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月刊AIレポート:第5号「2026年4月、AIが隣にいた月」


気づいたら、お馴染みのAIがどこにでも顔を出していた

配信:2026年3月末 / note「むみま|道具道」


「AIが隣にいた」

2月に背中を押された人たちは、3月に何をしたか。
答えは、「選んで使い始めた」ではありませんでした。
気づいたら、もうそこにいた。 それだけです。

使い慣れたアプリを開いたら、知らない間にAIが入っていた。毎日見ているSNSを開いたら、隣にいた。IDEを開いたら、中にいた。「AIを使おう」と決意した瞬間がない。それが3月の特徴でした。


🔻 今月の総まとめ

●   最大の変化:AIを「使いに行く」から「開いたらいる」へ
●   今月の推しAI:NotebookLM(仕事の中心として、今月も居続けている)
●   象徴的な出来事:Ableton Live 12.3 × AI、Antigravity × Claude、XのタイムラインにいたGrok
●   総評:AIレポート5ヶ月目の着地 ——「空気になった」


🗒️ 今月の推しAI:NotebookLM

正直に言うと、推しが変わっていません。
前号でも書いたNotebookLMが、今月も仕事の中心に居座り続けています。「今月の推し」を決めようとして、気づいたらまたNotebookLMに戻っていた。この「変わらない」こと自体が、今月のテーマ「隣にいた」の体現だと思っています。

新しいAIが出るたびに試して、戻ってくる場所がある。それは、道具として成熟したということだと思います。文脈が崩れない、長い作業でも付き合ってくれる。この安心感は、まだNotebookLMに居る理由です。




🚪 主役トピック:「開いたらいた」実例集

Ableton Live 12.3 × AI

しばらく放置していたAbleton Liveを、久しぶりに開きました。
アップデートの通知をなんとなく承認して、起動したら見慣れないボタンがある。

調べると、Music.AIによるステム自動分離機能が標準搭載されていました。曲をドロップするだけで、ボーカル・ドラム・ベース・その他に分離できる。「これ、いつ入ったんだろう」と思いながら使っていました。

選んだわけではない。気づいたらいた。

Antigravity × Claude

GoogleのAI-first IDE「Antigravity」を開いたら、中にいました。Claude Opus 4.6が。
「ClaudeというAIを使おう」と決めて開いたのではなく、IDEとして使い始めたら、中に入っていた。Gemini 3.1 Proも一緒に入っています。コードを書きながら、気づいたらClaudeと会話していた。

「選んで使う」ではなく「向こうからいた」。この感覚が、3月の象徴だと思います。

ブラウザ、OS、そしてX

CopilotはWindowsに、GeminiはChromeに、もうデフォルトで入っています。意識する前に、そこにいる。

そして今月、わたし自身にも少し変化がありました。
Grokの頻度が上がりました。
気軽な壁打ちや最新情報の取得、これまでGeminiに聞いていた用途が、自然とGrokにシフトしていった。理由はシンプルで、Xを開いたらそこにいたからです。選んだというより、動線の上にいた。

Claudeは相変わらず、安定した日本語とプログラミングで信頼しています。ChatGPTは頻度が下がりましたが、印象が悪くなったわけではない。「居場所が変わった」という感じです。

あなたのスマホやPCにも、もう居るかもしれません。



📋 動きのあったAI(終了/更新)

🔴 終了・休止

Sora → サービス終了へ
3月24日、OpenAIがSoraの終了を発表しました。登場したときの衝撃を覚えている方も多いと思います。コスト構造、著作権問題、さまざまな要因が重なった結果です。SNSでは代替の動画生成ツールを探す投稿が急増しています。
「すごいものが来た」と思っていたものが、静かに終わる。それもAIの速度感のひとつです。


🟢 バージョンアップ

Suno → V5.5(3月26日リリース)
大きなアップデートが来ました。注目は3つ。Voices(自分の声を登録して歌わせる)、Custom Models(自分の曲6曲でモデルをファインチューニング)、My Taste(全ユーザー無料で利用可)。


前号でLyria 3が「はじめて音楽を作った体験」を広げた話を書きました。Suno V5.5は、その次のステップ。「みんなが作れる」から「自分専用で作れる」へ。道具が、個人に寄ってきています。



📰 ニュース速報

Google I/O 2026(5月19〜20日)
前号でも触れましたが、いよいよ近づいてきました。3月のリリースラッシュを踏まえると、I/Oでの発表規模はかなり大きくなりそうです。Geminiのさらなる統合、Flowの本格展開あたりが軸になるかと見ています。
https://io.google/2026/
 

世界と日本のAI普及差
使っている人は毎日使い、使っていない人はまだほとんど触れていない。この二極化は、3月の日本でもはっきりしていました。「隣にいる」と感じられるかどうかは、動線の上にいるかどうかの差だと思います。



🧭 まとめ:5ヶ月で見えてきた地図

●   11月(第1号):AIが「補助ツール」になった
●   12月(第2号):AIが「速くなった」
●   1月(第3号):AIが「働き始めた」
●   2月(第4号):AIが「背中を押した」
●   3月(第5号)

5ヶ月で、AIは「使いに行くもの」から
「気づいたらいるもの」になりました。
隣にいることが当たり前になった後、何が変わるのか。
4月号(第6号)は、そこを見ていきます。


#月刊AIレポート #生成AI #AI活用 #NotebookLM #AbletonLive #Antigravity #Grok
 

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