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アンドロイドのような同僚。

今の職場は大人しい人が多い。人見知り、陰気、無愛想。呼び方は様々。
当然ながらその人を語れるほど親しくもないし、私自身明るく朗らかに「振る舞う」事ができるだけで、本質は幼少期から人見知りだし陰険そのものだと自覚している。

同僚のひとりに生命力がイマイチ感じられない人がいる。魂が半分抜けていそうな、色白で体温が30℃を下回っていそうな、ダラダラ働いているわけでもないのに無気力そうな、実はアンドロイドだと打ち明けられても驚かないような、そんな人だ。
何度も話をした事があるので只の大人しい人なのは知っているのだが、失礼ながらそれ以上に不気味さを感じてしまう事がある。なぜなのかをずーっと考えていた。

仕事中、ふとその人の立ち姿を観てわかった事がある。棒立ちなのだ。
例えば壁に貼られたカレンダーなどを確認している時、腕を組んだり腰に手をあてたりポッケに手を突っ込んだり、所在なげに何某かのポーズを取ったりすると思う。それが一切無いから無感情な印象を受けるのだ。
たかがそれだけで不気味だと言われるのは心外だろうが。「姿勢の表情」とでも呼ぶべきものが一切無い。

会話をしていても、やはり表情は無に近い。こちらが冗談など言うと愛想笑いはしてくれるが、基本は無。感情も無。会話の意図や内容だけが伝わってきて、同僚の気持ちが伝わってこない。見事なまでに、無だ。

私もどちらかというと陰気だが、感情を奔放に出しがちな部類。
我を出すのが苦手な人も居るし、完璧に自律し感情をコントロールできる人も居る。きっとその人も自らを律する事ができる優れた人なのだろう、と思う事にしている。

ちなみに好印象ではないものの、決して悪い印象も持っていない。害は無いし。
明るく朗らかでも自分にとって有毒な奴っているでしょ。厄介だよね。


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