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コンスタンの「アドルフ」を読んだ

LC読書会8月の課題『アドルフ』を読了。著者はバンジャマン・コンスタン。お初にお目にかかる。1816年の作。

年上の女性、エレノールと青年、アドルフとの恋愛。そして、その関係を絶とうとするが、断てない次第を綿々と綴る。

同時期刊行の『フランケンシュタイン』のような入れ子構造。所持人不明の小箱に入った文書をひもとく仕組み。

P伯爵と事実上の婚姻関係にあり、二人の子どももなしたエレノールをかどわして、目的を達成すると、今度は関係を絶ちたくなる、身勝手なアドルフ。長いすったもんだの末、父の友人、T男爵の介入により、エレノールの病死で終わる。

2人の子供までなしながら、正妻にしないP伯爵。P伯爵から、見捨てられたエレノールと結婚しない(できない)アドルフ。最終的に、女(エレノール)の破滅。19世紀初めの階級社会、オトコ社会のありさま。

ここまで160ページ、延々と書き綴ける、コンスタンの筆力に驚く。

『アドルフ』を掘り起こして来られた、LC読書会8月担当のKさんに拍手!

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