な話ではない)

これはまさにメンズのシルエット変化つけづらい問題の、一つの回答になる服なのでは、、と初めて見た時に思いました。

そしてストーリーもありまして、、このコートが生まれたのは、金子恵治氏がパリに買い付けにいったとき、山のようにあるフレンチワークジャケットの中から見つけたことがきっかけだそうです。

※金子恵治氏は「L’ECHOPPE(レショップ)」のコンセプターで、「L’ECHOPPE(レショップ)」のプライベートブランドが「LE(エルイー)」だそうです。

パリで見つけたそのコートは、イギリスの伝統とフランスのエレガンスな美学があわさった特別なコート。とても気に入って、買い付けのはずが、自分のものにしてしまって、、その感動を共有したいと思って作ったバルカラーコートなのだそうです。

こちらの商品と、この商品を生み出した金子恵治氏、そしてこのエピソードも、ぜんぶ漫画に出てくるんです。すごくないですか!?

マンガに登場していたから、、、というのはいったん横に置いておいたとしても、このコート、すごくかっこいいと思ったのです。

たとえるならそう、ジャンプの漫画「BLEACH(ブリーチ)」っぽい、このちょっと中2病なかんじがすごくカッコいいなと思ったのです。

しかし、、こちら、、、けっこう良いお値段します。。最初はもうちょっと安かったみたいなのですが、とりあえず今は8万オーバーです。。

しょうがないです、ブランドの定番アイテムとして毎年売られている人気商品なのですから。。原材料とか物価とか、何もかも値上げしているのですから。。。

しかしそこまで服にお金をかけるほど、服が好きかというと、、、わたし個人は微妙なところです。コート8万は普通な金額だとはわかっているのですが。。。

服は好きなんですが、お金のかけ方ってまた別じゃないでしょうか。。。

好きなものにならそのぐらいのお金は払うと思うんです、、、具体的には革靴にならそのぐらいの値段を出せるときもあるんです、、、

でもコートだと尻込みしてしまいます。。。

ということで、ずっと欲しいとは思いながら、
下見には行きながらも、このコートを何年も買っていないのです。。。

(←買わないのに、何年も覚えているというこのおそろしい優柔不断さ。。。買うか、忘れるかすればいいのに。。。
脳みそのキャパシティがとられている。。。)


2.MUJI Labo(ムジラボ)で似たのを見つける&『アパレルドッグ』

急に話が変わりますが、

MUJI Labo(ムジラボ)はみなさん、ご存知でしょうか。きっとご存知でしょう。。。

「MUJI Labo」は、無印良品のベーシックな衣服づくりを追求する、実験室として2005年からはじまったそうです。

無印のアパレルの中で、ちょっと高級で、ちょっとデザインが特殊な洋服のあるラインです。

H&MとCOSみたいなかんじです。ワークマンとワークマンプラス、みたいなものです。(うーん、違うかも?)

ともかくそのムジラボから、私が求めていたバルカラーコートのようなコートが発売されたのです。それがこの、「高密度コットンシングルブレストコート」です!

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550584769078
カンボジア製らしいです。

すごくオーソドックスで、無個性。。
ぱっと見、とても無印っぽいです。。

でもちょっとギミックがあるんです。
具体的には襟のところです。襟を立ててボタンを閉めて着ることができるのです! ここにグッときました。

ノーマルバージョン。
内側のボタンで留めてチンストラップを隠せます。
Ver2.チンストラップを出しました。
そしてVer3.チンストラップを留めました。

私がグッと来たポイント、伝わりますでしょうか、、、

襟を立て、フロントボタンとチンストラップ(襟裏に収納されている小さなベルト)を閉めると、上品さや優等生感のある現代的なイメージになるのです。

ここが個人的にグッときました。かっこいいです。こういうちょっと変な服が好きなんです。

首が長いスタイルのいい方が着ると、
こんなかんじです。

個人的にはコレしかない! と思いました。

なのに、なのに、、、

なんとこちら!!

売れ残っていたのです。。。。

(←え、話の流れ的に、売り切れていた、ではなく??)

冬から春の商品だったのに夏まで売れ残っていて、安くなっていたのです。。。

こんなに素敵なのに、、、

シンプルで外さない、慣れ親しんだ形で、コーディネートをするというよりも、今持っている服に無難に足しやすく、着まわしやすい。

かといって、トレンドを外しているわけでもない。価格もちょうどいい。

何もかも押さえた丁度良い服だと思うのに。。。。

素材やデザインにこだわった尖った高価格帯の服なら、売れ残るのはまだ分かります。トレンドを外したのだろう、、、と納得できます。

でも、このコートは別にどこも奇抜なところはありません。。

無理に粗探しをするなら、難癖をつけるなら、若干サイズ感がビッグすぎるのかも、と言うのは考えられます。日本人に、このLサイズはでかいです。でも、ビッグサイズがずっと流行っているので、このぐらいなら全然許容範囲なはずです。 むしろ、お腹が出てきた私のようなおじさんならちょうどいいはずです。

やっぱりここまで売れ残って、安くなる理由はよくわからないです。。。

そしてそんなことを考えていると、あるアパレル漫画の冒頭を思い出します。

皆さんご存知でしょうか。。。

『アパレルドッグ』を、、、

ーー90年代15兆円市場だった国内アパレル業界は
ーー2020年には売り上げが約70%まで落ち込み
ーー今後バブル崩壊時の水準まで戻ることは不可能と考えられている

そんな導入で始まります。

ーーそんなわけなんで
ーー今 服が売れません

そして、こう続きます。

この始まり方、すごくかっこよくて、なおかつ漫画のコンセプト・世界観を端的に表していると思います。

『アパレルドッグ』は2024年からモーニングで連載しており、2025年7月現在で3巻まで発売されています。モーニングといえば、宇宙兄弟、きのう何食べた?、聖☆お兄さん、などなど名作ぞろいですよね。

『アパレルドッグ』は一言で言うなら、
「ファッション×お仕事」になると思います。

というのも作者の林田もずる先生は、元デザイナーで業界キャリア約30年の大ベテランで、53歳で漫画家に転身したお方です。もう圧倒的に漫画に込められた経験値というか、人生の厚みが違うのではないかと思います。

(もうこの経歴だけで、読みたくなるのは私だけでしょうか、、、?

いや、経歴とか権威に弱い私みたいなバカでも、漫画はべつです。経歴で、漫画が面白くなるわけではないのです。

むしろエンタメ的なマンガにするときに、経験が余計なバイアスになってしまうのではないかと勘繰ってしまう、、、そんな救いようのないひねくれ者が私です。

でも、この漫画、本当に面白いのです。)

まずこの漫画の主人公ソラトが味があっていいんです。たとえるならジャンプの『銀魂』主人公の銀さんっぽいんです。天然パーマで、実力があって、でもちょっとやる気スイッチが入らないかんじの企業勤人です。

そして物語全体から、ファッション業界におけるジャイアントキリング魂をすごく感じます。

主人公の勤めるアパレル企業が、ユニクロ(ファーストリテイリング)みたいな大手と売り上げを争う話が主軸なのですが、ほんとに今の世の中の、いつまでもぱぁっと明るくならない空気感とかを表現していて。。

選択肢が増えたはずなのに、けっきょく最適解が決まっていて抜け出せないかんじとか。最適解を選んだはずなのに腑に落ちていない自分とか。他者評価にどこまでどう折り合いをつけていくかとか。。

まあほんとに面白いので、 私の感想はいいので、 1話だけでもいいから読んでみて頂きたいです!

ついつい熱が入ってしまいます。正直この漫画の紹介がしたくて、今回ブログを書いたという気もします。

ただ褒め過ぎると胡散臭いので、ちょっとバランスをとるために、あえて難癖をつけますと、めちゃめちゃ絵が上手い、という漫画ではありません。でもキャラクターの表情に味があるんです。

それに、服の絵が上手すぎるとは言えない、、というところがまたこの漫画の世界観に奥行きを与えていると思うのです。例えば、ピンクのセットアップを自分の想像で補完するところに、この漫画のもうひとつの面白さがあると思うのです。


3.セールについて考える&『服を着るならこんなふうに』

『アパレルドッグ』はユニクロと良い勝負をしますが、ただまあ現実は漫画のようにはいかないものです。現実はジャイアントがいっぱいいて、ユニクロだけじゃないんです。。しまむらも無印もワークマンもいるのです。。

しかもムジラボとかワークマンプラスとか、巨人が増殖してくるんです。。。まじ、地ならしで更地になっちゃいます。

しまむらだぁってぇ~♪ 無印だぁってぇ~♪ みんなみんなぁ、ライバルなんだ、つよすぎるぅうんだぁ~♬

はい、すみません、なんでもありません。

ともかく業界大手は業界大手たる理由があるのです。そしてすべての商品が完売ということはあり得ず、あの王者ユニクロであっても売れ残りはあるわけです。もちろん、即完売というのは逆に販売機会の損失というわけですし、、、

そんなこんなで、資本主義の構造上、どうしても売れ残りは発生してしまいます。そして売れ残りがどうなるかというと、もうそれはそのまま損失になるので、値下げしてでも売るしかないわけです。。。

ここまで無駄に値段をひっぱってきましたが、、

今回、私が真夏に購入したコート。元値は15,900円でした。。

「15,900円」が、4月9日には「11,900円」になり、、、6月18日には「8,990円」になります。。。40パーセント以上割引です。

アパレルの原価は一般的に30%から50%程度だそうです。40%も削ったらもう利益は無いでしょう。。。

ただ、売れなかったら毎日保管費がかかるし、廃棄にも費用がかかるし、、、
少しでも損を減らすための、安売りです。。。

さて、暗い話をしましたが、フィクションの世界にもその暗さが反映されているのではないかと思います。。。

続いて紹介したいのが、男性のファッション漫画といえばコレ!
『服を着るならこんなふうに』です。

「WebNewtype」で2015年5月27日から2016年10月19日まで配信されたのち、「ヤングエースUP」で2017年1月10日から配信されているそうで、2025年7月現在、17巻まで発売されております。

もう10年以上連載しているということでファッション漫画界ではだいぶ大御所ですね。YouTube等で有名な Men'sファッションバイヤーのMB氏が監修をしているという点でも有名です。

『服を着るならこんなふうに』は、
個人的に一言でまとめると、
「アパレル×現実」だと思います。

サラリーマンの兄(ゲーマー)と女子大生の妹(おしゃれ)の掛け合いで、オシャレについてスモールステップで学んでいくことができます。

ゲーム好きな独身男性の懐事情とか、絶妙なリアリティがあります。リアリティが無いのはオシャレな妹が、オシャレじゃない兄に優しいというところだけ。。。

そして絶妙に、この漫画の主人公の男性、本気で服が好きなわけじゃないんです。「人生において服の優先順位がそれほど高くない」っていうところがすごく伝わってくるんです。。。

服に対してそこまで力(お金)を投入したくないのに(できないのに)、最低限、普通に見られたい、欲を言えばおしゃれと思われたい、本音を言えばかっこいいと言われたい、、、
というところに、すごくリアリティがあるんです。

身も蓋もないことを言うと、コスパよくオシャレになりたいということです、とてもよくわかります。。。

この漫画、「ユニクロが高い」という話も、出てくるんです。ユニクロが高いって、現実では言いづらいです。でも、ユニクロがどうこうじゃなくて、洋服にそこまでお金を出せるか、、、という別次元の問題があるのです。

この漫画、まじでリアルクローズなマンガなのです。。。

そしてこの漫画で、セールの話が出てきます。

ーーセールはアパレル界の悪習なんです
ーーセール=赤字なので

内的参照価格の低下を招くという話や、セールを自社だけやめるというリスクを負えないという話等、、、

こんなふうに、現実に寄り添おうと思ったコンセプトのためか、エンターテイメント的な、スカッとした感じが少ないんです。

でも、そこが特徴なのです。答えはないし、暗いことが多くあって、必要悪を受け入れざるを得ない状況なのは、事実なのです。

今の時代を映す名作なのではないかと思います。

100年後とかに、今の時代の若者の服に対する考え方とかお金の使い方を学ぶ、重要な資料にもなるのではないかと思います。この漫画で論文を書く人が出てくると思うのです。


4.おわりに

ファッションって身近なのに奥が深くて面白い世界だと、ファッション漫画を読んでいるとビシバシ感じます。

「衣食住」と言われる通り、食べることと同じくらい必須でとても身近で。でも芸術要素があったり、歴史の要素があったり。

さらに人権問題や環境問題等、現代社会の多様な問題が絡み合ってきます。

奥が深いという言葉ではまとめられないくらい混沌とした世界です。

無印の染めなおした服コーナー
環境に配慮しているそうです。

そして、ファッションって自己表現要素も強いです。自己表現と言うと難しいけれど、
セルフプロデュースというか、
どんな自分になりたいか? 
自分をどんな人間と見てほしいか? 
という根っこのかんじです。

オシャレとかって言われたいわけじゃなくて、こういう自分になりたい。自分はこういう人間なんだと誰かに伝わってほしい。みたいな。

つまり、オシャレはコミュニケーションの一部なのです、、、、(??)

。。
。。。

なんだか話が薄くなりそうだったので、
この辺で、終わりにしたいと思います!

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

真夏にコートを買いました。

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