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hanasfather
【掌編】 平日の君へ
一.朝の君へ
君は今、目覚ましを止めて、
あと5分だけ寝ようとしているのだろう。
やめときたまえ。君の未来は二度寝程度では決まらない。
けれども、もう一度まどろみを選んだ君には敬意を表したい。
君は、今日という日を、猫のように柔らかく始めようとしたのだから。
ニ.昼休みの君へ
君は今、コンビニの前で、
おにぎりにするか、パンにするか迷っているのだろう。
やめときたまえ。君の午後は炭水化物では決まらない。
けれども、おにぎりとパンの両方を選んだ君には敬意を表したい。
君は、午後の眠気よりも、今の満足を選んだのだから。
三.夕方の君へ
君は今、帰り道で、スーパーに寄るか迷っているのだろう。
やめときたまえ。君の夜は割引シールでは決まらない。
けれども、半額の唐揚げを選んだ君には敬意を表したい。
君は、今日という日を、少しだけ誇らしく終えようとしたのだから。
私?
心配には及ばない。
仮病で会社を休み、
おにぎりとパンとパスタを食べ、
半額の唐揚げと、メンチカツを買い、
更には、冷蔵庫には、昨日買ったかつ丼と
一昨日買った牛丼が残っているのだから。
<君へシリーズ>の過去作品です。
1.夜の君へ
2.LINEで悩む君へ
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