【005】旅する100株パンチャー〜受付番号0001だった日〜

【005】
旅する100株パンチャー
〜受付番号0001だった日〜
人生初の株主総会。
少しだけ早めに行こう。
そのくらいの気持ちで、家を出ました。
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新幹線で名古屋へ。
あおなみ線に乗り換え、
港方面の会場へ向かいます。
予定より少し早く着くと、
広いエントランスには、
すでに10人、20人ほどの人が集まっていました。
でも不思議なことに、
入場口の前には、
まだ誰も並んでいません。
みんな、
なんとなく待っている。
そんな空気でした。
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その時です。
「まもなくご案内します。」
係員さんが声をかけました。
ちょうどそのタイミングで、
おいらも入口へ歩みを進めます。
すると自然な流れで、一番前。
狙ったわけでもなく、
急いだわけでもなく、
競争したわけでもありません。
ただ、
タイミングが、
ぴたりと重なっただけでした。
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そして受付で、
議決権行使書のハガキを出します。
係員さんが、
「0001番です。」
と微笑みます。
人生初の株主総会。
受付番号は、
まさかの0001。
「おゝお。初めての総会なんですよ!」
思わず、係員さんに話し掛けていました。

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10:00 総会が始まります。
来るまでは、
少し堅苦しい場所を想像していました。
でも、
会場の空気は、
思っていたよりずっと穏やかでした。
前半は、
業績や決算の報告。
そして、
議案の説明が続きます。
やがて、
株主質問の時間。
手を挙げる株主。
指名する議長。
マイクの前で質問する株主。
社長や担当役員が、
一つひとつ丁寧に答えていきます。
会社の一年を、みんなで振り返る。
未来の展望を一緒に眺める。
そんな時間が、
静かに流れていきました。
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もちろん、
全部を理解できたわけではありません。
でも、
それで十分でした。
数字だけでは見えないもの。
会社の空気。
人の表情。
言葉の温度。
そんなものは、
その場へ行かなければ分からないことでした。
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帰り道、ふと思いました。
今日は、
何かを知ったというより、
何かを感じた一日だった。
それだけでも、
総会会場まで来た価値はありました。
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初参加
感じて読めれば
儲け物
はつさんか
かんじて よめれば
もうけもん
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旅には、
予定どおりに進むこともあれば、
思いがけない偶然もあります。
旅は、
あの日、
あの受付から始まりました。
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2026年7月27日
むこパパ

